バイクでの高速ツーリング、あなたはどんな理想を描きますか。
GB350は、その落ち着いたフォルムと扱いやすさで人気を集める一方、「高速道路はきつい」と言われることも多い1台です。
速度や振動、パワー不足、ロングランでの疲労感——気になるリアルなレビューや、高速道路での実力を本音で知りたい方へ向けて、徹底的に掘り下げます。
この記事では、GB350の高速道路における快適性や燃費、パワーの実態をデータとユーザー体験の両面から検証。
SR400やレブル250との比較で「本当の強み・弱み」を明確にし、具体的な対策やカスタム術まで解説していきます。
「正直、迷ってる…」「高速ツーリングを120%満喫したい!」というあなたのための実践的な情報を、分かりやすさと専門性のバランスを大切にお届けします。
理想のバイク旅を叶えるヒントとして、ぜひ最後まで参考にしてください。
GB350で高速道路を走るのは「きつい」って本当?
GB350で高速道路を走るのは「きつい」のでしょうか。
次のリストには、より細かくその理由やポイントをまとめています。
- 結論:80km/h〜100km/hの巡航なら快適に走行できる
- 100km/hを超える追い越しではパワー不足を感じる場面も
- 不快な振動は速度域によって感じ方が変わる
それぞれ解説していきます。
結論:80km/h〜100km/hの巡航なら快適に走行できる
80〜100km/hの範囲ならば、GB350は余裕ある走行ができます。
排気量348ccのトルク型エンジンなので、この速度域で無理なく走れます。
街乗りから高速道路の通常走行までスムーズな印象を持つ人が多いです。
- 長距離移動でも苦痛を感じない
- エンジン音が静かでリラックスできる
- クラシックな走り味わいが楽しめる
多くのユーザーがこの速度範囲で快適だと感じています。
体格や慣れによっても違う印象を持つ場合も。
普段使いから日帰りツーリングに合うバイクです。
慣れれば速度域を超える走りにもチャレンジできますが、まずは安全運転が大事でしょう。
100km/hを超える追い越しではパワー不足を感じる場面も
100km/hを超えて加速しようとすると、パワー不足を感じる場合があります。
エンジン出力が20馬力しかなく高速の追い越しで力不足になることが原因です。
純粋な排気量や設計が巡航向けだからです。
- 上り坂や二人乗りで加速が遅い
- フルスロットルでも伸びに限界
- 追い越し時に余裕がない
以上は一例で、GB350が高速道路の右車線でガンガン追い抜くには向きません。
積載や体重増加でさらに加速が鈍るので注意が必要です。
追い越し予定のときは十分に車間を取るゆとり運転が安心だと言えます。
不快な振動は速度域によって感じ方が変わる
振動の質は速度と回転数によって変化します。
空冷単気筒エンジンなので、独特の心地よさとザラザラした不快感が混在します。
特に高速巡航では疲労にも影響します。
- 100km/h付近でハンドルやステップに細かい振動
- ミラーがブレて後方確認しにくい
- 長時間続くと手足のだるさ発生
この振動は好みと慣れで印象が分かれる部分です。
グリップ交換やバーエンドなど振動対策パーツも有効です。
試乗時に自分に合うか確かめておくとより安心でしょう。
データで見るGB350の高速道路での基本性能
データをもとにGB350の高速道路性能をまとめます。
実際のスペックやユーザー体験を引用します。
- 気になる最高速は120km/h前後が目安
- 20馬力というスペック(馬力)は高速走行でどう影響するのか
- 驚くほど良好な高速道路での実燃費
それぞれ解説していきます。
気になる最高速は120km/h前後が目安
GB350の最高速はおよそ120km/h前後です。
法定速度内での使用には充分な速さを持ちます。
レブリミットやエンジン負荷を考えると120km/h巡航は向きません。
- 120km/h前後で頭打ち
- 100km/h巡航が推奨レベル
- 速度維持は問題ない
日本の高速道路であれば要件を満たします。
フルスロットル走行は燃費と耐久性に影響します。
高速走行時は風圧にも気を付けながら、回転数管理がポイントです。
20馬力というスペック(馬力)は高速走行でどう影響するのか
20馬力はトルク型エンジンの設計意図を表しています。
絶対的なパワーは小さめですが、巡航では扱いやすい強みがあります。
上り坂や追い越し加速では物足りなさも。
- 巡航は気持ちよく進む
- 追い越し加速で一息遅れる
- パワー不足でギアを落とす手間も
排気量と馬力の関係から、ゆったり走行が本領発揮です。
高速域では余裕のある運転を意識しましょう。
スペックの“数字”より体感と走行シーンのバランスが重要です。
驚くほど良好な高速道路での実燃費
GB350は燃費性能も魅力です。
街中は40km/L超え、高速中心でも30km/L台を記録します。
5速100km/h巡航の場合は28〜33km/Lほどです。
- 30km/Lを超えることが多い
- 渋滞や登り坂でやや燃費低下
- 90km/h巡航だと最大59km/Lの報告も
市街地より高速道路の方が燃費が下がる傾向です。
満タンでの航続距離も大きな利点になります。
積載や走行中の給油計画も立てやすく、実用性面でも優秀です。
【ライバル比較】GB350の高速道路性能は優れている?
GB350の高速性能をSR400やレブル250と比較してみます。
競合車種との違いを知ることで自分に合うか判断できる材料になります。
- YAMAHA SR400との高速道路での違い
- HONDA レブル250との高速道路での違い
それぞれ解説していきます。
YAMAHA SR400との高速道路での違い
出典:Bikebros.
SR400とGB350は、どちらもクラシックなスタイルの単気筒バイクです。
SR400は30馬力、GB350は20馬力とスペックに差があります。
高速巡航性能や追い越しの余裕ではSR400がやや有利です。
- SRはパワーがある分、高速域での余裕がある
- GB350は低中速域のトルク感に強み
- どちらものんびりクルーズが似合う
見た目や旧車の雰囲気が好きならSR、手軽さ重視ならGB350が向いています。
高速域に余裕を求める方はSR400も候補になるでしょう。
HONDA レブル250との高速道路での違い
出典:Bikebros.
レブル250は排気量が小さい分、高回転型で26馬力を持っています。
パワーバンドの違いにより、体感での差が出ます。
巡航では大差ありませんが、追い越し加速や最高速はレブルが優位になることも。
- レブル250は加速の伸びが意外に良い
- GB350はトルク重視で穏やかな走り
- 車重が重いGB350はパワーウェイトレシオで劣る面も
加速感やスポーティさを求めるならレブル250が選択肢になります。
両者とも高速道路の法定速度内なら大きな不満なく走れます。
GB350の高速道路走行を快適にする4つの対策
GB350は工夫次第でさらに快適な高速移動が可能です。
長距離やツーリング主体の方なら、ぜひ対策を検討しましょう。
- 風防(スクリーン)の設置で走行風による疲労を軽減する
- ハンドル周りの振動対策で不快感を解消する
- 追い越しをスマートに行うための運転のコツ
- ツーリング仕様のカスタムで積載性と快適性を向上させる
それぞれ解説していきます。
風防(スクリーン)の設置で走行風による疲労を軽減する
風防を取り付けると、高速移動時の身体に当たる風を大きく抑えられます。
長距離ライド時の体力温存に一役買います。
- 風圧分散で首や肩の疲労減
- 雨や虫の直撃防止
- 高速巡行が楽になる
スタイル重視のGB350でも、小型スクリーンなら似合いやすいです。
高さや材質による見た目と実用性のバランス取りが大切です。
風防選びは実際に装着してから使い心地を確かめてください。
ハンドル周りの振動対策で不快感を解消する
振動対策としてグリップやバーエンドの交換を推奨します。
長時間乗るほど手先が疲れやすくなるため対策が有効です。
- グリップを厚みのあるものに
- ウエイト付きバーエンドで微振動低減
- ハンドルダンパー装着も検討
パーツ変更は比較的簡単なので、試してみる価値があります。
走行距離が長い人ほど体感できるメリットです。
振動に悩む方はカスタムパーツ活用で解決しましょう。
追い越しをスマートに行うための運転のコツ
GB350では無理に追い越すよりも、落ち着いた運転がポイントです。
コツとしては加速区間を長めに確保し、ギアも積極的に選択します。
- 事前に余裕を持って加速準備
- 必要ならシフトダウンで加速力アップ
- 車間を多めに取る運転意識
パワーに限界があるバイクなので、過信は禁物です。
安全マージンを意識しましょう。
慣れると自分なりの追い越し間隔が分かってきます。
ツーリング仕様のカスタムで積載性と快適性を向上させる
純正や市販のサイドバッグ、リアキャリアなどカスタムで快適性が増します。
荷物を担がずに移動できるだけで、体の負担が大幅に減ります。
- サドルバッグで荷物整理
- キャリアで大きな積載も可能
- クッション増設で長距離疲労減
簡単に装着できるパーツが多いので、休日ツーリング好きにおすすめです。
荷物が多い人ほど積載アップのメリットが大きいです。
【シーン別】GB350の高速ツーリングはどこまで楽しめる?
どんな場面でGB350が最も輝くのか各パターンごとにまとめました。
- 片道100km圏内の日帰りツーリングでの実力
- 高速道路を使った長距離ツーリングを計画する際の注意点
それぞれ解説していきます。
片道100km圏内の日帰りツーリングでの実力
街から少し遠出する100km圏内ならGB350は最良のパートナーです。
ゆったり走れる設計も相まって、疲れにくいのが利点です。
- 適度な休憩で一日楽しめる
- 素直なハンドリングで安全
- 静かなエンジン音で景色にも集中
片道100km程度なら燃費や体力も安心できます。
長距離前提なら無理せず休憩をこまめにとりましょう。
道中のグルメや景色を存分に楽しみたい方に向いています。
高速道路を使った長距離ツーリングを計画する際の注意点
長距離(片道200km以上)の場合は走行ペースに要注意です。
疲労、燃費、風圧、積載など不慣れな点が増えます。
- 速度維持でエンジン負担が増す
- 振動による疲労も無視できない
- 強風・悪天候時は安定性が落ちる
休憩や給油のタイミングも事前に念入りに計画しましょう。
連続走行は80km/h前後で流すのがおすすめです。
無理なく旅を成立させる下準備の工夫がポイントになります。
GB350の高速性能で「後悔」しないためのポイント
購入前や使用中に「後悔しないために」知ってほしいことを整理しました。
- のんびり景色を楽しむツーリングが好きな人には最高の相棒
- 追い越し車線を多用する走り方をしたい人には不向きかもしれない
それぞれ解説していきます。
のんびり景色を楽しむツーリングが好きな人には最高の相棒
穏やかに走りたい方や景色を楽しむ用途ならGB350は最適です。
クラシックバイク独自の風情が、余裕ある時間を演出します。
- ゆったり気分のツーリング志向
- 低中速トルクの味わい深さ
- 景色とバイクを一緒に楽しめる
まったり旅派には手放せない存在です。
スピードにとらわれないバイクライフが送れます。
景観ツーリングにこだわる方はぜひ試乗してみてください。
追い越し車線を多用する走り方をしたい人には不向きかもしれない
高速道路で積極的に追い越しや速い流れに乗りたい方にはマッチしません。
パワーと加速、風圧への弱さがネックになるからです。
- 追い越しや合流で加速不足
- 慣れないと疲労がたまりやすい
- 高速域の安定性が不十分
スピード重視なら大型やマルチエンジン車にも目を向けましょう。
GB350はのんびりドライブ派にこそ真価を発揮する1台です。
まとめ
GB350は、見た目のクラシカルな雰囲気や気軽さだけでなく、高速道路でもしっかり活躍するバイクです。
80~100km/hの巡航はのびやかで、ツーリングの楽しさを存分に味わえるでしょう。
一方、パワーや振動に関しては得意な場面と苦手な場面がはっきりしているため、期待値や使い方によって満足度が大きく変わります。
レブル250やSR400との比較や、ツーリング前のカスタム選びなども工夫次第で快適性がぐっと高まります。
「ゆったり景色を楽しみたい」「無理せず安全に旅したい」という方にとって、GB350は頼れる相棒となるでしょう。
あなたの理想のツーリングスタイルや使い方にぴったり合えば、GB350の真価をきっと実感できるはずです。
バイク選びで迷っている方、これから長く付き合える1台を探している方は、ぜひ自分のライフスタイルと重ね合わせて検討してみてください。
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