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Vストローム250くちばしを外すカスタム!手順から費用まで

スズキ

スズキのアドベンチャーバイク、Vストローム250

その特徴的なフロントマスクを形成する「くちばし」は、一目でVストロームと分かるアイコニックなデザインです。

しかしオーナーの中には「この、くちばしはいらないかもしれない…」と感じ、より自分らしいスタイルを求めてカスタムを検討している方も少なくないでしょう。

実際にVストローム250のくちばしを外すことで、すっきりとしたカウルレス仕様にしたり、破損したクチバシを交換したり、あるいは個性的なカラーにくちばしを塗装したりと、様々なカスタムの可能性が広がります。

ですがいざ作業するとなると、クチバシの値段はいくらなのか、取り外しや交換の具体的な手順はどうすればいいのか、多くの疑問が浮かんでくるはずです。

この記事では、そうした疑問を解消し、あなたのVストローム250カスタムを後押しするために、くちばしを外す方法から関連するカスタム情報まで、網羅的かつ詳細に解説していきます。

  • くちばしを外す具体的な手順と注意点
  • 取り外しや交換にかかる費用の目安
  • 塗装やカウルレス化などのカスタム方法
  • 取り外し後のヘッドライト周りの処理
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Vストローム250のくちばしを外す手順と注意点

  • Vストローム250のくちばしはいらない?
  • くちばし取り外しに必要な工具一覧
  • 取り外す際の具体的な手順と注意点
  • Vストローム250のクチバシの値段
  • Vストローム250のクチバシ交換方法

Vストローム250のくちばしはいらない?

Vストローム250の個性を決定づけるフロントのくちばしですが、「いらない」と感じるライダーがいるのも事実です。

このデザインは、1988年に登場したスズキの伝説的なアドベンチャーバイク「DR-BIG」に端を発しており、オフロード走行時の泥はねからライダーを守るという機能的な意味合いを持っていました。

現代のVストロームシリーズにおいても、このデザインは受け継がれ、高速走行時のダウンフォース(車体を地面に押さえつける力)を生み出し、走行安定性を高めるという空力的な役割も担っています。

しかし、主に街乗りやツーリングがメインで、デザインの好みが合わないと感じるユーザーにとっては、このくちばしが冗長に見えてしまうこともあるでしょう。

くちばしを取り外すことのメリットは、何と言ってもフロントマスクが軽快になり、ネイキッドバイクのようなスリムで精悍な印象を与えられる点です。

また、フロント部分の重量がわずかに軽減されるため、ハンドリングが若干軽快に感じられる可能性もあります。

一方で、デメリットも存在します。

前述の通り、雨天時や未舗装路走行での泥はねがエンジン周りやライダーに直接かかりやすくなる可能性があります。

また、高速道路などでの走行安定性が理論上はわずかに変化することも考えられますが、法定速度内での一般的な走行で体感できるほどの大きな差はないでしょう。

最終的には機能性よりもスタイリングの好みを優先するかどうかが、判断の分かれ目となります。

くちばし取り外しに必要な工具一覧

Vストローム250のくちばし取り外しは、特殊な工具を必要とせず、一般的なバイクメンテナンス用の工具セットがあれば十分に対応可能です。

作業効率とパーツの保護を考慮し、事前に以下の工具を揃えておくことを強く推奨します。

工具の種類推奨サイズ・仕様主な用途とポイント
プラスドライバー2番(PH2)カウルを固定しているビスの取り外しに使用します。
サイズの合ったものを使わないとネジ山をなめる原因になります。
ソケットレンチセット10mm、12mmなどボルトやナットを効率的に着脱できます。
エクステンションバーがあると奥まった場所のボルトにも届きやすくなります。
ヘキサゴンレンチセット4mm、5mmなど六角穴付きボルト(キャップボルト)の取り外しに使用します。
クリップリムーバー樹脂製または先端が薄い金属製樹脂製のクリップを傷つけずに取り外すための専用工具。
マイナスドライバーでの代用は爪の破損リスクが高いため非推奨です。
養生テープ(マスキングテープ)幅24mm程度工具が接触しそうなカウルやタンク、フェンダーを保護するために使用します。
粘着力が弱く、剥がしやすいものが最適です。
パーツトレーマグネット付きが便利取り外したボルトやクリップを紛失しないように保管するための皿。
種類ごとに分けておくと組み立て時に迷いません。

特に重要なのがクリップリムーバーです。

近年のバイクカウルは、目に見えるボルトだけでなく、複数の樹脂製クリップで固定されています。

これらを無理にこじ開けようとすると、簡単に破損してしまい、カウルの浮きや異音の原因となります。

数百円から購入できる安価な工具ですが、作業の質を大きく向上させるため、ぜひ用意しておきましょう。

取り外す際の具体的な手順と注意点

ここからは、くちばしを取り外すための具体的な手順を、注意点を交えながら詳しく解説します。

作業時間は、慣れている人で30分、初めての方でも1時間程度が目安です。

焦らず、一つ一つの工程を丁寧に行いましょう。

ステップ1:周辺パーツの保護(養生)

作業を始める前に、必ず養生テープで周辺パーツを保護してください。

特にくちばしと接触しているヘッドライト周り、フロントフォーク、フロントフェンダー、ガソリンタンクの前方は、工具や取り外したカウルが当たって傷が付きやすい箇所です。

少し面倒に感じても、この一手間が後々の後悔を防ぎます。

ステップ2:固定ボルトとクリップの取り外し

くちばしは複数のボルトとクリップで固定されています。

見える場所から順番に外していきましょう。

1. 左右サイドのビスとクリップ: まず、くちばしの側面、ヘッドライトの下あたりにある左右の小さなカウルを固定しているビス(プラスドライバー)と樹脂クリップ(クリップリムーバー)を取り外します。

2. 下部のボルト: 次に、フロントフェンダーの上あたりからくちばしの裏側を覗き込むと、車体フレームに固定されているボルト(ソケットレンチ使用)があります。これを左右ともに取り外します。

3. ヘッドライト横のボルト: ハンドルを片側に切り、メーターパネルの内側からヘッドライト横を覗き込むと、くちばしを固定している最後のボルトがあります。ここはスペースが狭いため、短いエクステンションバーを付けたソケットレンチなどを使うと作業しやすくなります。反対側も同様に外します。

ステップ3:くちばし本体の取り外し

全てのボルトとクリップが外れたことを確認したら、いよいよ本体を取り外します。

くちばし本体を両手で持ち、車体前方に向かってゆっくりと、まっすぐ引き抜くように動かします。

この時、カウルの内側にある爪が他のパーツに引っかかっている場合があるので、少しずつ動かしながら感触を確かめてください。

最重要注意点:カウルはABS樹脂製であり、特に冬場の寒い時期は硬化して割れやすくなっています。

少しでも「硬いな」「引っかかっているな」と感じたら、絶対に力任せに引っ張らないでください。

一度作業を中断し、ライトで照らしながら内部を覗き込み、外し忘れたボルトやクリップがないか、爪がどこに引っかかっているのかを必ず確認しましょう。

Vストローム250のクチバシの値段

転倒による破損や、予備パーツとしての購入を検討する場合、純正部品の価格が気になる点です。

Vストローム250のクチバシ(スズキの部品名称では「カウリング、ボデーアッパ」などと呼ばれます)の新品価格は、おおよそ15,000円から20,000円(税抜)が相場となっています。

ただし、この価格はあくまで部品単体の目安です。

車両の年式やカラーリングによって品番が異なり、価格も変動します。

また、部品を注文する際には送料やバイクショップでの注文手数料が別途発生する場合があります。

最も正確な情報を得るためには、車検証に記載されている「型式」と「車台番号」を控えた上で、最寄りのバイクショップに問い合わせるのが確実です。

また、ご自身で部品番号を特定できる場合は、バイクパーツ専門の通販サイトでも注文が可能です。

正確な価格や在庫状況については、お近くのスズキバイク取扱店に問い合わせるか、スズキ株式会社の公式サイトから販売店を検索して確認することをおすすめします。

費用を少しでも抑えたい場合は、インターネットオークションやフリマアプリで中古品を探すという手もあります。

運が良ければ数千円で手に入ることもありますが、中古品は傷や汚れはもちろん、目に見えない爪の割れや歪みといったリスクも伴いますので、商品の写真や説明文をよく確認し、慎重に判断する必要があります。

Vストローム250のクチバシ交換方法

新しいくちばしへの交換作業は、これまで解説してきた取り外し手順を逆に行うだけです。

しかし美しい仕上がりとパーツの破損を防ぐためには、いくつかの重要なコツがあります。

まず、新しいくちばしを車体に取り付ける際、最初にカウルの爪や位置決めボスを車体側の受け部分に正確に合わせることが最も重要です。

位置がずれたまま無理に押し込もうとすると、新品パーツの爪をいとも簡単に破損させてしまいます。

焦らず、左右上下から見て、正しい位置にあることを確認してから、ゆっくりと押し込みましょう。

本体がカチッと定位置に収まったら、ボルトとクリップで固定していきます。

ここでのポイントは、全てのボルトをいきなり本締めしないことです。

まずは全てのボルトを手で軽く締め込み(仮締め)、カウル全体の位置を最終調整します。

その後、対角線上にあるボルトを順番に、少しずつ均等な力で締め込んでいきます(本締め)。

この手順を踏むことで、特定の部分にだけ応力が集中するのを防ぎ、カウルの歪みや浮き、走行中のビビリ音の発生を抑制できます。

最後に全ての固定箇所に緩みがないか、カウルを軽く揺すってみてガタつきがないかを入念にチェックし、作業完了となります。

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Vストローム250のくちばしを外すことで広がるカスタム

  • Vストローム250のくちばしを塗装する
  • Vストローム250をカウルレスにする魅力
  • おすすめのVストローム250カスタムパーツ
  • 取り外し後のヘッドライト周りの処理
  • Vストローム250のくちばしを外す総括

Vストローム250のくちばしを塗装する

取り外したくちばしを利用して、世界に一つだけのオリジナルカラーに塗装するのもカスタムの醍醐味です。

車体色と統一して一体感を高めたり、あえてマットブラックやカーボン調シートで引き締めたりと、アイデア次第でバイクの印象は劇的に変化します。

DIYでの塗装に挑戦する場合、仕上がりを左右するのは丁寧な下地処理です。以下の手順を参考にしてください。

DIY塗装の基本手順

1. 洗浄・脱脂: まずは中性洗剤でくちばし表面の汚れやワックスを洗い流します。乾燥後、シリコンオフなどの脱脂剤を綺麗なウエスに含ませ、塗装面を念入りに拭き上げます。この脱脂作業が塗料の密着性を決める重要な工程です。

2. 足付け: 塗料の食い付きを良くするため、耐水ペーパーの600番〜800番あたりを使って、表面全体が均一に曇るように軽く研磨します。水をつけながら作業すると、削りカスが詰まらずスムーズです。研磨後、再度洗浄・脱脂・乾燥させます。

3. プライマーサーフェイサー塗布: ABS樹脂のような素材には、塗料の密着性を高めるための下地剤「プライマーサーフェイサー(プラサフ)」が必須です。これを薄く均一にスプレーします。細かな傷を埋める効果もあります。

4. 本塗装: プラサフが完全に乾燥したら、いよいよ本塗装です。スプレー缶を塗装面から20〜30cm離し、一度に厚塗りせず、「薄く塗って乾かす」を3〜5回繰り返すのが成功の秘訣です。

5. クリア塗装と仕上げ: 最後にウレタンクリアスプレーを吹き付けることで、ガソリンにも強い強固な塗膜と、プロのような深い艶を得ることができます。完全に乾燥(1週間程度)させた後、コンパウンドで表面を磨き上げれば、見違えるような仕上がりになります。

もちろん、道具を揃える手間や失敗のリスクを避けたい場合は、バイクの塗装を専門とするプロの業者に依頼するのが最も確実で美しい仕上がりを得られる方法です。

Vストローム250をカウルレスにする魅力

くちばしを取り外すことは、単なる部品の脱着に留まらず、「カウルレス」という新たなカスタムスタイルへの扉を開く行為です。

このスタイルの最大の魅力は、Vストローム本来のアドベンチャーイメージから、より軽快でワイルドなオフロードマシンや、ストリートファイターのような都会的なスタイルへと変貌させられる点にあります。

フロント周りのボリュームが減ることで、丸目一灯のヘッドライトデザインや、意外と武骨なフロントフォーク周りが強調され、これまでとは全く異なる表情を見せてくれます。

視覚的に軽快になるだけでなく、実際にハンドルを切った際の視界が広がり、取り回しがより楽に感じられるという実用的なメリットも享受できます。

特に林道ツーリングなどオフロード走行を楽しむライダーにとっては、万が一の転倒時に高価なカウルを破損させるリスクを大幅に低減できるという点は、精神的な安心感にも繋がる大きなメリットと言えるでしょう。

ただしその反面、高速道路などでの走行時にはライダーが受ける風圧が増加するため、長距離移動が多い方はショートスクリーンなどを追加で装着するなどの対策を検討すると良いでしょう。

おすすめのVストローム250カスタムパーツ

くちばしを外して生まれた新たなスペースや、変化したスタイルに合わせて、さらにカスタムパーツを追加していくのも大きな楽しみです。

ここでは、カウルレス化したVストローム250にマッチする、おすすめのカスタムパーツをいくつかご紹介します。

ショートスクリーン・メーターバイザー

純正の大型スクリーンを取り外し、小型でスタイリッシュなメーターバイザーやショートスクリーンに交換することで、フロントマスクが劇的に引き締まります。

風防効果は限定的になりますが、見た目のスポーティーさは格段に向上し、カウルレススタイルとの相性も抜群です。

ヘッドライトガード

オフロードテイストをさらに強調したいなら、スチールやアルミ製のヘッドライトガードは欠かせないアイテムです。

飛び石や枝などから高価なヘッドライトユニットを守るという実用的な役割はもちろん、その武骨なデザインがフロントフェイスに力強いアクセントを加えます。

フォグランプ(補助灯)

くちばしが無くなったことで生まれたフロントフォーク周辺のスペースや、後付けのエンジンガードなどを利用して、LEDフォグランプを装着するのも人気のカスタムです。

夜間や悪天候時の視認性を飛躍的に向上させると同時に、アドベンチャーバイクらしいヘビーデューティーな雰囲気を演出できます。

アンダーカウル(エンジンスポイラー)

フロントのボリュームが減った分、車体の下部にアクセントを加えるアンダーカウルの装着も有効なカスタムです。

エンジン下部への泥はねや飛び石を防ぎつつ、車体全体の重心を低く見せる効果があり、よりアグレッシブでまとまりのあるスタイリングを構築できます。

これらのパーツは国内外の様々なメーカーから販売されており、デザインや価格も多種多様です。

自分の目指すスタイルに合わせて、最適なパーツを選びましょう。

取り外し後のヘッドライト周りの処理

くちばしを取り外した際に、多くの人が直面するのが「これまで隠れていた部分の処理」です。

ヘッドライトユニットの下や側面には、カウルを固定していた金属製のステーや、むき出しの配線コネクターなどが現れます。

この部分をいかに美しく処理するかが、カスタム全体の完成度を大きく左右します。

最も手軽で効果的な方法は、不要になったステー類を可能な限り取り外すことです。

ボルトで共締めされているだけのステーであれば、取り外してしまいましょう。

フレームに溶接されていて取り外せないステーは、艶消しブラックなどで塗装して目立たなくするだけでも、印象は大きく変わります。

次に、露出した配線やコネクター類です。

これらは、黒のスパイラルチューブやコルゲートチューブでまとめ、結束バンドを使ってフレームや他のハーネスに沿わせて固定することで、非常にすっきりと見せることができます。

防水コネクターではない部分には、自己融着テープなどを巻いて防水処理を施しておくと、トラブル防止にも繋がります。

さらに上級者向けのカスタムとしては、ヘッドライト自体を小径のベーツライトや、異形のLEDプロジェクターヘッドライトユニットに交換する方法もあります。

これにより、Vストローム250の面影を残しつつ、唯一無二のフロントマスクを創り出すことが可能ですが、取り付けにはステーの自作や配線加工といった専門的な知識と技術が必要となります。

Vストローム250のくちばしを外す総括

  • Vストローム250のくちばしはデザインの好みによって取り外すカスタムが可能
  • くちばしの起源はDR-BIGにあり泥除けや空力性能向上の役割を持つ
  • 取り外しにはプラスドライバーやソケットレンチなど一般的な工具で対応できる
  • 作業前には養生テープで周辺カウルを保護し傷つきを防止する
  • 樹脂製のカウルや爪は破損しやすいため無理な力を加えないことが最も重要
  • 純正くちばしの部品価格は年式や色によるが10,000円〜15,000円が目安
  • 正確な価格は車台番号を用意してスズキ正規取扱店で確認するのが確実
  • 交換時は全てのボルトを仮締めしてから均等に本締めすると歪みを防げる
  • 取り外したくちばしをDIY塗装することでオリジナリティを演出できる
  • 美しい塗装の秘訣は丁寧な洗浄・脱脂・足付けといった下地処理にある
  • くちばしを外すことで軽快なカウルレススタイルへとイメージチェンジできる
  • カウルレス化はメンテナンス性の向上や転倒時の破損リスク低減のメリットもある
  • 反面、高速走行時の風圧が増すというデメリットも考慮する必要がある
  • カウルレス仕様にはショートスクリーンやヘッドライトガードなどのパーツが好相性
  • 取り外した後に露出するステーや配線を綺麗に処理することが完成度を高める鍵

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