特攻の拓バイクと検索しているあなたは、きっと「拓や晶をはじめ、あのキャラたちが何に乗っていたか正確に知りたい」と思っているはずです。
バイク歴20年の管理人として、90年代の旧車文化に大きな影響を与えたこの作品の愛車設定を、派閥ごとに正直に整理してお話しします。
この記事を読むとわかること
- 特攻の拓に登場する全キャラクターと愛車の車種名一覧
- 爆音小僧やライバル勢力など派閥別の愛車の特徴
- ケニー・ロバーツ号などバイクの名前の由来
- 登場した旧車が現在どのくらいの価値になっているか
特攻の拓バイク一覧|登場人物の愛車と車種名まとめ
特攻の拓には爆音小僧をはじめ複数の暴走族が登場し、キャラクターごとに個性的な単車が与えられています。
まずは結論として、主要人物の愛車を一覧表にまとめました。
【一覧表】全登場人物と愛車・車種名まとめ
| キャラクター | 所属 | 愛車 |
|---|---|---|
| 浅川拓 | 爆音小僧 | FZR250R/ゼファー400/CBX1000/SR400 |
| 鮎川真里 | 爆音小僧 | CB400FOUR |
| 真嶋秋生 | 爆音小僧 | KH400 |
| 姫小路良 | 爆音小僧 | GS400E |
| 今川一成 | 爆音小僧 | FZR400RR |
| ミツオ | 爆音小僧 | CB400TホークⅡ |
| 滝沢ジュンジ | 爆音小僧 | CBX400F |
| 進藤貴則 | 爆音小僧 | KH400 |
| 真嶋夏生 | 元・爆音小僧 | CB1100R |
| 半村誠 | 元・爆音小僧 | CB350F/CB400FOUR |
| 榊龍也 | 朧童幽霊 | GPZ400F/GPZ900R |
| 藤崎貢 | 朧童幽霊 | GPZ400F |
| 一条武丸 | 魍魎 | GSX400FSインパルス |
| 新開英二 | 魍魎 | BANDIT400 |
| 鰐淵春樹 | 夜叉神 | Z1000J |
| 鎖島直 | 夜叉神 | CBR400F |
| 内海雄太 | 夜叉神 | VFR400R |
| 鳴神秀人 | 外道 | Z400FX-E4 |
| 吉岡義郎 | 外道 | GT380 |
| 沢渡弘志 | 元・獏羅天 | Z750FOUR(ZII) |
| 稲楽キヨシ | 元・獏羅天 | パッソルⅡ |
| 天羽時貞 | 元・獏羅天 | SR400(ルシファーズ・ハンマー) |
| 那森須王 | 元・獏羅天 | CB750K2 |
| 慈統享介 | 極悪蝶 | CB750F |
| 柾那智 | 極悪蝶 | CBX400F |
| 緋咲薫 | 麓沙亜鵺 | Z400FX |
| 一色大珠 | 美麗 | (Z400GP)/RD400 |
| 八尋渉 | 阿修羅王 | CB400FOUR |
| 千冬慎 | 阿修羅王 | FLSTF |
| 来栖奈緒巳 | 蠅王 | 500SS MACHⅢ |
| 広瀬敬司 | 鬼雷党 | GSXR-400R |
| 半村晶 | – | CB350F(CB400FOUR仕様) |
| 鰐淵清美 | – | 500SS MACHⅢ |
| 芹沢優理 | – | CBR1100XX |
| 高遠陸夫 | – | XT225W/スポーツスター |
| 陣野平蔵 | – | Z50JⅢ(ゴリラ) |
爆音小僧(ばくおんこぞう)の愛車一覧
拓が所属する暴走族「爆音小僧」には、個性豊かな愛車を持つメンバーが揃っています。
ここでは主要メンバーの単車を1人ずつ見ていきます。
浅川拓 FZR250R/ゼファー400/CBX1000/SR400
結論から言うと、主人公・浅川拓の愛車は物語の進行に合わせて4台も変わっています。
最初に乗っていたのはヤマハのFZR250R(3LN型)で、「ケニー・ロバーツ号」という名前がつけられていました。
当時のレプリカブームを象徴する1台で、拓が単車の世界に足を踏み入れるきっかけになったバイクです。
出典:BikeBros.
このFZR250Rは、鬼雷党のケージとのゼロヨン対決の末に海へ沈んでしまい、爆音小僧のメンバーが拓のために新しい単車を組み直します。
その結果生まれたのが2代目の愛車、カワサキ ゼファー400「エディ・ローソン号」です。
出典:BikeBros.
その後、拓はホンダCBX1000をベースにした改造車(爆音Coolストリートスペシャル)にも乗り、物語終盤では天羽時貞から受け継いだヤマハSR400「悪魔の鉄槌」に乗っています。
出典:BikeBros.
他にも爆音ドラッグスペシャルGPZ2856Fや、半村晶から借りたCB350FOUR、更には横浜港ヶ丘高校時代の通学用にスクーター(車種不明)も乗っていたことがあります。
鮎川真里(マー坊) CB400FOUR「真紅のFOUR」
出典:BikeBros.
七代目総長のマー坊(鮎川真里)は、故人である半村誠から受け継いだホンダCB400FOUR「真紅のFOUR」に乗っています。
誰もリアシートに乗せたことがなかったマー坊が拓を乗せるシーンは、読者の間でも印象深いエピソードとして語られています。
主な特徴はヨシムラの直管です。
真嶋秋生(アッちゃん) KH400
出典:Webike
アッちゃん(真嶋秋生)の愛車はカワサキKH400で、2ストロークらしい鋭い加速感が特徴の車種です。
350SS マッハⅡにカスタムされているのが特徴でした。
姫小路良(リョー) GS400E
出典:Webike
リョー(姫小路良)はスズキGS400Eに乗り、フロントカウルと三段シートを組み込んだ、いかにも族仕様といえる外観にまとめられています。
「GSちゃん」と呼び、2気筒にこだわりを持っている描写が作中に描かれています。
今川一成(カズ) FZR400RR
出典:BikeBros.
爆音小僧の旗持ちであるカズの愛車は、カウルレス仕様のFZR400RRです。
本編では「カズ」としか名前が明かされていませんでしたが、後に小説版にてフルネームが判明したキャラでもあります。
腹下でマフラーをちょん切った…通称「バラチョン」仕様となっているのも特徴です。
ミツオ CB400T ホークⅡ
出典:BikeBros.
リョーと仲の良い描写が多いミツオの愛車はCB400TホークⅡです。
上を向いたハンドルと、布タレ風防が特徴の車両でした。
滝沢ジュンジ CBX400F
出典:BikeBros.
カズと同じく爆音小僧の旗持ちであるジュンジですが、当初は単車を持っておらず、カズやミツオの後ろに乗っていることが多かったです。
その後は中学時代の邂逅でCBX400Fへの想いが語られ、実際にCBX400Fを手にしました。
当初は直管使用でしたが、後にRPM管(規制前)に変更され、CBRのREVが組まれたエンジンが特徴です。
進藤貴則(タカノリ) KH400
出典:Webike
こちらも漫画では「タカノリ」としか触れられていなかったと思いますが、小説版にてフルネームが明かされています。
愛車は真嶋秋生と同じKH400ですが、こちらは納車されたてのピカピカの、どノーマル仕様とされていました。
真嶋夏生 CB1100R
出典:BikeBros.
元爆音小僧で六代目の頭でもあるナツオの愛車は、爆音スペシャルと称されるCB1100Rです。
CB1100Rの前にはCB400FOURに乗っていました。
半村誠 CB350F/CB400FOUR
出典:BikeBros.
一覧表では「元・爆音小僧」と書きましたが、正確にはメンバーではなくゲスト的な扱いをされていました。
当初は400FOUR仕様にされたCB350F(バケヨン)に乗っていましたが、ナツオからCB400FOURを引き継ぎました。
このFOURはマー坊に、バケヨンは昌に引き継がれています。
朧童幽霊(ロードスペクター)の愛車一覧
六代目爆音小僧が解散し、榊龍也が立ち上げたのが朧童幽霊です。
少数規模ということもあってか、リューヤのイメージが強いかもしれません。
榊龍也(リューヤ) GPZ400F/GPZ900R
出典:BikeBros.
朧童幽霊(ロードスペクター)のリューヤは、カワサキGPZ900R(通称ニンジャ)に乗っています。
当時の国産最速クラスに位置づけられた大型バイクで、ライバル勢力の中でも別格の存在感を放つ1台です。
フレアーラインにヒョウ柄の三段シート、更にはデビル管が特徴の車両でした。
六代目爆音小僧の時にはGPZ400Fに乗っており、GPZシリーズへの愛が感じられるキャラです。
藤崎貢(デブ崎) GPZ400F
出典:BikeBros.
デブ崎の愛車はGPZ400Fです。
特に作中に話は書かれていなかったと思いますが、リューヤのお下がりというわけではなく、別の車両のようですね。
魍魎(もうりょう)の愛車一覧
こちらも武丸のイメージが非常に強い魍魎です。
一条武丸 GSX400FSインパルス
出典:BikeBros.
武丸は、スズキGSX400FSインパルスに乗っています。
ロケットカウルに三弾シートと、いかにも族車といった出で立ちが特徴です。
新開英二(エージ) BANDIT400
出典:BikeBros.
あまりバイクに乗っている印象がないエージですが、愛車はBANDIT400です。
夜叉神(やしゃがみ)の愛車一覧
ワニブチのイメージが強い夜叉神ですが、非常に多くのメンバーを抱える県下最大級の族となっています。
鰐淵春樹 Z1000J「ジェイソン」
出典:BikeBros.
夜叉神の総会長である鰐淵春樹は、カワサキZ1000Jのローソンレプリカ仕様「ジェイソン」に乗っています。
実在レーサー・エディ・ローソンがAMAスーパーバイク選手権でZ1000J改を駆り優勝したことに由来する名前で、音速の四天王の一人としての格を象徴する1台です。
ローソンレプリカと言うとZ1000Rのイメージが強いかもしれませんが、Z1000JをベースにZ1000Rは誕生しています。
鎖島直 CBR400F
出典:BikeBros.
夜叉神の踊るフランケンこと、鎖島直の愛車はCBR400Fです。
モヒカンで強面ながら、人当たりの良さがギャップなキャラでしたね。
内海雄太 VFR400R
出典:BikeBros.
聖蘭高校、通称「乱校」の1年生ということで時々登場してきた印象があります。
鰐淵の怒りを買ったことで、事故と称する制裁を受けることとなりましたが…愛車はVFR400Rです。
外道(げどう)の愛車一覧
爆音小僧とは代々暴走りで認め合ってきた横浜の暴走族です。
秀人が拓のいる私立港ヶ丘高校へ転向してきたことをきっかけに、物語は動き始めたように思います。
鳴神秀人 Z400FX
出典:BikeBros.
拓が不良デビューするきっかけとなった外道の鳴神秀人は、カワサキZ400FXのパールホワイト仕様に乗っています。
設定ではE4とされていますので、まさに上記画像の車両がベースとなっているかと思います。
吉岡義郎 GT380
出典:BikeBros.
外道では数少ない年長者でもある(外道はほぼ全員が高校1年生)吉岡の愛車はGT380です。
サングラスと口ひげが特徴のキャラでしたね。
獏羅天(ばくらてん)の愛車一覧
獏羅天は「喧嘩の獏羅天」ということもあってか、あまりバイクの描写は無かったように思います。
主要人物も「元・獏羅天」という形が多いですが、ここで紹介します。
沢渡弘志(ヒロシ) Z750FOUR(ZII)
出典:BikeBros.
獏羅天を破門となっているヒロシの愛車はゼッツーですが、750RSではなく1976年より登場したZ750FOURです。
単行本の「お単車自慢コンテスト」Z750F D2となっていることから、1978年製だと考えられます。
ちなみに型式としてのD2は、Z750FXとなりますので…厳密にはZ750FOUR D1がヒロシの愛車と言えるでしょう。
稲楽キヨシ パッソルⅡ
出典:バイクパッション
ヒロシとのコンビで風神雷神と呼ばれているキヨシですが、やはりヒロシのZ2の後ろに乗っているイメージが強いかと思います。
漫画の本編では一度も登場していませんが、「お単車自慢コンテスト」にて雷神仕様のパッソルⅡに乗っていることが書かれています。
天羽時貞 SR400
出典:BikeBros.
元・獏羅天で龍神と呼ばれていましたが、音楽の道へ進むために離脱。
悪魔の鉄槌…ルシファーズ・ハンマーと呼ばれるSR400が天羽時貞の愛車でした。
イギリスのノートンタイプのタンク、シングルシートなどでカフェレーサーに仕上げられているのが特徴ですね。
ハーレーダビッドソンの部品も製造している、ルシファーズ・ハンマーのピストンとシリンダーで組まれたエンジンも特徴です。
この車両は事故後は拓が愛車としています。
那森須王 CB750K2
出典:BikeBros.
元・獏羅天で音速の四天王の一人だった那森須王の愛車はCB750K2です。
黒とゴールドメタリックに塗り分けられており、更には超が付くシャコタン仕様となっているのが特徴でした。
極悪蝶(ごくあくちょう)の愛車一覧
湘南の暴走族である極悪蝶です。
慈統享介 CB750F
出典:BikeBros.
ドデカイリーゼントと、薄いサングラスが特徴の慈統の愛車はCB750Fとされています。
全体の特徴を見る限りでは、CB750Fで間違いなさそうですが…1992年に登場したCB750のようにオイルクーラーが付いているのが特徴です。
柾那智 CBX400F
出典:BikeBros.
木刀那智の愛車はCBX400Fです。
中学時代からの付き合いであるジュンジと同じく、中学時代の約束を形にしたのが感動的でしたね。
チェリーピンクに塗られた…という設定がされていましたが、単行本ではカラーページは無かった気がします。
麓沙亜鵺(ロクサーヌ)の愛車一覧
横須賀の暴走族で、外道と因縁の関係となっています。
緋咲薫 Z400FX
出典:BikeBros.
麓沙亜鵺の十一代目頭である緋咲の愛車はチェリーピンクのZ400FXです。
那智と違い、こちらは単行本の表紙にてチェリーピンクのFXが描かれていました。
外道の秀人とは天敵のはずですが、なぜか愛車はお揃いです。
美麗(びれい)の愛車一覧
風神雷神に潰された黒魔術師(ブラックマジシャン)の元幹部、横須賀愚連坊の元幹部を纏めて結成された新興の族です。
バイクとしては大珠くらいしか描写は無かったかもしれません。
一色大珠 (Z400GP)/RD400
出典:Webike
大珠の愛車はRD400です。
しかし倫子のZ400GPに乗っている描写も多かったように思います。
阿修羅王(あしゅらおう)の愛車一覧
連合チームAJSのAこと阿修羅王です。
八尋渉 CB400FOUR
出典:BikeBros.
当初はマー坊と同じ速度域に棲んでいると言われていたものの、あまりバイクの描写はなかったようにも思います。
マー坊と同じくCB400FOURが愛車ですが、こちらはブルーと設定されていました。
千冬慎 FLSTF
出典:バイクパッション
特攻の拓では珍しい、ハーレーダビッドソンのFLSTFファットボーイが千冬の愛車です。
どエレー低くされており、タンクにはファイヤーパターン、シートはチンチラ張りとなっているのが特徴です。
蠅王(ヴェルゼブブ)の愛車一覧
新興の族であり、メンバーは初代極悪蝶の頭であった来栖奈緒巳と、強引に引き入れられた拓のみ。
来栖奈緒巳 500SS MACHⅢ
出典:BikeBros.
来栖の愛車はカナリーイエローに塗られたマッハⅢです。
鬼雷党(きらいとう)愛車一覧
作中ではケージ、ノブ、シゲの3人しか登場しませんが、どうやら学校内にはメンバーが他にもいる様子です。
主要メンバーが同じ学校ということもあってか、爆音小僧とは敵対関係。
広瀬敬司 GSX-R400R
出典:BikeBros.
鬼雷党のケージは、スズキGSXR400Rに乗っています。
拓のFZR250Rとゼロヨン対決を行った相手であり、レプリカブーム全盛期の高性能車が敵側にも配置されている点が、当時の読者にとってもリアリティのある設定でした。
暴走族に所属しない主要人物の愛車一覧
特攻の拓には、暴走族に所属していないものの物語に大きく関わる人物も登場し、それぞれに愛車が設定されています。
半村晶の愛車はCB350F(通称バケヨン)
出典:BikeBros.
半村誠の妹であり、マー坊の幼馴染でもある半村晶の愛車は、ホンダCB350Fです。
劇中では大幅にカスタムされ「バケヨン」と呼ばれる仕様になっており、CB350の面影がほとんど残っていない点も特徴とされています。
鰐淵清美 500SS MACHⅢ
出典:BikeBros.
鰐淵春樹の姉である鰐淵清美は、カワサキ500SSマッハⅢに乗っています。
2ストロークらしい荒々しさが際立つ車種で、女性キャラクターながら本格的な旧車を任されている点が印象的です。
芹沢優理 CBR1100XX
出典:BikeBros.
優理の愛車は玩具例メタリックのCBR1100XXです。
天羽時貞亡き後、彼の求めていたスピードの世界を共有したくなり…夜な夜な高性能バイクで走り回るという切ない話でした。
そんなこんなで灰色の亡霊(グレイ・ゴースト)と間違われるようにも。
高遠陸夫 XT225W/スポーツスター
出典:BikeBros.
高遠陸夫の普段の愛車は、XT225Wです。
特攻の拓では珍しいオフ車ですが、どちらかと言うとダートラやストリート系のスカチューンカスタムが特徴の車両ですね。
そして灰色の亡霊(グレイ・ゴースト)として憑りつかれたように走っているのが、ハーレーのスポーツスターです。
こちらは海兵隊員が残していったレース用の車両という設定になっており、かなりカスタムもされておりスポーツスターのどれなのかは不明となっています。
陣野平蔵 Z50JⅢ(ゴリラ)
出典:BikeBros.
truthのボーカルである平蔵の愛車は、Z50JⅢ(ゴリラ)です。
モンキーの方が有名な気もしますが、ビッグタンクを搭載した派生モデルであるゴリラに乗っています。
88ccにボアアップしてあるのが特徴で、「原チャじゃねーんだよ」は本人談です。
特攻の拓バイクの名前の由来…あだ名で呼ばれる理由とは
一覧を見て気づいた人もいるかもしれませんが、特攻の拓に登場する単車には車種名とは別に、実在のレーサー名などが由来のあだ名が付けられています。
ここではその由来を正直に解説します。
ケニー・ロバーツ号やエディ・ローソン号って何のこと?
実は、拓の愛車に付けられた「ケニー・ロバーツ号」「エディ・ローソン号」は、いずれも1980年代に活躍した実在のロードレーサーの名前が由来です。
ケニー・ロバーツは1970年代後半に世界グランプリを制した米国人ライダー、エディ・ローソンはAMAスーパーバイク選手権でカワサキZ1000J改を駆り優勝した、その後継として活躍したトップレーサーです。
単車そのものにレーサーの名前を重ねることで、単なる移動手段ではなく「相棒」としての存在感を持たせる。
この演出が、特攻の拓が今も旧車ファンから支持される理由の一つと考えられます。
なぜ実在レーサーの名前を単車につけるのか
これは特攻の拓に限った演出ではなく、当時の暴走族文化における実際の慣習を反映したものと言われています。
単車に愛称を付ける文化自体は珍しくありませんが、実在のレーサー名を冠することで「速さへの憧れ」をそのまま単車の名前に込める、という当時ならではの空気感があったのでしょう。
とはいえ、この名付け文化を知ってから読み返すと、キャラクターと単車の関係性がより深く見えてくるはずです。
名前の由来が分かったところで、次はこれらの旧車が今どれくらいの価値になっているのか、正直にお話しします。
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特攻の拓バイクが今も愛される理由…旧車としての価値とは
特攻の拓に登場した単車の多くは、今では生産終了から数十年が経った絶版車です。
ここでは作品が旧車文化に与えた影響と、現在の価値について解説します。
90年代旧車ブームの火付け役になった理由とは
バイクで旧車が大きく注目されたのは、特攻の拓がきっかけと言われており、この連載で描かれたモデルは現在でも高い人気を保っています。
1991年から1997年まで週刊少年マガジンで連載されたこの作品は、当時すでに市場から姿を消しつつあった70〜80年代の国産車を、憧れの対象として再び前面に押し出しました。
20年間バイク乗りを見てきて感じるのは、こうした漫画作品が旧車の需要を作り出す力の大きさです。
特攻の拓に登場したゼファー400やZ400FXは、作品の人気と連動するように中古市場での注目度を高めていきました。
現在の中古相場はどれくらいになっている?
控えめに言って、特攻の拓に登場した旧車の価値は年々高騰しています。
2022年頃の調査では、拓の最初の愛車だったFZR250Rが約48万円、鰐淵春樹のZ1000J「ジェイソン」は約300万円という価格が確認されていました。
ゼファー400についても、2025年時点の相場では70万〜150万円程度とされています。
これらの数値はあくまで参考程度の相場であり、実際の価格は個体の状態や年式によって大きく変動します。
絶版車という性質上、今後もこの流れが続く可能性は高いと考えています。
もし特攻の拓に憧れて旧車を所有していて、乗り換えや手放すタイミングを考えているなら、今の相場を知っておくことが大事です。
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