「バイクのフェンダーレス化って本当にカッコいい?」「ダサいと思われるのはなぜ?」そんな疑問や不安を感じたことはありませんか。
フェンダーレスはリア周りがスッキリ見えるため、“スタイリッシュ”や“軽量化”などのメリットで多くのライダーに支持されています。
一方で、泥はねや雨水の巻き上げ、後続車への迷惑、機能性の低下、さらには車検や法律の問題、査定ダウンのリスクといったデメリットも確実に存在します。
このコンテンツでは、リアルな評判や具体的なメリット・デメリットだけでなく、“なぜダサいと言われるのか”の本音と背景、失敗しないための注意点や費用感まで網羅的に解説しています。
あなた自身の好みやスタイル、愛車との相性をどう考えるべきか——。
実際に後悔しないフェンダーレス選びや、安全・安心なカスタムのポイントまで、これ1つで徹底的に分かります。
バイクのフェンダーレスはダサい?評判を徹底解説
バイクのフェンダーレスはダサいのか、そんな疑問を持つ人が多いです。
このテーマについては主観や好みが分かれるため、さまざまな意見が存在します。
- 理由1:全体のデザインバランスが崩れるから
- 理由2:実用性がなくなり機能美を損なうから
- 理由3:泥はねで汚れた姿がスマートでないから
- 理由4:後続車への迷惑行為と見なされるから
- 理由5:そもそも見た目の好みが分かれるカスタムだから
それぞれ解説していきます。
理由1:全体のデザインバランスが崩れるから
フェンダーレス化はデザイン面でバランスが崩れることがあると語られています。
リアフェンダーはバイク全体の一体感やまとまりを支えていますので、無くすことで不自然になることも多いのです。
リアフェンダーを外したバイクを見て、次のような印象を受ける方が多いです。
- 後ろ姿が間延びする
- 一部だけカスタム感が強く違和感
- 本来のデザインコンセプトが損なわれる
デザインのバランスは魅力に直結するため、ダサいという声が出るのも無理はありません。
純正デザインの良さを活かすのもひとつの選択でしょう。
純正の美しさを壊さない工夫があれば見た目問題を回避できます。
理由2:実用性がなくなり機能美を損なうから
フェンダーレス化で実用性が低下する場面が多く、機能美も損なわれてしまいます。
フェンダーは泥はねや水しぶきの防止に役立っており、見た目以上に大切なパーツです。
装着を外すと下記のような困りごとが頻発します。
- 雨天や泥道走行時に背中やシートが大きく汚れる
- 汚れを防げず洗車やメンテの手間が増える
- 本来の機能性が失われてしまう
実用性と美観の両立が難しいからこそ、ダサいと評価される傾向が強くなります。
純正が持つ役割を再確認してからカスタムを検討しましょう。
バイクの持ち味や使い勝手を大切にしたい方は慎重になったほうがいいですね。
理由3:泥はねで汚れた姿がスマートでないから
フェンダーレス化すると泥や水が後ろへ激しく跳ねやすくなります。
リアだけでなく背中やヘルメット、荷物にも飛び散るケースを多く聞きます。
泥はねによる実体験は以下の通りです。
- 服やリュックが雨の日に黒く汚れる
- バイク本体に泥がつき傷の原因
- シートや荷台が泥だらけで見苦しい
泥汚れを我慢しながら乗るスタイルは、スマートではないと感じてしまうのです。
こまめな洗車ができる方以外はプチストレスになるでしょう。
泥はね対策を十分に取るカスタムが推奨されます。
理由4:後続車への迷惑行為と見なされるから
泥や小石を後ろへ飛ばしすぎると、トラブルや迷惑の原因となります。
実際に、後続ライダーや車に被害が及ぶケースが発生しています。
迷惑がかかる具体的な状況は下記になります。
- 背後のライダーのヘルメットのシールドが泥だらけになる
- 自転車や歩行者に水がかかる
- 車のボディに小石が当たり傷の元になる
安全とマナーの観点からもフェンダーレスの弊害は無視できません。
後ろに人がいる場面では特に配慮しましょう。
泥除けやパーツ追加で社会的配慮を持ちたいですね。
理由5:そもそも見た目の好みが分かれるカスタムだから
フェンダーレスはそもそも好みの差が大きく出るカスタムです。
一部には「カッコいい」と熱狂的支持がありますが、逆に受け入れない人も多いです。
好みが分かれる理由は以下の通りです。
- 純正派とカスタム派で価値観が異なる
- バイクによって似合う・似合わないの差が大きい
- モデルやブランドイメージのギャップ
個人の主観に依存しやすい故、ネットなどでも賛否が真っ二つに分かれています。
周囲の受け止め方や自分自身の価値観で判断しましょう。
自分のバイクに自信が持てるスタイルを選ぶのが一番です。
フェンダーレスはやめとけ?知っておくべき4つのデメリット
フェンダーレスのカスタムは魅力だけでなくリスクも伴います。
注意したいデメリットは以下の通りです。
- 深刻な泥はねでバイクも服も汚れる
- 後続車に泥や小石を飛ばし迷惑をかける
- 保安基準違反で車検に通らない可能性がある
- 売却時の査定額が下がる恐れがある
それぞれ注意点を押さえてみましょう。
深刻な泥はねでバイクも服も汚れる
フェンダーレス仕様はタイヤが巻き上げる泥や水がすぐに飛び散ります。
晴れの日は気にならなくても、雨上がりにはとても困る場面が出てきます。
よくある例としては以下のようになります。
- 運転中に背中やヘルメットが泥だらけ
- シートやナンバープレートが汚くなる
- 洗車や掃除の頻度が増える
泥はね問題は見過ごせない不満点です。
ライダー目線で快適性も忘れず判断すると良いでしょう。
ちょっとでも気になる場合はフェンダーレス以外のカスタムも検討してください。
後続車に泥や小石を飛ばし迷惑をかける
カスタムしたバイクから泥や小石が思ったよりも広範囲に飛びます。
特にツーリングや市街地でのマナー面が問われることも多いです。
発生する迷惑行為には以下があります。
- バイクの後続にいる仲間が水しぶきを被る
- 車のフロントガラスやボディへダメージ
- 歩行者が巻き込まれる
人との距離感を考えたカスタムをしたいですね。
必ずしもトラブルになるとは限りませんが、周囲への配慮を心がけましょう。
後付けのマッドガードやフェンダーで工夫もできます。
保安基準違反で車検に通らない可能性がある
バイクのカスタム基準を知らないままフェンダーレスにすると、車検が不合格になります。
ナンバープレートやランプの取り付け位置にも細かく法律の基準があります。
発生するリスクには以下が含まれます。
- 新基準未対応のキットで車検NG
- プレート角度規定違反で指摘される
- 灯火類の位置が変わり違法となる
基準をクリアしないと最悪の場合罰金や反則金につながるため厳重注意です。
必ず保安基準や車検対応品を選んでカスタムしましょう。
知らずに損をしないよう、事前調査が必須です。
売却時の査定額が下がる恐れがある
一度カスタムしたバイクは純正パーツが無い場合、リセールで損をする可能性があります。
中古市場での評価や買取条件が厳しくなるケースも珍しくはありません。
よくある例として下記のような状況です。
- ノーマル戻しが困難で査定ダウン
- フェンダーレス仕様は需要が限定的
- 純正パーツの再調達コストが高い
再販価値を意識する場合は、純正保管や選択肢を検討したいところです。
中長期的に売却も視野にいれる方は配慮してカスタム計画しましょう。
安心して手放したいなら純正部品も手元に残しておきましょう。
なぜフェンダーレスにするの?得られるメリットとは
人気カスタムであるフェンダーレスには明確な利点も存在します。
主なメリットは下記となります。
- リア周りがスッキリしスタイリッシュになる
- 軽量化により運動性能の向上が期待できる
- 洗車がしやすくなる
それぞれ詳しく説明していきます。
リア周りがスッキリしスタイリッシュになる
フェンダーレス最大の魅力はリアの見た目が引き締まることです。
バイクの後ろ姿に力強さやスポーティーな印象がより強調されます。
期待できる変化の代表的な例はこちらです。
- タイヤが際立ち存在感アップ
- 無駄が削ぎ落とされた洗練感
- SNS映えしやすい外観
インパクト重視のカスタムとして若者を中心に人気が続いてます。
愛車を人と差別化したい方にもおすすめです。
目立つことが好きな方には嬉しいポイントになります。
軽量化により運動性能の向上が期待できる
リアフェンダーを外すことでほんの気持ちですがバイクの軽量化が可能です。
重心から遠いパーツの軽量化は運動性能に貢献しやすい特徴があります。
得られる利点は次の通りです。
- 加速やブレーキ時の挙動が軽くなる
- ハンドリングのキレ味が向上
- 燃費のわずかな改善
オフロード系やスポーツ系でより顕著に体感できる傾向です。
数値に劇的な違いはありませんが走行フィールが変わる場合も。
スポーティーさを追求したい方は注目したい利点でしょう。
洗車がしやすくなる
リアフェンダーを外すとタイヤ周りが開放的になり洗車作業が簡単です。
普段手の届きにくい場所も目視しやすくなります。
洗車が捗る理由や具体例はこちらです。
- パーツが少なく拭き取りやすい
- 狭い箇所の汚れが落としやすい
- 清掃タイムが短縮される
メンテナンスに力を入れる方には意外と大きなメリットと語られています。
洗車好きなオーナーなら実感しやすい特徴でしょう。
きれい好きの性格にはピッタリかもしれません。
ダサいと言われない!バイクをフェンダーレス化する際の注意点
バイクをフェンダーレス仕様にする際はポイントを押さえれば好印象につながります。
おすすめしたい注意点は下記です。
- 保安基準に適合したフェンダーレスキットを選ぶ
- 車種専用設計の製品でデザインの調和を保つ
- インナーフェンダーで泥はね対策を施す
- 信頼できるバイクショップに取り付けを依頼する
次の項目でひとつずつ整理します。
保安基準に適合したフェンダーレスキットを選ぶ
選ぶべきは必ず車検基準をクリアした商品です。
ナンバーや灯火類の規定を守ることが安全にもつながります。
守るべきポイントは次のとおりです。
- 国内法規対応の記載があるか
- 補助パーツが十分に用意されているか
- レビューや実績が豊富か
新基準に合わない製品だとトラブルが続出します。
安心して楽しみたい方は信頼度の高いメーカーを選んでください。
ネットや専門店スタッフへの相談も有効です。
車種専用設計の製品でデザインの調和を保つ
バイクごとに最適なデザインや構造は異なります。
車種専用のフェンダーレスキットなら後付け感が出ません。
チェックすべき内容を挙げると下記となります。
- 純正ラインを損なわない設計
- 必要なパーツが一式同梱
- 適合車種表の確認
後付け感が少なく違和感のない見た目が実現できます。
見た目を重視するなら妥協せず比較検討が大切です。
見た目のバランスで悩んだときは専用品選びを重視しましょう。
インナーフェンダーで泥はね対策を施す
インナーフェンダーの追加で泥はね問題を軽減可能です。
走行環境や用途に合わせて装着を検討してください。
有効な工夫には次が挙げられます。
- ロングタイプのインナーフェンダーを取り付ける
- エクステンションパーツを追加する
- 車体下部へ簡易ガードを設置
少し手間をかけることで快適性が大きく向上します。
対策なしで乗るよりずっと愛車をきれいに保てます。
雨天ツーリングが多い方はこだわって選びましょう。
信頼できるバイクショップに取り付けを依頼する
正しく取り付けることが安全で長持ちの秘訣です。
自分でできそうでも、万が一のトラブルに備えてプロに任せたほうが安心です。
お店選びで見るべきポイントは下記となります。
- 実績がある店舗か
- サポート体制が充実しているか
- アフターケアや保証の有無
低価格だけで選ばず対応の信頼感も重視すると良いでしょう。
DIYも選択肢ですがサポートを受けやすい環境づくりを意識してください。
【費用は?】バイクのフェンダーレス化にかかる工賃と自作のリスク
フェンダーレスカスタムのための費用やリスクを整理します。
ポイントとなる項目はこちらです。
- フェンダーレスキットの価格相場
- ショップに依頼した場合の取り付け工賃
- 自作(DIY)の難易度と注意点
それぞれ違いを確認しましょう。
フェンダーレスキットの価格相場
市販のフェンダーレスキットは安価なものから高級モデルまで幅があります。
相場感は下記のとおりです。
種類 | 価格帯(目安) |
---|---|
国内正規品 | 8,000円~20,000円 |
輸入格安品 | 4,000円~8,000円 |
車種専用品 | 12,000円~30,000円 |
安価な輸入品は品質や適合性にばらつきがあります。
保証や取説が充実した国内品がおすすめです。
ショップに依頼した場合の取り付け工賃
専門ショップでの工賃もあらかじめチェックしましょう。
平均的な工賃は以下となります。
作業内容 | 目安工賃 |
---|---|
標準装備車への基本作業 | 6,000円~11,000円 |
カウル脱着必要な作業 | 9,900円~19,800円 |
持ち込み品や追加作業により別途費用が加算されます。
事前に見積りを依頼して明瞭な金額を確認してください。
自作(DIY)の難易度と注意点
DIYで施工も可能ですが注意すべき点が多いです。
想定されるリスクや準備を挙げます。
- 適合や強度の見極めに技術が要る
- ナンバープレートの角度や灯火の配置を法規遵守
- 配線やねじ固定などトラブル時対応
品質の悪い自作キットは違法になる恐れもあります。
安全と法令順守を意識して作業計画を立てましょう。
難易度を考慮して必要ならプロへ依頼するのも大切です。
バイクのフェンダーレスに関するよくある質問
よくある疑問や不安についてQ&A形式でまとめました。
知識のアップデートや購入前の確認にご活用ください。
- フェンダーレスは違法カスタムになる?
- Z900RSのような人気車種のフェンダーレスはどう?
- ショートフェンダーとの違いは?
それぞれ最新情報をもとに整理しています。
フェンダーレスは違法カスタムになる?
フェンダーレス自体は違法ではありません。
ただしナンバープレートや灯火の位置、角度が新基準を満たさない場合は保安基準違反となります。
新基準ではナンバーの角度や視認性が厳格化されているため注意が必要です。
違和感なく公道走行したい人は適法キットを選びましょう。
Z900RSのような人気車種のフェンダーレスはどう?
Z900RSはフェンダーレスカスタムが人気の車種です。
見た目のスッキリ感や個性の強調ができる反面、泥はねや保安基準の問題も多く指摘されています。
市販品選びや取り付け手順を守ることでデメリットを軽減できます。
新基準対応で安心してカスタムしたい方は専用設計品で施工すると良いでしょう。
ショートフェンダーとの違いは?
フェンダーレスはリアフェンダーを完全撤去するのに対し、ショートフェンダーは純正より短い形状で残す方法です。
泥はね防止や保安基準面でショートフェンダーのほうが有利な場合もあります。
見た目を重視しつつ多少の実用性を保ちたい方に向いています。
どちらが最適かはあなたの用途やデザイン感度によります。
まとめ
フェンダーレス化は、見た目のスッキリ感や軽快な印象を手に入れられる人気カスタムですが、その一方で「ダサい」と感じる人がいるのも事実です。
その評価は、デザインバランスの崩れ、実用性の低下、泥はねや保安基準の問題など、具体的な要因によるものです。
しかし、しっかりと法令に適合したキットを選び、車種や使用環境に合った工夫をすれば、機能性も安全性も損なわず理想のカスタムを実現できます。
愛車の個性を高めつつも、周囲への配慮や快適性を忘れないことが、後悔しないフェンダーレス化には欠かせません。
あなたの用途やこだわりに合った選択で、バイクライフをより自由に楽しんでください。
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