2026年9月、Aston MartinとBrough Superiorから「AMB 002 Roadster」が発表されました。
これまでのAMB 001/AMB 001 Proはサーキット専用でしたが、AMB 002は両社のコラボレーションで初めて公道走行を前提に開発されたモデルです。
日本でも購入相談・予約の窓口が動き始めており、世界限定300台、初回デリバリーは2027年第3四半期から予定されています。
この記事では、日本での予約状況、まだ正式発表されていない価格の目安、1083cc Vツインの主要スペック、AMB 001との違いまで順番に整理します。
- AMB 002 Roadsterは日本で予約・購入相談できるのか
- 日本価格は未発表だが、どのくらいの価格帯になりそうか
- 1083cc Vツイン・130bhp・190kgなど主要スペック
- AMB 001/AMB 001 Proとの一番大きな違い
AMB 002 Roadsterは日本でも予約受付開始
AMB 002 Roadsterは海外だけのショーモデルではなく、日本でも購入に向けて動ける段階に入っています。
Brough Superior Motorcycles JapanのAMB 002ページには注文・問い合わせフォームが用意されており、国内から購入相談ができます。
Aston Martin×Brough Superior初の公道走行可能モデル
AMB 002の大きな意味は、Aston MartinとBrough Superiorの共同開発車として初めて「road-legal」、つまり公道走行を前提にしたモデルになったことです。
先代にあたるAMB 001とAMB 001 Proはサーキット専用だったため、単なる後継車というよりAMBシリーズの方向を公道へ広げた1台と考えた方が分かりやすいでしょう。
Aston Martinの発表でも、AMB 002を両社初の公道走行可能なモーターサイクルと位置づけています。
なお、世界向けに公道モデルとして設計されていることと、日本でナンバー登録するための認証・登録手続きが完了していることは同じ意味ではありません。
国内での納車時期や登録条件まで含めた最終的な購入条件は、販売窓口で確認しておきたいところです。
世界限定300台、デリバリーは2027年第3四半期予定
生産台数は世界限定300台です。
初回デリバリーは2027年第3四半期から始まる予定で、量販モデルのように常時在庫から選ぶバイクではありません。
しかも1台ずつ組み上げる少量生産車なので、興味がある人は国内入荷後に探すより、早い段階で販売窓口へ希望仕様や納期を確認する方が現実的です。
日本ではBrough Superior Motorcycles Japanを通じて予約開始
日本ではMOTO CORSEがBrough Superiorの正規輸入元となっており、Brough Superior Motorcycles JapanとしてAMB 002の国内ページも公開されています。
国内二輪メディアでも予約注文の開始が報じられているため、「日本発売するか分からない海外モデル」という段階ではありません。
一方で、正式な日本価格や個別車両の登録条件は別問題なので、注文時には価格、納期、仕様、登録までの流れをまとめて確認するのがよいでしょう。
AMB 002 Roadsterの価格はいくら?
気になるのは価格ですが、2026年9月14日時点で日本向けの正式価格は公表されていません。
ただし、海外の価格報道と現在の為替を見ると、桁感まではある程度イメージできます。
日本価格はまだ正式発表されていない
Aston MartinとBrough Superiorの発表では、限定300台や納車時期、主要スペックは明らかになっていますが、日本円の販売価格は示されていません。
Brough Superiorの公式ページにも注文方法は案内されていますが、公開ページ上で日本向け価格を確認できる状態ではありません。
日本向けの正式価格が発表されるまでは、具体的な日本円価格は目安として見る必要があります。
海外では€120,000との報道がある
一方、海外の二輪専門メディアAustralian Motorcycle Newsでは、AMB 002の価格を€120,000と報じています。
これはメーカーが発表した日本価格ではなく、あくまで海外で報じられている参考値として見る必要があります。
2026年9月14日時点の1ユーロ約178.52円で単純換算すると、€120,000は約2,142万円です。
為替は動くため、この換算額自体も固定価格ではありません。
日本では2,000万円台になる可能性もあると予想
海外報道の€120,000を基準に考えるなら、私は日本でも2,000万円台に入る可能性は十分あると見ています。
単純換算だけですでに約2,142万円なので、少なくとも一般的な高級スポーツバイクの価格帯とは別物として考えた方がよさそうです。
日本向け仕様や販売条件も未確定のため、税金や輸送費まで含めた最終的な支払額はまだ分かりません。
正式価格が出るまでは、海外報道を基準に2,000万円台を想定しておくのが現実的です。
AMB 002 Roadsterのスペックと主要装備
AMB 002はAston Martinの名前だけで成立しているコラボモデルではなく、車体もエンジンもかなり特殊です。
| 項目 | AMB 002 Roadster | ポイント |
|---|---|---|
| エンジン | 1083cc 水冷88度Vツイン | 完全新開発 |
| 最高出力 | 130bhp | 公道向けに低中速トルクも重視 |
| 最大トルク | 110Nm | 6速カセット式 |
| 車両重量 | 190kg | 公式は単に190kgと表記 |
| シート高 | 875mm | サスペンション全伸長時 |
| ホイールベース | 1472mm | 全長2150mm |
| フロントブレーキ | 320mmダブルディスク | 4ピストンラジアルキャリパー×2 |
新開発1083cc Vツインは130bhp・110Nm
エンジンは1083ccの水冷4ストローク88度Vツインで、最高出力130bhp、最大トルク110Nmを発生します。
AMB 001系の997ccターボVツインをそのまま転用したのではなく、AMB 002用に新しく設計されたエンジンです。
公道向けモデルらしく低・中回転域のトルクも重視されており、最高出力の数字だけを追ったサーキット専用車とは狙いが変わっています。
190kgの車体と軽量素材
車両重量は公称190kgで、チタン製バックボーンフレームは単体5kgとされています。
さらにカーボンファイバー製のボディパネルや燃料タンク、削り出し部品を組み合わせ、前後50:50の重量配分を狙っています。
公式発表の190kgには乾燥重量・装備重量といった区分が付いていないため、単純に公称値として見ておくのがよいでしょう。
Fior式フロントサスペンションを採用
フロントにはBrough Superiorらしいダブルウィッシュボーン式のFiorタイプサスペンションを採用しています。
一般的なテレスコピックフォークとは構造が異なり、ステアリングとブレーキングで受ける力を分けながらフロントジオメトリーを管理する仕組みです。
Brough Superior公式スペックでは、フロント100mm、リア124mmのストローク、320mmダブルディスク、17インチホイールなども確認できます。
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AMB 001・AMB 001 Proとの違い
AMB 002を理解するなら、スペック表だけでなくAMBシリーズの流れを見る方が分かりやすいです。
| モデル | 発表年・用途 | 限定台数・特徴 |
|---|---|---|
| AMB 001 | 2019年・サーキット専用 | 100台・997ccターボ/180hp |
| AMB 001 Pro | 2022年・サーキット専用 | 最大88台・997ccターボ/225hp |
| AMB 002 Roadster | 2026年・公道走行可能 | 300台・1083cc自然吸気Vツイン/130bhp |

最大の違いはAMB 002が公道走行可能モデルであること
一番大きい違いは、AMB 002が公道を走るためのロードスターとして開発されたことです。
ミラーや灯火類、キー操作など公道車として必要になる要素を持ち、ライディングポジションもアップライト寄りに設定されています。
AMBシリーズに興味があってもサーキット専用車までは現実的でなかった人にとって、AMB 002は初めて「所有して公道を走る」という使い方が見えてくるモデルです。
AMB 001と001 Proはサーキット専用だった
2019年発表のAMB 001は世界限定100台で、997ccターボVツインから180hpを発生するサーキット専用モデルでした。
2022年発表のAMB 001 Proは同じ997cc系をさらに高性能化し、225hp、最大88台というより尖った仕様です。
つまり、AMB 002は001 Proより最高出力を競う後継車ではなく、これまでサーキットだけにあったAMBの世界観を公道へ持ち出した別方向の進化と見る方が自然です。
AMB 002は既存部品を流用しない完全新設計
AMB 002はAMB 001の外装を変えて保安部品を付けたモデルではありません。
Aston Martinは「carry-over componentryなし」、つまり既存部品を持ち越さずゼロから設計・開発した新型として説明しています。
エンジン排気量、出力特性、チタンフレーム、車体設計まで作り直しているため、「AMB 001の公道版」というより新しい第3世代と考えるのが近いでしょう。
AMB 002 Roadsterはどんな人に向く?
AMB 002は、130bhpという数字だけを見て他のリッタースポーツと速さやコストパフォーマンスを比べるバイクではないと思います。
高性能だけでなく希少性とクラフトマンシップを重視するモデル
エンジンはフランス・トゥールーズのBrough Superiorで設計・加工・組み立てられ、削り出しのエンジンケース、チタン、カーボン、レザーなどを組み合わせて1台ずつ作られます。
世界限定300台という希少性も含め、性能と同じくらい素材、製造方法、デザイン、ブランドの組み合わせそのものに価値を感じる人向けです。
私なら、Aston Martinのデザインを二輪で楽しみたいことや、Brough Superior独自のメカニズムに魅力を感じるかを、このバイクを選ぶ大きな基準にします。
一般的な量産スポーツバイクとは価格も目的も違う
仮に日本価格が2,000万円台になれば、価格だけで見ても一般的な量産スポーツバイクとは完全に別のカテゴリーです。
同じ130bhp前後のバイクを安く買いたい人には合理的な選択とは言いにくく、逆に性能・工芸品的な作り・限定性まで含めて「この1台でなければ意味がない」と感じる人に向いています。
実車を試乗したわけではないため、ハンドリングや乗り心地を体験談として評価することはできませんが、少なくとも仕様と生産方法を見る限り、価格競争ではなく希少なラグジュアリーモーターサイクルとして作られているのは明確です。
AMB 002は「公道で乗れるAston Martin」という希少性が最大の特徴
AMB 002の面白さは、「Aston Martinのバイク」という話題性だけではありません。
サーキット専用だったAMBシリーズを、完全新設計で公道へ持ち出したことに一番大きな意味があります。
価格はまだ確定していませんが、海外報道から見ても相当に特別な1台になるのは間違いなく、日本で本気で検討するなら価格発表を待つだけでなく、早めに国内窓口へ仕様・納期・登録条件まで確認しておく価値があるでしょう。




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