「NX400 ダサい」と検索してこの記事にたどり着いたあなたへ。
購入を検討しているのに、ネット上の評判が気になって一歩踏み出せない気持ち、よくわかります。
バイク歴20年の私も、NX400の評価には正直戸惑いました。
400Xからモデルチェンジした際の近未来的なデザインは、確かに賛否が分かれるポイントです。
しかし実車を検証し、実際のオーナーや試乗レビューを徹底調査した結果、「NX400 ダサい論争」の裏側には意外な真実が隠れていました。
「NX400 カスタム」や「NX400 足つき」、「NX400 販売台数」といった検索キーワードからも分かるように、多くのライダーがこのバイクに興味を持ちながらも、デザイン面での不安を抱えています。
「NX400 不人気」という声がある一方で、NX400オーナーの満足度は決して低くありません。
NX400のレビューを見ると実用性の高さが際立ち、ロングツーリングでの評価も上々です。
中古市場の動向も含め、この記事ではデザイン評価が分かれる本質的な理由と、NX400を最高の相棒に変えるカスタム術を徹底解説します。
NX400が本当にダサいのか、ネット上の評判と実態のギャップ
NX400の販売台数データから見る不人気説の真相
実際のオーナーによるリアルな満足度とレビュー内容
デザインの弱点を補うプロ厳選のカスタムパーツ情報
NX400は本当にダサいのか?ネットの評判と違和感の正体
| 評価軸 | ネガティブ意見 | ポジティブ意見 |
|---|---|---|
| デザイン | 教習車っぽい、野暮ったい | 武骨で実用的、機能美 |
| ターゲット | 若者向けではない | ミドル・シニア層に最適 |
| SNS映え | 地味で映えない | 飾らない本物志向 |
SNSとYouTubeで見る「ダサい」評価のパターン
NX400のデザインに対する批判は、主にSNSやYouTubeのコメント欄で見られます。
具体的には、フロントカウルのボリューム感が過剰という指摘や、タンク周りのデザインが平坦で面白みに欠けるという声が目立ちます。
特に400Xからの乗り換えを検討していたライダーからは、先代の流麗なデザインと比較して「改悪された」という厳しい意見もあります。
とはいえ、これらの評価には一定のパターンが存在します。
批判の多くは第一印象に基づいている
YouTubeでの試乗動画を見ると分かりますが、実際に跨がった後の評価は印象が変わるケースが多いのです。
静止画で見ると教習車のNC750Xに似た無骨さが気になりますが、実車のプロポーションは写真で見るより洗練されています。
また、NX400Lという教習車仕様が2024年4月以降に全国の教習所へ導入されたことで、「教習車と同じバイク」というイメージが定着してしまった側面もあります。
ただ、冷静に考えれば教習車に採用されるということは、それだけ扱いやすく信頼性が高い証拠でもあるんですよね。
一方で存在する「カッコいい」という声
ネガティブな意見ばかりが目立つNX400ですが、実はポジティブな評価も確実に存在します。
特に実用性を重視するベテランライダー層からの支持は厚く、「派手さはないが長く付き合える相棒」という評価が多いです。
あるオーナーのブログでは、「最初は地味だと思ったが、ツーリングを重ねるごとに愛着が湧いてきた」という声も見られました。
これはまさにスルメのような魅力で、乗れば乗るほど良さが分かるタイプのバイクなんです。
機能美を評価する声も増えている
特にロングツーリング愛好家からは、大型スクリーンの防風性能やアップライトなポジション、19インチフロントタイヤの安定感など、機能性に裏打ちされたデザインが高く評価されています。
カラーTFT液晶メーターやトラクションコントロールシステムといった先進装備も、89.1万円という価格帯では破格のコストパフォーマンスです。
見た目の派手さではなく、長距離を快適に走るための合理的なデザインと捉えれば、NX400の真価が見えてきます。
デザイン評価が二極化する本質的な理由
なぜNX400のデザイン評価はこれほどまでに分かれるのでしょうか。
その答えは、ターゲット層の明確な設定にあります。
ホンダは NX400を「Modern Street Adventure」というコンセプトで開発しました。
これは街乗りからロングツーリングまでをカバーする実用的なアドベンチャーバイクという位置付けです。
つまり、派手なデザインで若者の注目を集めることよりも、長く快適に乗れる機能性を最優先したわけです。
このアプローチは、SNS映えを求める20代前半のライダーには刺さりません。
しかし、バイクの本質的な価値を理解している30代以上のライダーにとっては、むしろ理想的な選択肢になります。
要するに、NX400は万人受けを狙ったバイクではないということですね。
NX400が「ダサい」と言われる3つの理由【デザイン徹底分析】
| ダサいと言われる理由 | 具体的な指摘内容 | 実際の評価 |
|---|---|---|
| 教習車イメージ | NC750Xやnx400Lと似た外観 | 信頼性の高さの証明 |
| 400Xからの変化 | 流麗さが失われた | 実用性が大幅向上 |
| 若者向けではない | 地味なカラーリング | 長く飽きないデザイン |
理由①:教習車NX400Lとの共通イメージ
NX400が「ダサい」と言われる最大の理由は、教習車NX400Lとの共通性にあります。
2024年4月以降、全国の教習所で従来のCB400SFに代わってNX400Lが順次導入されました。
教習車として採用されたことは、取り回しの良さや信頼性の高さを証明するポジティブな要素です。
とはいえ、多くのライダーにとって教習所のバイクは「練習用の無難な存在」という印象が強く、そのイメージがNX400にも重なってしまうんですよね。
NC750Xとの外観的類似性も影響
さらに、NX400は兄貴分であるNC750Xとフロントマスクのデザインが似ています。
NC750Xも実用性重視のバイクとして知られており、派手さよりも機能性を追求した結果、どうしても地味な印象になってしまいます。
ただし、これを「ダサい」と切り捨てるのは早計です。
教習車に採用される基準は非常に厳しく、操作性・安全性・耐久性のすべてで高い水準をクリアする必要があります。
つまり、NX400は初心者からベテランまで誰もが安心して乗れる完成度の高さを持っているということなんです。
理由②:先代400Xからの大幅デザイン変更
2024年に400XがNX400へとモデルチェンジした際、デザインは大きく変わりました。
400Xが持っていた流麗でスポーティなスタイリングから、よりアドベンチャー色の強い無骨なデザインへとシフトしたのです。
400Xのファンからすれば、この変更は「改悪」と映ったかもしれません。
特にヘッドライト周りのデザインは賛否が分かれるポイントで、400Xのシャープな印象に比べて、NX400は角張った力強さが前面に出ています。
ホンダの戦略的な方向転換
ホンダがこのような変更を行った背景には、市場ニーズの変化があります。
クロスオーバーモデルよりも、本格的なツーリング性能を持つアドベンチャーバイクへの需要が高まっていたのです。
実際、NX400は19インチフロントタイヤや大型スクリーン、充実した電子制御など、ロングツーリングに適した装備を大幅に強化しています。
デザインの変更は、この機能強化を視覚的に表現した結果とも言えますね。見た目の好みは分かれますが、機能面での進化は明らかです。
理由③:若者ウケしないターゲット設定
NX400のデザインが「ダサい」と言われる三つ目の理由は、明確なターゲット設定にあります。
このバイクは若者向けのSNS映えするデザインを意図的に避け、30代以上の実用志向ライダーに焦点を当てています。
カラーリングも派手さを抑えた落ち着いたトーンが中心で、マットバリスティックブラックメタリックやグラファイトブラックといった渋い色が用意されています。
これは若い世代には地味に映るかもしれませんが、年齢を重ねたライダーにとっては飽きのこない上品さとして評価されます。
実用性とデザインのバランス
若者ウケを狙わないということは、流行に左右されないタイムレスなデザインを追求できるということでもあります。
5年後、10年後に見ても古臭くならない普遍性が、NX400のデザインには込められているんです。
とはいえ、初めて見た瞬間の華やかさには欠けるかもしれません。
しかし、バイクは長く付き合う相棒です。
見た目のインパクトよりも、毎日見ても飽きない、乗るたびに良さを実感できるデザインの方が、最終的な満足度は高いと私は考えます。
NX400は不人気なのか?販売台数と市場ポジションから検証
| モデル名 | 2024年販売順位 | 月間平均販売台数 |
|---|---|---|
| NX400 | 251-400ccクラス 6位 | 約66台 |
| Ninja 400 | 上位 | 推定150台以上 |
| CB400SF(生産終了) | – | – |
2024年の実際の販売台数データ
NX400は本当に不人気なのか。この疑問を解決するには、客観的な販売データを見る必要があります。
2024年の統計によると、NX400は251cc〜400ccクラスで6位にランクインしています。
月間平均販売台数は約66台で、決して爆発的なヒットとは言えません。
とはいえ、これを「不人気」と断じるのは早計です。
400ccクラス全体が市場縮小傾向にある中で、この数字は健闘していると言えるんですよね。
生産調整による希少性
重要なのは、NX400が計画的な生産調整のもとで販売されているという点です。
ホンダは大量生産・大量販売を狙うのではなく、需要に見合った適正な台数を生産しています。
その証拠に、発売直後は人気カラーで納期が2〜3ヶ月待ちになるケースもありました。
在庫が余って値引き販売されているわけではなく、むしろ需要と供給のバランスが取れた状態を維持しているのです。
これは中古相場の安定にもつながります。
400ccクラスでの市場ポジション
400ccクラスの市場を見渡すと、圧倒的な人気を誇るのはカワサキのNinja 400です。
スポーツバイクとしての華やかさと性能の高さで、若い世代を中心に支持を集めています。
一方、NX400が狙っているのはツーリング志向の実用ユーザー層です。
つまり、Ninja 400とは直接的な競合関係にありません。
比較すべきはスズキのV-Strom 250SXやホンダ自身のCB400SF(生産終了)といったモデルでしょう。
V-Strom 250SXとの比較
V-Strom 250SXは250ccながらアドベンチャーツーリングを楽しめるバイクとして人気です。
NX400はこれに対して排気量のアドバンテージと充実装備で差別化しています。
価格差は約10万円ですが、399ccの余裕あるエンジン、カラーTFT液晶、トラクションコントロールなど、NX400の装備内容を考えれば十分に納得できる差です。
市場ポジションとしては、250ccでは物足りないが大型バイクほどの負担は避けたいという層に最適化されていますね。
中古相場から見る人気度の実態
バイクの真の人気度を測る指標として、中古相場は非常に重要です。
NX400は2024年発売の新しいモデルのため、中古流通台数はまだ少ない状況です。
とはいえ、先代の400Xの中古相場を見ると興味深い傾向が分かります。
400Xの中古価格は比較的高値で安定しており、リセールバリューの高さを示しています。
これはホンダの実用モデルに対する信頼の表れです。
NX400の今後の相場予測
NX400も同様に、過度な値崩れを起こしにくいモデルになると予想されます。
理由は三つあります。
第一に、生産台数が絞られているため中古市場での希少性が保たれること。
第二に、ホンダの信頼性の高さから長期間の使用に耐えること。
第三に、実用性重視のユーザーは大切に乗る傾向があり、状態の良い個体が多くなることです。
売却時のことまで考えるなら、NX400は賢い選択肢と言えます。
派手な人気モデルは初期の値落ちが激しい傾向がありますが、地道な実用モデルは長期的に価値を保ちやすいんです。
愛車の査定額が気になる方へ
今乗っているバイクを高く売って、NX400の購入資金に充てたいとお考えなら、複数社の査定額を比較することが重要です。
バイクの買取価格は業者によって10万円以上差が出ることも珍しくありません。
CTN一括査定なら、一度の申し込みで複数の買取業者から見積もりを取得でき、最高額での売却が実現します。
詳しくはバイク歴20年の結論。愛車を「1円でも高く」売るための最終回答で解説しています。
NX400オーナーのリアルな評判と満足度レビュー
| 評価項目 | オーナー評価 | 主なコメント |
|---|---|---|
| 高速走行性能 | ★★★★☆ 4.0 | 120km/h巡航でも余裕の安定感 |
| 燃費性能 | ★★★★☆ 4.0 | 実測25km/L前後と優秀 |
| 足つき性 | ★★★☆☆ 3.5 | 170cm以上なら問題なし |
| 装備充実度 | ★★★★★ 5.0 | この価格帯では最高クラス |
実際のオーナー満足度調査結果
ネット上の噂だけではなく、実際にNX400を所有しているオーナーの声を聞くことが重要です。
各種レビューサイトやSNSでの評価を総合すると、オーナー満足度は意外にも高いことが分かります。
特に評価が高いのは、エンジン性能と装備の充実度です。
399ccの水冷単気筒エンジンは、低回転からトルクフルで扱いやすく、高速道路でも十分なパワーを発揮します。
デザインへの評価は時間とともに変化
興味深いのは、購入時はデザインに不安があったものの、乗り続けるうちに愛着が湧いたというオーナーの声が多い点です。
これはまさにスルメバイクの特徴で、派手さはないけれど噛めば噛むほど味が出るタイプなんですよね。
カラーTFT液晶メーターの視認性の良さや、トラクションコントロールシステムの安心感など、日常的に触れる装備の質の高さが、デザインへの不満を上回っていくようです。
結局のところ、バイクは見るものではなく乗るものですから、この傾向は納得できます。
ロングツーリングでの実走レビュー
NX400の真価が最も発揮されるのは、ロングツーリングの場面です。
実際に840kmのキャンプツーリングを行ったレビューでは、高速巡航の快適性が高く評価されています。
100km/hでの巡航時は約5,000rpm、120km/hでも約6,000rpmと、エンジンに余裕があります。
2筒エンジン特有の振動は若干あるものの、長時間走行でも疲労感は少ないという声が多いです。
防風性能と燃費の優秀さ
大型スクリーンの防風性能も好評で、雨天走行時でも上半身がほとんど濡れないという実例があります。
これは長距離ツーリングでは非常に重要なポイントです。
燃費も実測で25km/L前後と優秀です。
タンク容量は17Lなので、満タンで400km以上の航続距離を確保できます。
ツーリング先でのガソリンスタンド探しに苦労することは少ないでしょう。
街乗り・通勤での使い勝手評価
ツーリング性能が高い一方で、街乗りや通勤での使い勝手はどうでしょうか。
車重196kgは400ccクラスとしては標準的ですが、低重心設計のおかげで取り回しは軽快です。
シート高は800mmで、身長170cm・体重73kgのライダーなら両足のかかとが接地します。
これは信号待ちでの安定感につながり、初心者や体格の小さいライダーにも安心です。
足つきが不安な方への対策
とはいえ、160cm台の身長では足つきに不安を感じるかもしれません。
そんな方には、ローダウンシートやローダウンリンクキットの導入がおすすめです。
後述するカスタムの章で詳しく解説しますが、これらを活用すれば身長160cm前後でも安心して乗ることができます。
街乗りでのエンジン特性も良好で、低回転からトルクが太いため、ストップ&ゴーの多い市街地でもストレスがありません。
アップライトなポジションは視界が広く、周囲の状況把握がしやすいのも安全面でのメリットですね。
プロ目線で評価するNX400のデザインと装備の実力
| 項目 | NX400 | Ninja 400 | V-Strom 250SX |
|---|---|---|---|
| 価格 | 89.1万円 | 81.4万円 | 66.9万円 |
| メーター | カラーTFT液晶 | 液晶 | 液晶 |
| 電子制御 | トラコン標準 | なし | なし |
| フロントタイヤ | 19インチ | 17インチ | 19インチ |
デザインの優れている点
バイク歴20年の視点から見たNX400のデザインには、機能美に裏打ちされた魅力が確実に存在します。
第一印象は地味かもしれませんが、細部を観察すると作り込みの丁寧さが分かります。
まず評価したいのは、倒立フォークと19インチフロントタイヤの組み合わせです。
これは見た目の迫力だけでなく、直進安定性と路面追従性の向上に直結します。
高速道路での安心感は、17インチタイヤのスポーツバイクとは明らかに異なるレベルです。
大型スクリーンとLED装備
大型スクリーンの存在感は賛否がありますが、実用面では間違いなくプラスです。
風圧軽減効果は絶大で、長距離走行での疲労度が大きく変わります。
また、フルLED灯火類は夜間走行での視認性を高めるだけでなく、精悍な印象を与えます。
特にポジションランプとヘッドライトの造形は、近未来的でありながら押し付けがましくないバランスが取れています。
改善が欲しいと感じる点
一方で、20年の経験から見ても改善の余地がある部分は存在します。
最も気になるのは、プラスチック外装の質感です。
カウル類の素材自体は耐久性重視で選ばれていますが、表面の仕上げがやや平坦で、光の当たり方によってはチープに見えることがあります。
この価格帯であれば、もう少し立体的な造形や質感の向上が欲しいところです。
マフラーとタンクカバーのデザイン
マフラーも地味な印象で、カスタムの余地が大きい部分です。
純正マフラーは静粛性重視で機能的には優れていますが、視覚的なインパクトには欠けます。
タンクカバーのデザインも平坦で、もう少し立体的な造形があれば全体の印象が変わったかもしれません。
とはいえ、これらはカスタムで補える部分でもあります。
むしろカスタムベースとしてのポテンシャルが高いと前向きに捉えることもできますね。
装備内容のコストパフォーマンス分析
デザインの好みは分かれるとしても、装備内容のコストパフォーマンスは文句なしに優秀です。
89.1万円という価格で、カラーTFT液晶メーターとトラクションコントロールシステムが標準装備されているのは驚異的です。
比較対象としてNinja 400を見ると、価格は約10万円安いものの、電子制御系の装備はありません。
また、V-Strom 250SXは価格が安いですが、排気量が250ccで装備も簡素です。
ホンダVTEC非搭載の意味
興味深いのは、NX400がホンダのVTECを搭載していない点です。
CB400SFやVFRで採用されていた可変バルブ機構は、低回転と高回転の両立を図る技術でした。
NX400がVTECを採用しなかったのは、2気筒エンジンの特性を活かし、シンプルで信頼性の高い設計を優先したためです。
結果として、メンテナンス性が向上し、長期的なランニングコストの削減につながっています。
派手さはありませんが、実用車としては正しい判断だと感じます。
NX400を選ぶべき人・やめておくべき人の条件
| 判断軸 | 選ぶべき人 | 避けるべき人 |
|---|---|---|
| 用途 | ツーリングメイン(年間5000km以上) | 街乗りメインの短距離使用 |
| 体格 | 身長170cm以上 | 身長160cm未満でカスタム不可 |
| 価値観 | 実用性・機能性重視 | 見た目・SNS映え重視 |
NX400を選ぶべき人の5つの条件
NX400はどんな人に最適なバイクなのか。
20年の経験から導き出した5つの条件をご紹介します。
1. ロングツーリングがメインの使用目的
年間走行距離が5,000km以上で、週末ツーリングを楽しみたい方には最高の選択です。
防風性能、燃費、エンジンの余裕、すべてが長距離走行に最適化されています。
2. 身長170cm以上の体格
シート高800mmは、170cm以上あれば両足のかかとが接地し、安心感があります。
もちろん、ローダウンカスタムで対応することも可能です。
3. 派手さより長く飽きないデザインを求める
タイムレスなデザインを好む方にはピッタリです。
流行に左右されず、5年後も10年後も古臭くならない普遍性があります。
4. 教習車上がりで操作系に慣れている
NX400Lが教習車として採用されているため、教習所を卒業したばかりのライダーにとっては、操作系が馴染みやすく安心です。
5. カスタムで自分好みに仕上げたい
純正状態は地味でも、カスタムベースとしてのポテンシャルは高いです。
後述するカスタムパーツで、自分だけの一台に育てる楽しみがあります。
やめておくべき人の3つのパターン
一方で、NX400が向いていないタイプの人も存在します。
無理に選んで後悔しないよう、避けるべき3つのパターンを正直にお伝えします。
1. 見た目重視でSNS映えを狙いたい
InstagramやTwitterで映える派手なバイクが欲しい方には、NX400は物足りないでしょう。
Ninja 400やCBR400Rのようなスポーツモデルを選ぶ方が幸せになれます。
2. 街乗りメインで走行距離が少ない
年間走行距離が3,000km未満で、主に通勤や買い物に使う方には、オーバースペックかもしれません。
より軽量なPCXやNC750Sの方がコストパフォーマンスが良いです。
3. 低身長で足つきに強い不安がある
身長160cm未満で、カスタムによる足つき対策も避けたい方には厳しいかもしれません。
ただし、ローダウンカスタムを許容できるなら、この限りではありません。
あなたに合うか5秒で判断するチェックリスト
最後に、NX400があなたに合うかどうかを5秒で判断できるチェックリストをご用意しました。
以下の質問に答えてみてください。
- 月に1回以上、片道100km以上のツーリングに出かけたい
- バイクの見た目より、乗り心地と疲れにくさを重視する
- 5年以上、同じバイクに乗り続けるつもりがある
- 電子制御装備の充実を89.1万円で手に入れられるなら安いと感じる
- カスタムで自分好みに変えていく過程を楽しめる
この中で3つ以上に「はい」と答えたなら、NX400はあなたにとって最高のパートナーになる可能性が高いです。
逆に、1つか2つしか該当しなかった場合は、他のモデルも検討する価値があります。
バイクは長く付き合う相棒ですから、自分の用途とライフスタイルに合った選択をすることが何より大切ですね。
NX400の「ダサさ」を解消するおすすめカスタム5選
カスタム①:ローダウンシート&リンクで足つき改善
カスタム②:社外マフラーでサウンド&見た目向上
カスタム③:エンジンガードで無骨さアップ
カスタム④:ハンドル周りで操作性&高級感向上
カスタム⑤:純正アクセサリーで完璧なツアラーに
| カスタム内容 | 効果 | 価格目安 |
|---|---|---|
| ローダウンシート | シート高-30mm、足つき改善 | 3〜4万円 |
| 社外マフラー | 軽量化、サウンド向上 | 8〜15万円 |
| エンジンガード | 保護+アドベンチャー感 | 2〜3万円 |
| ハンドル周りパーツ | 疲労軽減、高級感 | 1.5〜3万円 |
| 純正アクセサリー | 積載力、実用性向上 | 5〜10万円 |
カスタム①:ローダウンシート&リンクで足つき改善
NX400のデザイン面での不満を解消する前に、まず足つき性の改善から始めましょう。
これは安全性に直結する重要なカスタムです。
最も効果的なのは、Rikizoh(力造)から発売されているNX400専用スーパーローシートです。
純正シートから約30mm低くなり、身長160cm前後のライダーでも安心して乗れるようになります。
ローダウンリンクキットとの併用
さらに足つきを改善したい場合は、ローダウンリンクキットとの併用がおすすめです。
ZANAやKIJIMA、DAYTONAといったメーカーから、約25mmダウンするリンクキットが発売されています。
シートとリンクを組み合わせれば、合計で約55mmのローダウンが可能です。
ただし、リンクキットは車高を下げるため、最低地上高が減少し、バンク角も若干浅くなる点には注意が必要ですね。
カスタム②:社外マフラーでサウンド&見た目向上
NX400の地味な印象を最も効果的に変えられるのが、社外マフラーへの交換です。
純正マフラーは静粛性重視で機能的には優秀ですが、視覚的なインパクトに欠けます。
おすすめはMORIWAKI、OVER RACING、SHARKといった定番メーカーの製品です。
これらのマフラーは、排気音の質を高めるだけでなく、約2kgの軽量化も実現します。
車検対応モデルを選ぶ重要性
マフラー選びで重要なのは、車検対応かどうかです。
いくらカッコ良くても、車検に通らなければ公道を走れません。
JMCA認定やJASMA認定を取得している製品を選びましょう。
価格帯は8万円から15万円程度ですが、バイク全体の印象がガラリと変わる投資効果の高いカスタムです。
テールビューの迫力が増し、「教習車っぽさ」が一気に払拭されます。
カスタム③:エンジンガードで無骨さアップ
アドベンチャーバイクらしさを強調したいなら、エンジンガードの装着が効果的です。
転倒時のエンジン保護という実用面でのメリットもあります。
ZANAやGIVI、SHADといったメーカーから、NX400専用のエンジンガードが発売されています。
特にZANAの製品は、デザイン性と実用性のバランスが良く、タフなアドベンチャー感を演出できます。
サイドバッグとの相性も考慮
エンジンガードを選ぶ際は、将来的にサイドバッグを装着する可能性も考慮しましょう。
一部のエンジンガードは、バッグステーと干渉する場合があります。
GIVIやSHADは、自社のパニアケースシステムとの相性が考慮されており、トータルでのカスタムプランを立てやすいです。
価格は2万円から3万円程度で、見た目のインパクトを考えればコストパフォーマンスは高いですね。
カスタム④:ハンドル周りで操作性&高級感向上
意外と見落とされがちですが、ハンドル周りのカスタムは、乗車時の満足度を大きく向上させます。
毎回触れる部分だからこそ、質の高いパーツに交換する価値があるんです。
まず交換したいのはグリップです。
PROGRIPやRENTHALといったメーカーの製品は、グリップ力と振動吸収性に優れ、長距離走行での疲労を軽減します。
ビレットレバーで高級感アップ
次に検討したいのが、U-KANAYAやSSK製のビレットレバーです。
アルマイト仕上げのアルミ削り出しレバーは、純正の樹脂レバーとは別次元の質感を持っています。
レバー位置の調整機能も付いており、手の大きさに合わせた最適なセッティングが可能です。
価格は両方で1.5万円から3万円程度ですが、ハンドル周りの高級感が一気に増し、所有満足度が高まります。
カスタム⑤:純正アクセサリーで完璧なツアラーに
カスタムパーツ選びに迷ったら、ホンダ純正アクセサリーを活用するのが最も安全な選択です。
メーカー保証の対象内で、車体との完璧なフィッティングが保証されています。
NX400には、トップケース、サイドケース、ナックルガード、エンジンアンダーカバーなど、充実したアクセサリーラインナップが用意されています。
特にGIVI製のTrekker Outbackシリーズは、本格的なツーリング仕様へと変貌させます。
パニアケースシステムの選び方
サイドケースとトップケースを装着すれば、2泊3日のキャンプツーリングにも対応できる積載力を確保できます。
GIVIやSHADのシステムは、ワンタッチで着脱可能なため、日常使いと使い分けも簡単です。
フルセットで揃えると5万円から10万円程度の投資になりますが、ツーリングの快適性は劇的に向上します。
「教習車っぽい」という印象も完全に払拭され、立派なアドベンチャーツアラーの風格が生まれますね。
カスタム前に保険の見直しを
カスタムパーツを装着する前に、バイク保険の補償内容を確認しておくことをおすすめします。
高額なカスタムパーツは盗難のリスクも高まるため、ZuttoRide Clubのような盗難保険やロードサービスへの加入も検討する価値があります。
また、任意保険の見直しなら保険比較インズウェブで複数社を一括比較できます。
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NX400は中古で買うべきか?新車で買うべきか?
| 比較項目 | 中古車 | 新車 |
|---|---|---|
| 価格 | 70〜80万円程度 | 88.4万円(税込) |
| 流通台数 | 少ない(2024年発売) | 納期2〜3ヶ月 |
| 保証 | 販売店による | メーカー3年保証 |
| カスタム自由度 | 前オーナーの好み反映 | 自分好みに一から |
中古車のメリット・デメリット詳細
NX400の中古車を選ぶ最大のメリットは、価格面での優位性です。
新車が89.1万円に対し、中古車なら70万円から80万円程度で購入できる可能性があります。
とはいえ、NX400は2024年に発売されたばかりの新しいモデルです。
そのため中古市場での流通台数は非常に少なく、希望の色や状態の個体を見つけるのは困難かもしれません。
中古車選びの注意点
中古車を検討する際は、走行距離と整備履歴を必ず確認しましょう。
発売から間もないモデルでも、レンタル車両や試乗車として使われていた可能性があり、走行距離が多い場合があります。
また、前オーナーがカスタムを施している車両も多いです。
自分の好みに合ったカスタム内容なら良いですが、不要なパーツが付いている場合は、純正部品への戻し費用も考慮する必要があります。
保証面でも、販売店によって内容が大きく異なるため、購入前に詳細を確認することが重要ですね。
新車のメリット・デメリット詳細
新車購入の最大のメリットは、メーカー保証が3年間付帯することです。
万が一の故障時も、保証期間内なら無償修理が受けられる安心感があります。
また、カスタムベースとして考えるなら、新車は絶対的に有利です。
前オーナーの好みに左右されず、自分の理想を一から形にできます。
ローダウンシートやマフラー交換など、計画的にカスタムを進められるのは大きな魅力です。
新車のデメリットは納期
新車の唯一のデメリットは、納期の長さです。
人気カラーの場合、注文から納車まで2〜3ヶ月、場合によっては半年待ちになることもあります。
価格面でも、中古車と比べて約10〜18万円高くなります。
とはいえ、この差額で3年間のメーカー保証と、誰も乗っていない新品の状態が手に入ると考えれば、決して高くはありません。
長期的な視点で考えれば、新車の方がトータルコストは抑えられる可能性が高いです。
プロが導き出す最適な選択基準
20年の経験から導き出した結論は、カスタム前提なら新車一択、すぐ乗りたいなら状態の良い中古車というシンプルな基準です。
初めてのバイクとして購入するなら、メーカー保証がある新車を強くおすすめします。
トラブル時のサポート体制が整っていることは、初心者にとって何よりも安心材料になります。
一方、バイク歴が長く、自分でメンテナンスができる方なら、中古車で浮いた予算をカスタムに回すという選択もアリです。
ただし、その場合も走行距離5,000km以下、整備記録が明確な個体を選ぶことが前提になります。
どちらを選ぶにせよ、NX400は長く乗れる信頼性の高いバイクです。
目先の価格だけでなく、5年後、10年後も快適に乗り続けられるかという視点で判断することが、後悔しない選択につながりますね。
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