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グラディウス400の持病・欠点まとめ|故障しやすい箇所と対策を解説

スズキ

「グラディウス400って持病があるって聞いたけど、正直どうなの?」「中古で買って後悔したくないんだけど…」

そんな不安を抱えたまま検索している方へ、結論から言いましょう。

グラディウス400の持病は、知っていれば回避できるものがほとんどです。

バイク歴20年の経験から言うと、「持病がある=ダメなバイク」では決してありません。

どんな名車にも経年による弱点はある。

問題は、それを知っているかどうかです。

グラディウス400も同じで、故障しやすい箇所を把握し、適切なメンテナンスと予防策を講じれば、長く快適に乗り続けることができます。

この記事では、グラディウス400の持病として知られる故障箇所の実態と対策、欠点・弱点の正直な評価、中古購入前のチェックポイント、そして長く乗るためのメンテナンス方法まで徹底的にまとめました。

欠点や曲がらないという評判の真相、初心者に向いているかどうかも含めて、知っておいてほしいことを全部お伝えします。

この記事を読むとわかること

  • グラディウス400の持病として最も多い電装系トラブルの原因と具体的な予防策
  • 欠点として語られる「曲がらない・重い・シートが硬い」問題の正直な評価
  • 中古購入前に絶対確認すべきチェックポイントとリコール情報
  • グラディウス400を長く乗り続けるための優先順位付きメンテナンス計画
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グラディウス400の持病…本当に故障しやすいのはどこ?

グラディウス400(型式:EBL-VK58A)は、2010年から2015年まで販売された400ccクラス唯一の水冷90度Vツインエンジン搭載ネイキッドです。

生産終了から10年以上が経過した現在、各個体の経年劣化が顕在化するフェーズに入っています。

持病と呼ばれるトラブルは大きく4つのカテゴリに分かれます。

故障カテゴリ主な症状深刻度発生しやすい時期
充電系(レギュレーター・ステーター)バッテリー上がり・エンスト・カプラー溶損⚠️ 最高(走行不能・火災リスク)5年以上・高走行車
燃料ポンプ始動不良・アイドリング不安定・加速時の息継ぎ⚠️ 高長期保管車・エンプティ走行が多い車両
冷却系(サーモスタット・ラジエター)オーバーヒート・冷却水漏れ⚠️ 高(エンジンダメージに直結)10年以上経過車
フロントフォークオイル漏れ・乗り心地悪化・ブレーキ性能低下△ 中(早期発見で対処可能)5万km以上・経年劣化

充電系のトラブルがいちばん多い!レギュレーターとステーターコイルの問題

グラディウス400で最も発生頻度が高く、かつ最も深刻なトラブルが充電系の異常です。

具体的には「ステーターコイルの焼け」「レギュレーターのパンク」「カプラーの溶損」という3つが連鎖的に起きやすい構造になっています。

なぜ連鎖的に壊れるのか?

ステーターコイルはクランクケース内でエンジンオイルに晒されながら発電を続けています。

経年劣化や高回転の多用で絶縁被膜が劣化すると内部でショートが起き、発電能力が落ちます。

それを補おうとレギュレーターに過剰な負荷がかかり、最終的にレギュレーター内部の電子部品が熱暴走して破壊される——という流れです。

さらに厄介なのが、ステーターコイルとレギュレーターをつなぐカプラー部の溶損です。

端子の腐食や緩みで電気抵抗が増大し、大電流による異常発熱でプラスチック製のカプラーが溶け落ちます。

最悪の場合、メインハーネスの全損や車両火災につながるリスクもあるため、最優先で点検すべき箇所です。

自分でできる診断方法

テスターを使えば10分で充電系の健全性を確認できます。

方法はシンプルで、エンジンをかけてバッテリー端子間の電圧を測るだけです。

測定条件正常範囲異常の疑い
エンジン停止時12.4〜12.8V12V以下はバッテリー劣化
アイドリング〜5,000rpm13.2〜14.5V13.2V以下はステーター異常の疑い、14.5V超はレギュレーター異常
ヘッドライトON状態13.0V以上を維持電圧が大きく落ちるなら充電不足

アイドリングから5,000rpmの間で13.2〜14.5Vの範囲に収まっていれば充電系は正常です。

この数値を外れていたら、すぐにバイクショップで精密診断を受けることをおすすめします。

有効な予防策

20年の経験から言うと、電装系のトラブルで最もコスパが高い予防策は「MOSFET型強化レギュレーターへの換装」です。

純正のサイリスタ式レギュレーターは余剰電力を熱に変換する仕組みのため、放熱能力が限界を超えると壊れます。

一方、MOSFET型は電力変換効率が高く発熱量が少ないため、トラブルのリスクを大幅に下げられます。

費用はパーツ代込みで1〜2万円程度が目安です。

あわせて実施したいのが、アース線の増設(アーシング)と定期的なカプラー端子の清掃です。

接点復活剤を使ってカプラーの汚れや腐食を取り除くだけで、電気的な抵抗を大きく減らすことができます。

燃料ポンプが劣化すると走行中にガス欠みたいな症状が出る

グラディウス400はインタンク式燃料ポンプを採用しています。

タンクの中にポンプが入っていて、周囲のガソリンで冷却されながら作動する構造です。

これが便利な反面、使い方によっては劣化を早める原因になります。

こんな症状が出たら燃料ポンプを疑おう

燃料ポンプが劣化してくると、エンジンの始動性が悪化してきます。

特に朝一番のセルでかかりが悪くなったり、アイドリングが不安定になったり、アクセルを開けた際に息継ぎするような感覚が出てきたら要注意です。

これらはインジェクターへの燃料圧力が不足しているサインです。

原因は主に2つあります。一つは燃料残量が極端に少ない状態での走行の繰り返しです。

ポンプはガソリンで冷却されているため、エンプティ付近での走行が続くとポンプモーターが過熱して寿命を縮めます。

もう一つは長期保管によるタンク内の不純物やガム質化です。

ストレーナーが詰まることで燃圧が落ち、同じ症状を引き起こします。

燃料ポンプトラブルの最大の予防策は「タンクをこまめに満タンに保つこと」です。

費用ゼロで今日から実践できる最強のメンテナンスです。

長期保管後に乗り始める際は、インジェクタークリーナー等の添加剤を使って洗浄することも一定の予防効果があります。

ただし、症状が出ている状態での添加剤は対処療法に過ぎないため、早めにショップで診断を受けることをおすすめします。

燃料ポンプアセンブリの交換費用は部品代と工賃合わせて2〜4万円程度が目安です。

冷却系のトラブル…サーモスタット・冷却ファンのチェックポイント

グラディウス400のVツインエンジンはリアシリンダーが走行風を受けにくい構造のため、渋滞時や夏場の低速走行時に冷却系への負担が大きくなります。

水温管理は電動ファンとサーモスタットの正常作動に依存しているため、どちらかが不具合を起こすと一気にオーバーヒートに向かいます。

サーモスタットの固着は2方向のリスクがある

サーモスタットが閉じたまま固着すると、冷却水がラジエターに循環せず水温が急上昇します。

逆に開いたまま固着すると、冬場にエンジンが適正温度に達しないオーバークールを引き起こします。

どちらも放置すればエンジンへのダメージに直結するため、10年以上経過した個体や高走行車では予防的な交換が賢明です。

冷却ファンの動作確認は、エンジンをかけて水温が上昇した際にファンが作動するかどうかを確認するだけでできます。

停車中に水温が上がってもファンが回らない場合は、ファンスイッチまたはファンモーター自体の不具合が疑われます。

冷却水は2年を目安に交換するのが理想です。

スズキ純正ロングライフクーラントの使用を推奨します。

劣化した冷却水はサビや腐食を促進し、細部のトラブルを誘発します。

中古車を購入する際は、ラジエターキャップの圧力保持能力とホース類の亀裂・滲みを必ず確認してください。

ラジエターキャップは劣化すると規定圧力を保てなくなり、冷却水の沸点が下がってオーバーヒートリスクが高まります。

パーツ代数百円〜数千円で交換できる部品なので、状態が怪しければ迷わず新品にしましょう。

フロントフォークのオイル漏れも見逃せないポイント

グラディウス400のフロントフォークは内径41mmの正立式を採用しています。

経年使用によってオイルシールが劣化してくると、インナーチューブ周辺にフォークオイルが滲んできます。

乗り心地の悪化はもちろん、漏れたオイルがブレーキディスクやパッドに付着するとブレーキ性能を著しく低下させるため、早期発見が重要です。

目安として、走行距離3万km以上または5年以上経過した個体はオイルシールの状態を確認することをおすすめします。

バイクブロスの整備記録でも、車検入庫時にフォークのオイル滲みを指摘された事例が複数報告されています。

フォークオーバーホール(2本分)の工賃は2〜3万円程度が相場です。

フォークオイルはSV650と共通の部品が多く、社外品も豊富に対応しているため、部品調達に困ることはまずありません。

これはグラディウス400維持の大きなアドバンテージです。

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グラディウス400の欠点として知っておいてほしいこと

持病(機械的なトラブル)とは別に、グラディウス400には設計上の特性から来る欠点もあります。

「買ってから気づいた」という声が多い部分なので、購入前にしっかり把握しておいてください。

欠点実態対処法
小回りが利かない(最小回転半径3.0m)低速Uターンが難しい。高速域では素直なハンドリング低速バランス練習・慣れで対応可能
車重206kg(装備重量)400ccとしては重い。停車時の立ちゴケリスク低重心設計のため走行中は扱いやすい
バンク角が浅いステップが早い段階で接地。スポーツ走行は不向きSV650用ステップへの換装で若干改善
燃料計なしトリップメーター管理が必要給油の習慣化・エンプティランプのタイミングを把握
シートが硬い長距離で腰・お尻が痛くなりやすいゲルシートやシートカバーで対処可能
積載性がほぼゼロシート下収納はETC程度のスペースのみリアキャリア・サイドバッグで対応

「曲がらない」って本当?低速での小回りが苦手な理由とは

「グラディウス400は曲がらない」という評判、ネット上でよく見かけますよね。

実際のところ、これは半分正解・半分誤解です。

正確に言うと、グラディウス400の最小回転半径は3.0mで、ハンドルの切れ角が相対的に浅い設計です。

これはグラディウス400が海外向けグラディウス650と基本フレームを共有しているためで、エンジン搭載位置やホイールベースの関係でどうしても切れ角を確保しにくい構造になっています。

そのため、極低速でのUターンや狭い路地での押し歩きでは明確に扱いにくさを感じます。

一方で、中高速域でのコーナリングは意外なほど素直です。

体を深く傾けてリアタイヤにトラクションをかけると、スパっと向きを変えてくれます。

「曲がらない」という評価は主に極低速域の話であり、走り出してしまえばむしろ安定感のあるハンドリングを楽しめます。

ただし、コーナリング中にバンクを深めると純正ステップが路面に接地するのがかなり早い段階で起きます。

社外品のマルチステップキットで位置を上げても、今度はマフラー取り付け部が干渉するという構造的な限界があります。

ワインディングでガンガン飛ばしたいタイプのライダーには、正直向いていません。

グラディウス400はワインディングスポーツバイクではなく「Vツインの鼓動感を楽しみながらロングツーリングをこなすグランドツアラー」として評価すべき1台です。

この視点を持つだけで、評価がガラッと変わります。

車重・取り回しの重さ…初心者が最初に戸惑うのはここ

グラディウス400の装備重量は206kgです。

400ccクラスのネイキッドとしては重い部類に入ります。

これも前述のとおり、650ccクラスと同じフレームを使っていることに起因します。

走行中は低重心設計のおかげで車体の重さはあまり気になりません。

しかし、停車時や押し歩き、Uターン時などは確実に「重い」と感じる場面が出てきます。

教習所を卒業したばかりの初心者ライダーには、この重さと切れ角の浅さが組み合わさって、狭い場所でのUターンが大きなプレッシャーになりやすいです。

足つき性については、シート高820mmと数値だけ見ると決して低くはありませんが、タンク幅が広めのため足が広がりやすい傾向があります。

小柄なライダーや女性は購入前に実車に跨がって確認することを強くおすすめします。

初心者だからダメという話ではありません。

発進時はエンストしにくい低速トルクが豊富で、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が標準装備されているため、パニックブレーキ時の転倒リスクが大幅に下がります。

「重さと小回りの利かなさに慣れる期間」さえ乗り越えれば、非常に頼れる相棒になります。

バイク任意保険は必ず加入しておきましょう。

万が一の転倒や事故の際に、修理費や相手への補償をカバーできます。

保険の見直しや比較検討には、複数社を一括で比較できる保険比較インズウェブの活用がおすすめです。

同じ補償内容でも保険会社によって保険料に大きな差が出ることがあります。

💡 損をしないための重要ポイント

保険の更新ハガキが来たら、そのまま払う前に一度比較をしましょう。 条件は全く同じでも、会社を変えるだけで年間10,000円〜20,000円安くなるケースがほとんどです。

燃料計なし・硬めのシート…地味に気になる欠点まとめ

機械的なトラブルほど深刻ではないものの、日常的に「ちょっと不便だな」と感じる部分もあります。

購入後に後悔しないために、正直にお伝えしておきます。

燃料計がない問題

グラディウス400のメーターパネルには燃料計が付いていません。

エンプティランプ(残量警告灯)が点灯するタイミングと、自分の走行パターンに合わせてトリップメーターを活用した燃料管理が必要になります。

ロングツーリングでは特に意識的な給油計画が求められます。

実燃費はツーリング中心なら28〜32km/L程度に達することもあり、タンク容量14Lを考えると航続距離は350〜450km程度が目安です。

ガス欠の心配よりも、給油のタイミングを習慣化することを意識すれば大きな問題にはなりません。

シートの硬さ問題

純正シートの硬さはオーナーの中でも不満として挙げられることが多いポイントです。

1〜2時間程度のツーリングであれば気になりませんが、長距離になると腰やお尻の痛みが蓄積しやすくなります。

バイクブロスのオーナーコミュニティでも「納車前にシートを社外品に交換した」という声があるほど、定番の悩みです。

対策はゲルシートカバーの装着か、シートの張り替えです。

ゲルシートカバーなら3,000〜8,000円程度から試せます。

長距離ツーリングをメインに使いたい方は、購入と同時に対策しておくと快適さが大きく変わります。

積載性の問題

シート下の収納スペースはETC車載器を収めるのがやっとというレベルで、実用的な積載性はほぼゼロです。

ツーリングで荷物を運ぶためには、リアキャリアやトップケース、サイドバッグの増設が事実上必須です。

デザインとのバランスを考えながら選びたい方には、シートバッグ型のオプションも多く展開されています。

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グラディウス400の中古を買う前に確認してほしいこと

生産終了から10年以上経過した現在、市場に出回るグラディウス400はすべて中古車です。

「状態の良い個体を見極められるか」が、買って後悔するかどうかの分かれ目になります。

電圧チェックだけで電装系の状態が9割わかる

中古車を見に行く際は、必ずテスター(マルチメーター)を持参してください。

デジタルテスターは1,000〜2,000円程度で購入できる安価な工具ですが、グラディウス400の持病の核心である電装系の状態を短時間で確認できます。

現場での実測手順

エンジンをかけてもらい、バッテリーのプラスとマイナス端子間に測定端子を当てるだけです。

前述の通り、アイドリングから5,000rpmにかけて13.2〜14.5Vの範囲に収まっていれば電装系は健全です。

数値が異常な場合は値引き交渉の材料にもなります。

あわせてカプラーの状態も目視で確認しましょう。

変色・溶損・異臭がある場合は、カプラー焼けが過去に起きている可能性があります。

配線の補修跡が雑なものも要注意です。

社外品の電装カスタムが施されている場合は、ギボシ端子の処理やアース取り回しの品質を見ると、前オーナーのメンテナンスレベルが推測できます。

「試乗させてもらえない中古車は買わない」というのも一つの原則です。

エンジンをかけた状態でないと電装系の確認ができません。

走行距離よりも整備歴を見るべき理由

グラディウス400選びでよく陥る落とし穴が「低走行車なら安心」という思い込みです。

しかし、5年間ほぼ乗らずに保管していた低走行車は、燃料系や冷却系のトラブルリスクが意外と高くなります。

ガソリンの劣化・燃料ポンプやホース類の硬化・冷却水の腐食などが放置車両特有のリスクです。

逆に、毎年車検を通していて整備記録がしっかり残っている3〜4万kmの個体は、各部が動き続けているため劣化の進みが遅いケースも多いです。

整備記録簿の有無と内容を必ず確認し、前オーナーがどんなメンテナンスをしていたかを把握することが最重要です。

確認したい整備記録のポイントは以下の通りです。

確認項目なぜ重要か
オイル交換の頻度・記録エンジン内部の状態を反映する最重要指標
冷却水・ブレーキフルードの交換歴未交換のまま放置されると劣化が深刻化しやすい
電装系のトラブル修理記録過去にカプラー焼け・レギュレーター交換があれば対策済みのサイン
タイヤ・チェーン交換歴消耗品管理を怠っていないか全体的なメンテナンス意識の把握に

整備記録がまったくない個体は、メンテナンスの実態が不明な「ブラックボックス」です。

価格が安くても、購入後の出費でかえって高くつく可能性があります。

また、グラディウス400はSV650シリーズと多くの部品を共有しているため、部品供給の心配は少ないのが大きなメリットです。

エンジン消耗品・足回りのパーツ・ブレーキ周りはSV650用が流用できるケースが多く、現在も社外品を含めた豊富なラインナップが存在しています。

もし「今の愛車を売って乗り換えを検討している」という方は、売却前に必ず複数の査定を取ることをおすすめします。

1社だけの査定では適正価格がわからないため、損をするリスクがあります。

📌 バイクの売却で後悔しないために
バイクを高く売るには「一括査定」が基本です。1社だけに査定を依頼すると、相場より低い金額で売ってしまうリスクがあります。
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リコール対策済み?車台番号で確認する手順

グラディウス400(型式:EBL-VK58A)には、過去にスズキからリコールが届け出られています。

中古車購入の際は対策済みかどうかを必ず確認してください。

届出番号3718のリコール(2015年12月15日)

ブローバイガスを循環させるシステムの一部において、ブリーザホースに閉塞が生じる不具合が確認されました。

スズキ公式のリコール情報(2015年12月15日付)によると、対象台数は62台とごく限定的ですが、対象の個体であれば無償修理の対象となります。

車台番号での照会手順

リコールの対策が完了しているかどうかは、車台番号(VIN)を使って確認できます。

手順は以下の通りです。

手順内容
①車台番号を確認する車検証またはステアリングヘッドパイプ右側の打刻で確認
②スズキ公式サイトで照会するスズキ リコール等対象車両検索に車台番号を入力
③直接問い合わせるスズキお客様相談室(フリーダイヤル:0120-402-253)へ

なお、2020年11月以降はリコール対策完了を示すステッカーの貼付制度が廃止されているため、シールの有無だけで対策済みかどうかを判断することはできません。

必ず車台番号での照会か、スズキ正規販売店での確認を行ってください。

リコール対応は正規販売店を通じて全て無償で実施されます。

対象車両であれば必ず対策を受けてから納車してもらいましょう。

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グラディウス400を長く乗り続けるための対策とメンテナンス

ここまで持病・欠点・中古購入の注意点を解説してきました。

最後に「では、実際にどう維持すればいいの?」という疑問にお答えします。

優先順位をつけたメンテナンス計画があれば、維持費を最適化しながら長く乗り続けることができます。

予防整備の優先順位は「電装系 > 冷却系 > 消耗品」の順で

グラディウス400のメンテナンスは、走行不能に直結するトラブルを予防することに最大のリソースを投下するべきです。

具体的には電装系への対策が最優先です。

優先度メンテナンス内容目安時期・費用
⭐️ 最優先MOSFET型強化レギュレーターへの換装購入直後・1〜2万円
⭐️ 最優先カプラー端子の清掃・接点復活剤の塗布年1回・数百円〜
⭐️ 最優先充電電圧の定期測定(テスターで自己診断)3〜6ヶ月ごと・ほぼ無料
🔵 高優先冷却水の交換2年ごと・5,000〜1万円
🔵 高優先サーモスタット・ラジエターキャップの点検・交換5〜10年経過車で計画的に実施
🟢 定期実施エンジンオイル交換3,000〜5,000kmごと・3,000〜6,000円
🟢 定期実施タイヤ・ブレーキパッド・チェーンの消耗品管理残量に応じて随時
🟢 定期実施フロントフォークのオイル状態確認3万km以上・または5年で点検

購入したら最初にやるべきは「MOSFET型レギュレーターへの換装」と「カプラー清掃」の2つです。

この2点だけで電装系トラブルのリスクを大幅に下げられます。

ロードサービスへの加入も検討しておくと安心です。

万が一の走行不能時に自走できなくなっても、搬送費用をカバーできます。

ZuttoRide Clubはバイク専門のロードサービスと盗難保険をセットで提供しており、月々数百円〜からプランを選べます。

長期保有を考えているなら加入しておくと精神的な安心感が違います。

⚠ 盗難対策の「落とし穴」

頑丈なロックをしていても、プロの手にかかれば「地球ロック」ごと破壊されます。
「まさか自分が」と泣き寝入りする前に、盗難保険で「資産」を守るのが、賢いライダーの常識です。

グラディウス400の燃費・維持費の実態…意外とコスパは良い?

グラディウス400の維持費は、400ccクラスの中でも比較的リーズナブルな部類に入ります。

最大の武器は燃費の良さです。

実燃費について

国土交通省への届出値(60km/h定地走行)は40.0km/Lですが、これはあくまで理想値です。

実際のオーナー報告によると、街乗り中心で23〜27km/L、ロングツーリング中心なら28〜32km/L程度が現実的な数値です。

タンク容量14Lで計算すると、街乗りで330〜380km、ツーリングで400〜450km程度の航続距離が期待できます。

年間維持費の概算

費目目安金額(年間)
自動車重量税(車検時)約4,900円/年(2年分9,800円)
自賠責保険(24ヶ月)約8,760円/年(24ヶ月17,520円)
任意保険年間2〜5万円程度(年齢・等級による)
オイル交換(年2〜3回)6,000〜1.5万円
タイヤ交換(前後・2〜3年ごと)3〜5万円(1セット)
その他消耗品・車検工賃2〜5万円/年(走行距離・コンディションによる)

SV650シリーズとの部品共有という大きなアドバンテージにより、消耗品や補修パーツの入手が比較的容易です。

部品が枯渇して維持できなくなるリスクが低いのは、長期保有を考えるうえで非常に心強いポイントです。

任意保険は複数社を比較することで、同じ補償内容でも年間数万円の差が出ることがあります。

グラディウス400は速い?走行性能の正直なところ

「グラディウス400って速いの?」という疑問をよく聞きます。

これも正直にお伝えします。

スペックと実際の走行感

項目数値・内容
エンジン水冷90度V型2気筒DOHC
最高出力55PS(41kW)/ 11,000rpm
最大トルク4.1kgf・m(41Nm)/ 8,500rpm
ホイールベース1,455mm
装備重量206kg

最高出力55PSという数値は400ccクラスの中で特別高いわけではありませんが、Vツインエンジンの特性上、低〜中回転域のトルクが非常に豊富です。

6速2,500rpmという極低回転域からでも十分な加速が得られるため、高速道路の追い越し加速や、ツーリング中のなだらかな丘越えは何ら問題ありません。

一方で、直列4気筒エンジンのような高回転まで気持ちよく回っていく「上まで伸びる爽快感」は控えめです。

また、高回転域でスロットルを急に閉じると、Vツイン特有の強めのエンジンブレーキが唐突にかかることがあります。

滑らかなコーナリングをするには、スロットルのオン・オフを丁寧に操作する意識が必要です。

グラディウス400が最も力を発揮するのは「Vツインの鼓動感を感じながら長距離を疲れ知らずで走り続けるグランドツアラーとしての使い方」です。

サーキットでタイムを競うバイクではありませんが、1,000km以上のロングツーリングを楽しく快適に走れるポテンシャルは十分に持っています。

Webikeのユーザー評価では「燃費:4.45」「走り:4.48」という高スコアが示す通り、乗り込んでいくほどに魅力がわかってくるバイクです。

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グラディウス400の持病・欠点・維持のポイントまとめ

  • 最も深刻な持病は充電系(レギュレーター・ステーターコイル・カプラー)の電気的連鎖破壊で、走行不能や車両火災のリスクがある
  • 充電系の健全性はテスターで電圧を測るだけで確認でき、アイドリング〜5,000rpmで13.2〜14.5Vが正常の目安
  • MOSFET型強化レギュレーターへの換装が最もコスパの高い予防策で、購入直後の実施を強く推奨する
  • 燃料ポンプはタンクを常に満タンに保つことが最大の予防策で費用ゼロで実践できる
  • 冷却系はVツイン特有の熱負荷があり、冷却水は2年ごとの交換が推奨される
  • フロントフォークのオイル漏れは走行3万km以上または5年超の個体で点検を推奨する
  • 「曲がらない」という評判は極低速域限定の話で、中高速域では素直なハンドリングを持つ
  • 装備重量206kgと切れ角の浅さで極低速の取り回しは苦手だが、走り出せば低重心で安定している
  • バンク角の浅さはスポーツ走行の限界値を下げており、サーキットや峠の攻め込みには本質的に不向き
  • 中古購入時は走行距離より整備歴を重視し、電装系の電圧チェックとリコール対策の確認を必ず行う
  • リコール(届出番号3718)の対策済み確認は車台番号をスズキ公式サイトで照会することで可能
  • SV650シリーズとの広範な部品互換性があり、消耗品・補修パーツの入手がしやすいのは長期維持の大きな強み
  • 実燃費はツーリング中心なら28〜32km/L程度で、長距離を走るほど維持費に優しいバイク
  • Vツインの低〜中回転トルクを活かしたグランドツアラーとして使うことで真価を発揮する
  • 持病を知った上で適切なメンテナンスを行えば、400ccクラスで唯一無二のVツインネイキッドとして長く乗り続けられる名機
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