ビーノとジョルノ、どっちがいいか迷って検索している方へ、バイク歴20年の経験から正直にお話しします。
結論から言うと、この2台は2025年11月施行の新しい排出ガス規制に対応できず、猶予期限だった2025年10月末をもって、すでにどちらも新車の生産を終了しています。
つまり「どっちを買うか」という比較の前に、「今どうやって手に入れるか」を先に整理する必要があるんです。
ヤマハビーノとホンダジョルノは、2018年以降エンジンやフレームなどの機関部分をホンダがヤマハへOEM供給する体制になり、基礎性能はほぼ共通です。
一方でビーノの外装デザインはヤマハが独自に手がけているため、見た目の違いが選ぶポイントになるモデルでした。
この記事では、生産終了という事実を踏まえたうえで、7つの違いと今からの選び方を、中古購入・維持・売却まで含めて解説します。
読み終える頃には、ビーノとジョルノどちらが自分に合うか、そして今からどう手に入れるべきかが具体的に分かっているはずです。
この記事を読むとわかること
- ビーノとジョルノが生産終了した理由と今の入手方法
- 7つの違いから見る、あなたに合うのはどちらか
- 中古で選ぶ場合に失敗しないための確認ポイント
- 購入後に整えておきたい保険・保管・売却の選択肢
ビーノ・ジョルノの結論と早見表|どっちがいい?
まず結論を先出しします。
ビーノとジョルノは基本スペックがほぼ同じなので、選ぶ基準はデザインの好みと、今すぐ手に入るかどうかの2点に絞られます。
| モデル | 新車価格(税込) | 現在の入手方法 |
|---|---|---|
| ビーノ | 214,500円(2024年モデル・生産終了時点) | 在庫販売または中古のみ |
| ジョルノ | 209,000円〜(グレードにより異なる) | 在庫販売または中古のみ |
新車価格の差はわずかで、性能面もほぼ同一だったため、選ぶ決め手はデザインと色でした。
ただし今は状況が変わっているので、次の章で詳しく見ていきます。
【正直な話】ビーノとジョルノは生産終了しました
ここが今回一番大事な話です。
ビーノとジョルノは、2025年11月に適用が始まった新しい排出ガス規制への対応が困難だったことから、猶予期限にあたる2025年10月末をもって、他の国産50ccモデルと同様に生産を終了しています。
なぜ生産終了になったのか
結論から言うと、原因は「令和2年度排出ガス規制」です。
この規制は基準値の強化に加えて、車載式故障診断装置(OBD2)の搭載を義務づけるもので、50ccクラスの小さな車体にコストをかけて対応するメーカーがほとんどありませんでした。
ホンダ・ヤマハ・スズキともに、この規制をきっかけにガソリン原付一種からの撤退を進めており、ビーノとジョルノもその対象になった、という流れです。
技術的な背景としては、限られた開発リソースを縮小市場のガソリン原付に割く経済合理性が薄れたためと考えられますが、各メーカーから撤退理由の詳細な公式発表はされていません。
- 令和2年度排出ガス規制が2025年11月から原付一種にも適用
- OBD2搭載などの対応コストが小型車には重すぎた
- ホンダ・ヤマハ・スズキとも猶予期限の2025年10月末で50cc生産を終了
寂しい話ではありますが、長年愛されてきたモデルだからこそ、正しい事実を知っておくことが今の判断に直結します。
今からビーノ・ジョルノを手に入れる方法
生産終了と言っても、今すぐ乗る道が閉ざされたわけではありません。
選択肢は主に3つです。
| 入手方法 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| 新車在庫を探す | 販売店に残る在庫があれば購入可能 | 年式が古い個体が中心、数は減少中 |
| 中古車を探す | 流通量は比較的多い | 年式・状態のばらつきに注意 |
| 新基準原付を検討 | 125ccベースで排気量制限した新カテゴリ | ビーノ・ジョルノとは別モデル |
ビーノとジョルノにこだわりたいなら、新車在庫か中古が現実的な選択肢です。
一般的に言われているのは、生産終了直後の方が新車在庫が見つかりやすく、時間が経つほど中古市場に流通が移っていくという流れです。
ここは焦って判断するより、次の章の違いを踏まえてから決めても遅くありません。
💡 新基準原付という選択肢も
どうしても新車がいいという方には、125ccベースで最高出力を原付一種相当に制限した「新基準原付」というカテゴリも登場しています。
ビーノやジョルノとは別モデルになりますが、免許区分は原付免許のままで新車に乗れる選択肢として覚えておいてください。
ホンダはDio110 Liteを、ヤマハはJOG ONEを発売しました。
今後のラインナップにも注目しておくと良いでしょう。
【徹底比較】ビーノとジョルノ、7つの違い
生産終了の事情が見えてきたところで、本題の違いを見ていきましょう。
ビーノとジョルノは中身がほぼ同じ兄弟モデルなので、判断基準になる7つのポイントに絞って比較します。
①デザイン|元ネタのベスパに近いのはどっち
実は、ビーノとジョルノは2018年以降、エンジンやフレームなどの機関部分をホンダがヤマハにOEM供給する体制になっています。
つまりジョルノがベースになり、そこにヤマハが独自の外装デザインを施したものがビーノという関係です。
中身は共通でも、外装デザインの方向性ははっきり分かれています。
- ビーノは丸目ライトとヨーロピアンなレトロ感が強め
- ジョルノは丸みを帯びたクラシカルな親しみやすさが強め
- どちらもレトロスクーターの元祖ベスパを意識した造形
デザインの好みは人それぞれなので、「どっちがかっこいい」と断定するのは避けますが、ビーノの方がやや都会的、ジョルノの方がやや柔らかい、という賛否が分かれるポイントとして捉えてください。
②スペック|坂道でのパワーや加速性能
結論から言うと、ビーノとジョルノのエンジンスペックに実質的な差はありません。
機関部分がホンダから共通供給されているため、両モデルとも49ccの水冷4ストロークエンジンで、最高出力は3.3kW(4.5PS)/8,000rpmです。
| 項目 | ビーノ | ジョルノ |
|---|---|---|
| エンジン | 49cc 水冷4スト | 49cc 水冷4スト |
| 最高出力 | 3.3kW(4.5PS)/8,000rpm | 3.3kW(4.5PS)/8,000rpm |
| 車両重量 | 81kg | 81kg |
ざっくり言うと、街乗りの信号ダッシュや緩やかな坂道は問題なくこなせるレベルで、急な坂道でやや失速するのはどちらも同じ、という共通の特性です。
バイク歴20年の経験から言うと、坂道のパワーで選ぶ意味はほぼないので、他の項目で決めて大丈夫です。
③値段|新車・中古の価格相場
高速道路を走らない街乗り前提なら、気になるのはやっぱり値段ですよね。
新車価格は2024年モデルのビーノが214,500円、ジョルノはグレードによって209,000円前後からの設定でした。
| 項目 | ビーノ | ジョルノ |
|---|---|---|
| 新車価格(税込・生産終了時点) | 214,500円(2024年モデル) | 209,000円〜(グレードにより変動) |
| 中古車価格帯の目安 | 約5万〜30万円 | 約5万〜34万円 |
中古車価格帯は年式・状態・生産終了による需給変化で大きく変動するため、上記はあくまで目安です。
断定はできませんが、生産終了の影響で今後は程度の良い個体の相場が上がっていく可能性があると一般的に言われています。
購入前には、バイクブロスなどの中古車情報サイトで直近の実勢価格を確認することをおすすめします。
「安すぎる中古車」には要注意です。
相場から大きく外れた格安車両は、後から出費がかさむケースもあるので、次の章で詳しくお話しします。
④燃費|ガソリン代がお得なのは
燃費についても、ビーノとジョルノに実質的な差はありません。
両モデルともWMTCモード値で58.4km/L、30km/h定地走行値で80.0km/Lと、公式スペック上は完全に共通の数値です。
- 市街地走行が多いほど低燃費のメリットを実感しやすい
- アイドリングストップ機能付きで信号待ちのガソリン消費を抑える
- 実燃費はカタログ値より下がる傾向にある点も共通
通学や買い物メインの使い方であれば、どちらを選んでもガソリン代で困ることはほぼないでしょう。
⑤収納力|ヘルメットや荷物の入れやすさ
買い物や通学で毎日使うなら、収納力も見逃せないポイントです。
シート下収納はどちらも20L前後で、ジェットヘルメットも問題なく収まる大きさになっています。
- シート下収納は約20Lでほぼ共通
- コンビニフックやフロントポケットも標準装備
- ビーノ・ジョルノともにグローブボックス内にDCソケット(アクセサリーソケット)を標準装備
スマホ充電用のソケットは、実はビーノ・ジョルノどちらにも標準で備わっています。
この点は差にならないので、収納力そのものは同等と考えて問題ありません。
ただし年式によって細部の仕様が変わることもあるので、購入前に現車で確認しておくと安心です。
⑥足つき|小柄な方でも乗りやすいか
身長が低めの方や、バイク初心者にとって足つきは重要な判断材料です。
ビーノ・ジョルノともにシート高は720mm前後で、原付スクーターとしては足つきのいい設計です。
- シート高720mm前後で身長150cm台でも両足が届きやすい
- 車両重量81kgと軽量で取り回しがしやすい
- シート幅も広すぎず座りやすい形状
不安な方は、実車にまたがって確認するのが一番確実です。
中古車販売店であれば試乗や現車確認に応じてもらえることが多いので、遠慮なく申し出てみてください。
⑦人気色|おしゃれでリセールも期待できるカラー
生産終了となった今、カラー選びは「今持っている個体をどう楽しむか」という視点にもつながります。
ビーノは2024年モデルでファイティングレッドやプコブルーなど6色展開が確認されており、ジョルノは確認できる範囲でプコブルーやブラックが定番人気です。
なお、ジョルノについては2022年1月のカラー変更が確認できる直近の更新情報で、それ以降の追加モデルイヤーは確認できていません。
- 明るい色は若い世代に人気が高い傾向
- 落ち着いた色は将来的なリセールでも需要が見込みやすい
- 限定カラーやコラボモデルは中古市場でも注目されやすい
リセール価格は状態や需要で変動するため断定はできませんが、生産終了モデルは総じて人気色の個体から先に流通が減っていく傾向があると言われています。
気になる色があれば、早めに実車をチェックしておくと良いでしょう。
目的別|あなたに向いているのはビーノ?ジョルノ?
7つの違いを踏まえたうえで、目的別にどちらが向いているかを整理します。
| タイプ | 向いているモデル | 理由 |
|---|---|---|
| デザイン重視・華やかな色が好き | ビーノ | ヨーロピアンなレトロ感とカラー展開 |
| クラシカルな柔らかい雰囲気が好き | ジョルノ | 丸みのあるデザインで親しみやすい |
| とにかく早く新車で欲しい | 在庫のある方を優先 | 生産終了のため新車在庫は早い者勝ち |
デザインと雰囲気を楽しみたいならビーノ
ファッション性や街に映えるレトロ感を重視するなら、ビーノは今でも十分候補になります。
中古市場にも一定数流通しているので、色や年式にこだわって探す楽しみもあります。
- カフェ巡りや休日のちょっとした外出を楽しみたい
- 写真に映る一台として愛着を持ちたい
- 個性的なカラーで周りと差をつけたい
おしゃれさを妥協したくない方には、ビーノの中古を探す価値があります。
ただし人気色は流通が減りやすいので、見つけたら早めに検討することをおすすめします。
丸みのあるクラシカルな雰囲気が好きならジョルノ
通勤・通学・買い物と、生活の足として毎日使うなら、ジョルノの柔らかいデザインも選ばれる理由になります。
装備面はビーノとほぼ共通なので、見た目の好みで選んでも実用性で困ることはありません。
- 丸みのある親しみやすい見た目が好き
- コンビニ利用や買い物での積載を重視する
- 維持費を抑えたシンプルな使い方をしたい
忖度なしで言えば、実用面での差はほぼないので、最終的な決め手はやはり見た目の好みになるでしょう。
とはいえビーノにも装備面での不満はないので、どちらを選んでも実用性に大きな差は出ません。
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中古のビーノ・ジョルノで失敗しないために
生産終了によって、これからビーノ・ジョルノを選ぶ人の多くは中古車を検討することになります。
正直に言うと、中古車選びは新車より確認すべきポイントが多いので、ここは丁寧にチェックしていきましょう。
車両状態は現車で必ず確認する
中古車は前オーナーの使い方で状態が大きく変わります。
写真だけで判断せず、可能な限り現車を見て、エンジンの始動具合や外装の状態まで確認してください。
- エンジン始動のスムーズさとアイドリングの安定感
- タイヤの残り溝と外装のサビ・傷
- メーターや灯火類が正常に作動するか
専門スタッフによる整備記録が残っている個体は、状態把握の手がかりになります。
小さな不具合でも、放置せず購入前に確認しておくと後悔が減ります。
相場から外れた格安車両は避ける
生産終了によって需給バランスが変わりつつある今、極端に安い中古車には注意が必要です。
相場から大きく外れる車両は、見えない不具合が潜んでいる可能性があります。
- フレーム修正歴や事故歴の有無を確認する
- 整備履歴や修理記録が分かる資料をもらう
- お得感だけで即決しない
安さの裏には理由があることがほとんどです。
結果的に高額な修理費がかかるケースもあるので、信頼できる中古車情報サイトで相場を確認したうえで判断してください。
💡 中古のビーノを検討している方へ
ビーノの中古車選びについては、年式ごとの注意点をさらに詳しくまとめた記事があります。
購入前の最終チェックにぜひ活用してください。
購入後に整えたい、保険・保管・売却の選択肢
ビーノ・ジョルノのどちらを選ぶか決まったら、次に考えておきたいのが購入後の維持です。
ここでは所有判断の出口として、保険・保管・売却の選択肢を紹介します。
任意保険は加入前に比較を
原付は自賠責保険だけでも公道を走れますが、対人・対物のリスクをカバーする任意保険への加入も検討したいところです。
保険料は年齢・地域・等級などの条件で変わるため、ここで具体的な金額を断定することはできません。
💡 損をしないための重要ポイント
保険の更新ハガキが来たら、そのまま払う前に一度比較をしましょう。
条件は同じでも会社を変えるだけで保険料が下がるケースがあります。
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盗難対策とロードサービスも忘れずに
生産終了モデルは今後さらに個体数が減っていくため、盗難対策の重要性は高まっていくと考えられます。
過度に不安を煽るつもりはありませんが、備えておくと安心なのは確かです。
バッテリー上がりなどの日常的なトラブルにも対応してもらえるロードサービスがあると、通勤・通学中の不安がひとつ減ります。
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保管場所と乗り換え・売却の考え方
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一方で、ビーノ・ジョルノは生産終了モデルとして今後リセール価値が変動していく可能性があります。
乗り続けるのも良い選択ですが、もし乗り換えや手放すタイミングを検討しているなら、CTN一括査定で今の価値を確認してから決めても遅くありません。
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