CB400SFを「もっとスポーティにしたい」と考えたとき、多くのライダーが思い浮かべるのがセパハン化です。
優等生な印象のネイキッドが、一気にスーパースポーツのような鋭いスタイルへと変わります。
しかし、見た目の迫力とは裏腹に、取り付け方法や工賃、さらには車検の基準など気になる点も多いでしょう。
本記事では、CB400SFのセパハン化についておすすめキットの選び方からDIY手順、工賃の目安、車検対応まで徹底解説します。
「ネイキッドにセパハンはダサい?」というよくある疑問や、後悔しないためのポイントも丁寧に紹介。
あなたのライディングスタイルに合わせて失敗しないカスタムを実現できる内容になっています。
CB400SFをセパハンにする魅力とは?よりレーシーなスタイルへ
CB400SFをセパハンにする魅力とは、よりレーシーなスタイルを実現できる点です。
セパハン化することで見た目が大きく変わり、ライディングポジションもスポーティになります。
- 優等生スタイルから攻撃的なスーパースポーツの外観に変わる
- 深い前傾姿勢でマシンとの一体感が向上する
それぞれ解説していきます。
優等生スタイルから攻撃的なスーパースポーツの外観に変わる
セパハンに変更すると、純正の落ち着いた印象から一気にスーパースポーツ風の外観になります。
ネイキッドのバイクが持つ優しさが薄れ、攻撃的な雰囲気を持つデザインへと変貌するのです。
街乗りを中心にしている人は以下のように感じることが多いです。
- 信号待ちで他のバイクとの差別化ができる
- 写真映えする見た目になる
- カスタム感が一気に高まる
以上のような変化により、見た目重視のライダーにとって大きな魅力があります。
ただしスポーツ要素が強くなり、乗り心地より外観重視になる点も意識しましょう。
見た目に惹かれてカスタムする人が多いですが、走りとのバランスも考えた方がいいですよ。
深い前傾姿勢でマシンとの一体感が向上する
セパハンにすると純正よりも前傾姿勢が深くなり、体とバイクの一体感が強まります。
上体を低くして乗るため空気抵抗も減り、峠や高速道路で安定感を得やすくなるのです。
走行性能を重視している人は以下のようにメリットを感じます。
- 峠道でのコーナリングが安定する
- 高速走行で風圧を避けやすくなる
- 操作感覚がスポーツバイクに近づく
以上の特徴があるため、走りの質を求めるライダーには特におすすめといえます。
ただしポジションがきつくなるため、長距離ツーリングでは疲労につながりやすいです。
サーキット走行好きなら大きな利点になりますが、街乗り派は注意が必要かもしれませんね。
【厳選】CB400SFにおすすめのセパハンキット
CB400SFにおすすめのセパハンキットを紹介します。
ブランドによって特徴が異なるため、自分の用途や予算に合ったモデルを選ぶことがポイントです。
- 【定番】ハリケーン製のセパハンは豊富なラインナップが魅力
- 【高品質】ZETA製のパイロットハンドルは調整機能が充実
- 【手軽】デイトナ製のセパハン風バーハンドルという選択肢も
それぞれ解説していきます。
【定番】ハリケーン製のセパハンは豊富なラインナップが魅力
ハリケーン製はセパハンの定番ブランドで、幅広い商品が揃っています。
高さや角度のバリエーションが豊富で、初心者でも選びやすい点が評価されています。
実際に利用している人は以下のような感想を持ちます。
- 価格が比較的手頃で手に入れやすい
- 純正に近い感覚で導入しやすい
- バイクショップでの取扱いが多く安心
以上の点から初めてのセパハン化を検討する人に最適といえるでしょう。
ただし個性的なデザインを求めるなら、他のブランドを選ぶ方法もあります。
迷ったときに無難なのは間違いなくハリケーン製ですよ。
【高品質】ZETA製のパイロットハンドルは調整機能が充実
ZETA製のパイロットハンドルは調整機能が豊富で、ライディングポジションを細かく設定できます。
一般的な製品より高品質なアルミ素材が使われているため耐久性にも優れています。
カスタム好きなライダーは以下の点に魅力を感じます。
- 微調整できるため自分好みに合わせやすい
- スポーツ走行向けに理想のポジションを設定できる
- 高級感のある仕上がりで所有感を満たす
このような特長から長期間使える本格的なパーツとして人気があります。
一方で価格は高めなのでコストを重視する人には向かないかもしれません。
「じっくり付き合えるハンドルがほしい」という方には最適ですね。
【手軽】デイトナ製のセパハン風バーハンドルという選択肢も
デイトナ製のハンドルはセパハン風のデザインながら、取り付けが手軽なバーハンドル仕様です。
完全なセパハンほど大きくポジションは変わらず、街乗り中心でも扱いやすいメリットがあります。
導入する人は次のような理由で選んでいます。
- 純正に近い感覚を保ちつつ見た目を変えられる
- 工賃や手間が抑えられる
- 長距離ツーリングにも使いやすい
以上から「セパハンに憧れるけれど不安」という人におすすめの選択肢です。
極端に前傾したくないライダーには特に使いやすいでしょう。
初めてのカスタムにするなら、こうした選択肢も検討すると安心ですよ。
CB400SFのセパハン化!DIYでの取り付け方法を解説
CB400SFのセパハン化の取り付け方法について解説します。
基本の流れを理解しておけば、自分で取り付ける際の参考になります。
- STEP1:必要な工具とパーツ(セパハン・トップブリッジ等)を準備する
- STEP2:純正ハンドルと周辺パーツを取り外す
- STEP3:セパハンを取り付けて各部の干渉がないか調整する
- STEP4:スイッチボックスやケーブル類を元に戻す
それぞれ解説していきます。
STEP1:必要な工具とパーツ(セパハン・トップブリッジ等)を準備する
セパハン化に必要な工具とパーツを事前に揃えることが成功の第一歩です。
基本的にはセパハン本体とトップブリッジ、そして六角レンチやトルクレンチが必要になります。
準備をする際に注意すべき点は以下の通りです。
- CB400SF対応のセパハンを選ぶ
- トップブリッジが適合しているか確認する
- 延長ケーブルが必要になる場合を想定する
以上を揃えずに作業を始めると途中で手詰まりになる可能性が高いです。
また、整備マニュアルを参考にできると安心度が増します。
工具はしっかりしたものを選んだ方が後の作業が楽になりますよ。
STEP2:純正ハンドルと周辺パーツを取り外す
次に純正ハンドルを車体から外す作業に進みます。
ハンドルに固定されているスイッチボックスやワイヤー類を外す工程も含まれるため慎重さが必要です。
よくある作業内容は以下の通りです。
- スイッチボックスやレバーを外す
- ブレーキホースやスロットルワイヤーの取り回しを確認する
- トップブリッジに固定されたハンドルを取り外す
この工程を雑に行うと後の組み付け時に支障が出ます。
ケーブルやボルトの位置を写真に収めておくと戻すときに役立ちます。
慣れていない場合は専門の知識を持つ人に相談するとよいでしょう。
STEP3:セパハンを取り付けて各部の干渉がないか調整する
セパハンの仮組みを行い、タンクやカウルに干渉がないか確認します。
特にハンドルを左右に切った時のクリアランスを慎重にチェックしましょう。
注意すべき具体例は次の通りです。
- タンクに干渉していないか
- ケーブルに引っ張りが発生しないか
- ハンドルロックが正しく作動するか
これらの確認を怠ると安全性に大きく影響してしまいます。
小さな干渉でも走行時にはストレスとなり、事故にもつながります。
少しでも不安があれば専門店に相談したほうが安心ですよ。
STEP4:スイッチボックスやケーブル類を元に戻す
最後にスイッチボックスやレバー類を正しい位置に戻します。
ブレーキホースやクラッチワイヤーは取り回しが変わる場合があり、調整が必要になります。
代表的な作業内容としては以下が挙げられます。
- スイッチやレバーをセパハンに固定する
- ケーブルの遊びを調整する
- 実際に走行前に各部の動作を確認する
この作業を丁寧に行わなければ正常な操作ができません。
また、初期伸びを防ぐため取り付け後は必ず増し締めしておきましょう。
安全に走り出すためには最後の確認を怠らないことが大切です。
CB400SFのセパハン交換にかかる工賃の目安
CB400SFのセパハン交換にかかる工賃には一定の相場があります。
DIYが不安な場合はバイクショップへ依頼するのが賢明です。
- バイクショップに依頼した場合の工賃相場は約2万円から
- トップブリッジやケーブル類の交換が必要な場合は追加費用が発生する
それぞれ解説していきます。
バイクショップに依頼した場合の工賃相場は約2万円から
一般的にセパハン交換の工賃相場は2万円前後からとなっています。
作業内容には取り付けと基本調整、動作確認までが含まれるのが基本です。
費用が上下する要因としては以下があります。
- 工賃計算の基準時間が店舗ごとに異なる
- バイクのカスタム歴により追加作業が必要になる
- 地域差による人件費の違い
以上の理由で見積もりをとらないと正確な金額は分かりません。
特に初めて依頼するショップでは必ず事前に確認しておきましょう。
工賃は少し高めでも信頼できるショップを選ぶことが大切です。
トップブリッジやケーブル類の交換が必要な場合は追加費用が発生する
セパハン交換の際にはトップブリッジやケーブルの延長・交換が必要になる場合があります。
純正ハーネスでは届かないケースがあり、部品代と工賃が上乗せされるのです。
このように追加費用が発生するパターンは次の通りです。
- トップブリッジを社外品に交換する必要がある
- スロットルワイヤーやクラッチケーブルの延長が必要
- ブレーキホースの長さが合わないケース
以上の追加項目で1万円以上増えるケースも珍しくありません。
結果として2〜4万円ほどかかる場合も十分あり得ます。
予算には余裕を持って考えておいた方が安心ですよ。
CB400SFをセパハンにしたら車検は通る?注意点を解説
CB400SFをセパハンにした場合、車検が通るかどうかは大きな疑問です。
規定内であれば問題なく通りますが、基準を外れると注意が必要です。
- 車体の寸法(全幅・全高)が規定範囲内なら車検は通る
- 規定を超える場合は構造変更の申請が必要になる
- ハンドルロックが正常に機能することが必須条件
それぞれ解説していきます。
車体の寸法(全幅・全高)が規定範囲内なら車検は通る
セパハン化しても全幅や全高が規制の範囲内であれば車検は問題なく通ります。
逆に規格を外れると不合格の原因になりますので測定が重要です。
寸法チェックで特に気にするべき点は以下です。
- ハンドル幅が40cm以上あるか
- 車体全体の高さが極端に低くなっていないか
- 純正からの変更が構造安全に影響しないか
これらを守っていれば車検で落ちる心配は基本的にありません。
ただギリギリの値だと検査官に指摘される可能性はあります。
安心のため検査前にセルフチェックしておくと良いでしょう。
規定を超える場合は構造変更の申請が必要になる
もし寸法が規定を外れる場合は構造変更申請を行う必要があります。
陸運支局に書類を提出し、正式に登録情報を書き換える手続きです。
よくあるケースは以下になります。
- ハンドル幅が狭すぎて基準を満たさない
- 極端に低いハンドル位置で全高が変化した
- 純正タンクに干渉し大幅変更となった
この場合は通常の車検より手間がかかります。
費用も追加となるため覚悟が必要でしょう。
安全のため正しい手続きをしておいた方が後々安心です。
ハンドルロックが正常に機能することが必須条件
セパハン化する際に忘れがちなのがハンドルロックの機能です。
ロックが正常に作動しない場合は車検に不合格となります。
チェックすべき項目としては以下です。
- 左右に切ったときに干渉しないか
- ロック位置でキー操作が可能か
- 実際にロックして外せるか
この条件を満たさないと公道走行は認められません。
車検時は必ず確認される項目ですので見落とさないようにしましょう。
セキュリティ面のためにも重要視すべきポイントですね。
ネイキッドのセパハンはダサい?後悔しないためのポイント
ネイキッドにセパハンを入れると「ダサい」と言われることがあります。
これは全体のバランス次第で印象が変わるため、工夫が必要です。
- 全体のバランスを考えないと「ダサい」印象になる可能性がある
- 前傾姿勢がきつくなり長距離ツーリングでは疲れやすくなる
- タンクへの干渉やハンドルの切れ角減少に注意が必要
それぞれ解説していきます。
全体のバランスを考えないと「ダサい」印象になる可能性がある
ネイキッドにセパハンをつけるとアンバランスに見えることがあります。
フェアリングがないためスーパースポーツのようにまとまらないのです。
実際に「ダサい」と感じられる主な原因は以下です。
- ハンドルだけが低く目立って浮いて見える
- バックステップを入れておらず姿勢が中途半端になる
- 車高や外装との一体感が欠ける
このためセパハン化には全体のコーディネートが必要になります。
単体で交換するより総合的な仕上げを意識した方が満足できます。
カスタムはトータルで考えるのが後悔しないコツですよ。
前傾姿勢がきつくなり長距離ツーリングでは疲れやすくなる
セパハンは前傾姿勢が強くなるので、ツーリングでは疲れやすくなります。
特に長距離を走ると手首や腰に負担が大きくなるのです。
長距離走行で困る例は次の通りです。
- 手がしびれて長時間操作しにくくなる
- 腰や肩に疲労が集中しやすい
- 高速道路で姿勢を保つのに苦労する
このように快適性は純正ハンドルと比べて下がります。
街乗りや短距離には最適ですが、ロングツーリングでは課題になります。
用途に応じて選ばないと後悔してしまうでしょうね。
タンクへの干渉やハンドルの切れ角減少に注意が必要
セパハンに交換すると、タンクにハンドルが当たったり切れ角が小さくなる可能性があります。
特にUターンや駐車時の取り回しで困るケースが多いです。
注意しなければならない例は以下です。
- ハンドルをフルロックするとタンクに当たる
- 切れ角が減って小回りが効かなくなる
- 駐車場で取り回しが重く感じる
これらの問題は公道走行でストレスを生みます。
見た目を優先しすぎると実用性が大きく落ちてしまうのです。
街乗りを想定するなら干渉チェックは必須ですよ。
セパハンと同時交換がおすすめ!バックステップの必要性
セパハン化するならバックステップの導入も同時に検討しましょう。
両方を組み合わせることで理想のポジションが完成します。
- バックステップを導入すると理想的なライディングポジションが完成する
- セパハン化にはトップブリッジの交換も合わせて検討しよう
それぞれ解説していきます。
バックステップを導入すると理想的なライディングポジションが完成する
セパハンに交換した場合、足の位置が純正のままだとバランスが悪くなります。
バックステップを導入することで前傾姿勢と調和し、自然で快適なポジションになります。
導入する具体的なメリットは以下の通りです。
- 膝の曲げ角度が自然になり疲労が軽減する
- スポーツ走行時の荷重移動がしやすい
- バイク全体の見た目がよりレーシーになる
このように操作性と外観の両立を実現できます。
セパハン単体よりもトータルで完成度が高くなるでしょう。
見た目だけでなく実際の走りも改善されますよ。
セパハン化にはトップブリッジの交換も合わせて検討しよう
セパハンを取り付ける場合、トップブリッジの仕様変更が必要になることがあります。
純正のままでは強度や寸法が合わず、適合部品に交換しなければならないのです。
トップブリッジ交換を検討すべき理由は以下です。
- 社外セパハン取り付けに合わせた設計だから安心
- ハンドルポジションをより自由に設定できる
- バイク全体の剛性バランスを整えられる
これを無視して取り付けるとフィッティング不良や不安定さにつながります。
セパハン化は単なるハンドル交換ではなく、関連する部品の見直しが必要です。
完成度を高めたいなら同時に検討するのがおすすめですね。
まとめ
CB400SFをセパハン化することで、外観は一気にスーパースポーツへと変貌し、走りの一体感も高まります。
しかし、取り付け方法や工賃、車検対応といった要素を知っておかなければ、満足できるカスタムにはなりません。
ポイントは「見た目・操作性・実用性」の3つをバランス良く考えることです。
ハンドルだけでなくバックステップやトップブリッジも視野に入れることで、理想的なライディングポジションが完成します。
あなたのCB400SFにとって最適なセパハン化を選択すれば、街乗りからツーリング、そしてスポーツ走行まで、より自由で楽しいバイクライフが広がるでしょう。
「かっこいい」と「乗りやすさ」を両立させながら、自分だけの一台に仕上げてみてください。
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