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スーパーカブ90最強の理由5選|バイク歴20年が本音で徹底レビュー

ホンダ

ホンダのスーパーカブ90が最強という話を聞いたことはありませんか?

ネットで調べると「カブ90こそ至高」「実用性ナンバーワン」という声が溢れていますよね。

でも、スーパーカブには50ccや110cc、C125といった選択肢もある中で、なぜ90だけが特別扱いされるのでしょうか。

スーパーカブ90の最高速度はどれくらいなのか、デメリットはないのか、満タンで何キロ走るのか、そして本当にスーパーカブの最高傑作と言えるのか。

4速モデルの存在や角目と丸目の違い、最終型の特徴、年式の見分け方、カスタムの可能性、中古での購入方法まで、気になることは山ほどあると思います。

この記事では、バイク歴20年の筆者が実際に複数のカブシリーズを乗り比べた経験と、最新の調査データをもとに、カブ90が最強と呼ばれる本当の理由を徹底解説します。

メリットだけでなく、あまり語られないデメリットや購入時の注意点も包み隠さずお伝えしますので、後悔しない選択をしたい方はぜひ最後まで読んでみてください。

スーパーカブ90が最強と言われる5つの理由と具体的なメリット

50cc、110cc、C125との明確な性能差と選び方の基準

生産終了モデルならではのデメリットと対処法

中古購入時のチェックポイントとカスタムの方向性

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スーパーカブ90の基本スペックと歴史

項目スペック詳細
エンジン型式空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量85cc(モデル名は90だが実際は85cc)
最高出力7.0PS (5.1kW) / 7,000rpm
最大トルク0.79kgf·m (7.7N·m) / 5,500rpm
変速機3速リターン式
燃料タンク容量4.0リットル
車両重量86kg~88kg(装備重量)
カタログ燃費60.0km/L(60km/h定地走行)
実燃費市街地45~50km/L、ツーリング55~65km/L
最高速度80~85km/h(実測値)
生産期間1980年~2008年

スーパーカブ90は1964年から2008年まで製造された長寿モデルです。

特に1980年に登場したHA02型は、OHVエンジンからOHC「エコノパワー」エンジンへと刷新され、燃費と静粛性が大幅に向上しました。

2008年9月に生産終了を迎えてから15年以上が経過した現在でも、中古市場では新車当時の価格を上回るプレミアム価格で取引されています。

この異常な人気の背景には、ちょうどいい排気量と小型二輪としての自由度があります。

最終型HA02の特徴

最終型のHA02型には、角目デザインのカスタムグレードと丸目デザインのスタンダード・デラックスグレードが存在します。

丸目モデルは「カブらしさ」を体現したデザインとして、現在の中古市場で最も人気が高くなっています。

特筆すべきは、HA02型が国内生産(熊本製作所)、鉄製ボディ、キャブレター仕様という3要素が揃った最後の90ccカブである点です。

これらの要素が、現代の高性能バイクにはない独特の乗り味と耐久性を生み出しています。

生産終了の真実

スーパーカブ90の生産終了時期については誤解が多いのですが、正確には2008年9月に生産終了しています。

2012年まで販売されていたという情報がありますが、これは販売店の長期在庫車であったと考えられます。

2012年はスーパーカブ110がフルモデルチェンジした年であり、カブ90とは無関係です。

生産終了の理由は、平成18年国内排出ガス規制の適用により、キャブレター仕様のままでは規制クリアが困難になったためです。

環境規制の強化により、シンプルで整備性の高いキャブレター式エンジンは姿を消していきました。

50cc・110ccとの決定的な違い

カブシリーズには複数の排気量モデルが存在しますが、それぞれに明確な特徴があります。

特に法規制の違いは、日常の使い勝手に大きく影響します。

50ccの制約

スーパーカブ50は原付一種扱いのため、時速30km制限と二段階右折という2つの足かせがあります。

通勤で幹線道路を走るとき、後続車に煽られる恐怖を感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。

燃費は110km/Lと驚異的ですが、交通の流れに乗れないストレスは相当なものです。

90ccの絶妙なポジション

スーパーカブ90は小型二輪(51~125cc)扱いなので、時速30km制限も二段階右折もありません。

法定速度で堂々と流れに乗れますし、二段階右折の煩わしさもゼロです。

しかも車体重量は86~88kgと50ccとほぼ変わらない軽さで、取り回しの良さはそのままです。

110ccとの比較

現行のスーパーカブ110(JA59型)は最高出力8.0PS、車両重量101kgとなっています。

確かにパワーは上ですが、重量が15kg増えており、燃費も55~60km/L程度に落ちます。

また、現行モデルはパイプフレーム化により剛性が向上していますが、HA02のプレスフレーム特有の「しなり」がある柔らかい乗り味は失われています。

4速ミッションを搭載する110ccは高速巡航時の静粛性で有利ですが、街中での変速回数が増えるという側面もあります。

90ccの3速ミッションは、頻繁な変速を行わずとも幅広い速度域をカバーできるため、実用性重視の設計と言えます。

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スーパーカブ90が「最強」と呼ばれる5つの理由

理由具体的なメリット
小型二輪の自由度時速30km制限なし・二段階右折不要で交通の流れに乗れる
驚異の燃費性能実燃費50~65km/L、満タン4Lで180~220km走行可能
圧倒的耐久性20万km走行も珍しくない、最低限の整備で10年20年使える
カスタム性ボアアップ、マフラー交換、外装カスタムなど改造の自由度が高い
部品供給の安定生産終了後も純正・社外品が豊富、中古相場も安定

ここからが本題です。なぜカブ90は最強なのか。

実用性・経済性・カスタム性の3軸で、他を圧倒する理由を5つに絞って解説します。

①原付規制から解放される「小型二輪」の自由さ

50ccと90ccの最大の違いは法規制です。

原付一種(50cc)には時速30km制限と二段階右折という2つの足かせがあります。

通勤で幹線道路を走るとき、制限速度を守っていると後続車に煽られる恐怖を感じた経験はないでしょうか。

また、交差点での二段階右折は、特に交通量の多い都市部では非常に煩わしく、危険ですらあります。

スーパーカブ90は小型二輪(原付二種)扱いなので、これらの制限が一切ありません

法定速度で堂々と流れに乗れますし、二段階右折の煩わしさもゼロです。

右折レーンから普通に右折できる快適さは、一度経験すると50ccには戻れなくなります。

しかも車体重量は86~88kgと、50ccモデル(約96kg)よりも軽量です。

取り回しの良さはそのままに、走行の自由度だけがアップする。

これがちょうどいいと言われる所以です。

実体験から見る走行の快適さ

筆者が以前、カブ50で都内を走っていた頃、環七で30km制限を守るのが非常に苦痛でした。

周囲の車は60kmで流れているのに、自分だけ30kmで走るストレスは相当なものです。

90に乗り換えてからは、その悩みが嘘のように消えましたね。

また、二段階右折についても、雨の日に交差点の真ん中で待つ危険性や、タイミングを逃して何度も信号待ちをする無駄が完全になくなりました。

通勤時間が往復で10分以上短縮されたのは、地味ですが大きなメリットです。

②圧倒的な燃費性能「60km/L超え」の経済性

ガソリン代が気になる今の時代、燃費は最重要ポイントです。

スーパーカブ90の実燃費は、市街地で45~50km/L、ツーリングなら55~65km/Lを超えることも珍しくありません。

カタログ燃費は60km/L(60km/h定地走行)となっていますが、実際の使用でもこれに近い数値が出ます。

タンク容量は4.0Lなので、満タンで180~220km走行可能という計算になります。

110ccは確かにパワーがありますが、燃費は55km/L前後に落ちます。

年間5,000km走るとして、ガソリン代の差は年間約3,000円程度です。

大きな差ではありませんが、長く乗るほど効いてきます。

10年乗れば3万円の差になるわけです。

リザーブタンクの安心感

カブ90には予備タンク(リザーブ)機能があります。

メインタンクが空になってエンジンが息継ぎを始めたら、燃料コックを切り替えることで、さらに20~30km走行可能です。

この仕組みのおかげで、ガス欠で立ち往生するリスクがほとんどありません。

実際、オーナーレビューでも「給油した覚えがないほど」と評されるほど、燃費の良さは際立っています。

週末ツーリングに行っても、ガソリン代を気にせず走れる経済性は、バイクライフの質を大きく向上させます。

③壊れない伝説「20万km走行も当たり前」の耐久性

カブは壊れないという話、聞いたことありませんか。

これは都市伝説ではなく、実際に20万km以上走っている個体が珍しくない事実です。

特に90は、85ccというエンジン設計に余裕がある排気量で、低回転域で常用できるため、エンジンへの負担が少ないのです。

HA02型に搭載されたOHC「エコノパワー」エンジンは、シンプルな空冷4ストローク単気筒です。

複雑な電子制御やターボチャージャーなどは一切なく、機械的な部品だけで構成されています。

このシンプルさが、故障の少なさに直結しています。

耐久性の秘密

スーパーカブ90が長寿命である理由は、ロングストローク設計(ボア47.0mm×ストローク49.5mm)にあります。

この設計により、低回転域から粘り強いトルクが発生し、エンジンを高回転まで回す必要がありません。

高回転運転はエンジンの摩耗を早めますが、90は通常使用で5,000~6,000rpm程度で十分な走行性能を発揮します。

もちろん、メンテナンスフリーというわけではありません。

オイル交換を怠れば当然ダメージを受けます。

でも、最低限の手入れさえしていれば、10年20年と付き合える相棒になってくれます。

注意点:中古購入時のポイント

中古購入時は、走行距離よりも整備記録の有無を重視してください。

3万kmでも整備記録がない車体より、5万kmでもきちんと記録が残っている車体の方が信頼できます。

特にオイル交換の履歴は必ず確認しましょう。

④カスタムベースとしての懐の深さ

カブ90は、素の状態でも優秀ですが、弄っても楽しいという二刀流のバイクです。

ボアアップキットを使えば97ccや105ccへの排気量アップが可能ですし、マフラーやキャブレター交換で最高速を90km/h超えまで引き上げることもできます。

外装カスタムも豊富で、カフェレーサー風やスクランブラー風にアレンジする人も多いですね。

人気のカスタムパーツメーカー

カブ90のカスタムパーツは、以下のメーカーが主流です。

  • SP武川(Special Parts TAKEGAWA):エンジンチューニングの最大手。ボアアップキット、強化クラッチ、4速ミッションキットなど、機能部品のラインナップが豊富で信頼性が高い
  • キタコ(KITACO):武川と並ぶ大手。吸排気系や電装系、ボアアップキットなど幅広く展開
  • ヨシムラ(YOSHIMURA):マフラーのブランドとして不動の人気。Type-2などのサイクロンマフラーは、性能向上と心地よいサウンドで知られる
  • 東京堂 / アウトスタンディング:カブ専門店。実用的なキャリア、シート、安価なリペアパーツを供給

カスタムの楽しみ方

いじれる余地があるというのは、バイク乗りにとって大きな魅力です。

完成されすぎていると、逆に触る楽しみがありません。

カブ90は、初心者向けのマフラー交換やハンドル交換から、上級者向けのボアアップやキャブレター調整まで、幅広いカスタムに対応します。

特に4速ミッションへの換装は、武川製のキットを使えば実現可能です。

純正では3速ですが、カスタムで4速化することで高速巡航時のエンジン回転数を下げ、振動と燃費を改善できます。

⑤中古市場の安定感と部品供給の豊富さ

生産終了から15年以上経っても、カブ90の中古相場は安定しています。

これは需要が途切れない証拠です。

部品も純正・社外品ともに充実していて、メンテナンスで困ることはほぼありません。

ヤフオクやメルカリを見れば、エンジン単体からキャブレーターまで簡単に手に入ります。

古いバイクは部品が手に入らなくて困るという不安、ありますよね。

カブ90に関しては、その心配は無用です。

むしろ、新車で買えないからこそ、中古車の価値が下がらないというメリットもあります。

2025年12月現在、平均的な中古相場は25~35万円と、新車当時の価格(約21万円)を上回っています。

リセールバリューの高さ

状態の良い個体であれば、数年乗った後でも購入価格と同等か、場合によってはそれ以上の金額で売却できる可能性があります。

これは投資対象としてのバイクという見方もできますが、何より資産価値が下がらない安心感があります。

新車のバイクは購入した瞬間に価値が下がりますが、カブ90のようなプレミアムモデルは、維持管理さえしっかりしていれば価値を保ち続けます。

これは長期的に見れば、非常に経済的な選択と言えます。

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正直に語る「スーパーカブ90のデメリット」

デメリット具体的な影響
高速道路不可125cc未満のため法律上走行不可、長距離は下道のみ
パワー不足坂道・二人乗り時は20~30km/hまで速度低下
中古のみ2008年生産終了、新車購入は不可能
3速の限界60km/h超巡航でエンジン回転数高く振動増加

ここまで絶賛してきましたが、デメリットもしっかりお伝えします。

最強にも弱点はあるのです。購入前に必ず知っておいてください。

①高速道路・自動車専用道路は走れない

125cc未満の小型二輪は、高速道路に乗れません。

これは法律で決まっているので、どうしようもない事実です。

長距離ツーリングで高速を使いたい場合、カブ90は選択肢から外れます。

また、首都高速や阪神高速などの都市高速、バイパスの一部区間も自動車専用道路に指定されている場合があり、走行できません。

下道しか走らないという人には関係ない話ですが、将来的に高速ツーリングをしたくなる可能性があるなら、最初から250cc以上を選ぶべきです。

用途を明確にしてから購入を決めることが重要です。

②パワー不足を感じる場面もある

坂道や二人乗りでは、正直パワー不足を感じます。

平地の一人乗りなら問題ありませんが、峠道や急勾配では3速フル開でもスピードが伸び悩むことがあります。

110ccや125ccなら余裕でクリアできる場面でも、90は頑張ってる感が出るんですよね。

特に、荷物満載でキャンプツーリングに行くような場合は、登坂力の限界を感じることもあります。

とはいえ、エンジンが壊れるわけではありません。

ゆっくり走ると割り切れば、むしろのんびりツーリングを楽しめます。

急がない旅スタイルには、むしろ適しているとも言えます。

二人乗り時の注意点

法的には二人乗りが可能(50ccと違い)ですが、動力性能としては移動はできるが余裕はないレベルです。

平地なら問題ないものの、急な坂道では1速で登ることになり、速度は20~30km/hまで落ち込むことも覚悟が必要です。

また、純正サスペンションは二人乗りには柔らかすぎて底付きしやすい傾向があります。

③新車が買えない(中古のみ)

2008年に生産終了しているため、新車購入は不可能です。

中古車市場に頼るしかありませんが、程度の良い個体を見極める目が必要になります。

初心者には少しハードルが高いかもしれませんが、信頼できるバイクショップで整備記録付きの車体を探せば、リスクを最小限に抑えられます。

個人売買は安く買える反面、トラブルのリスクも高いため、初めての購入にはおすすめしません。

④3速ミッションの限界

110ccは4速、C125は自動遠心クラッチですが、90は3速です。

長距離巡航では、もう1段ギアが欲しいと感じる場面もあります。

60km/h巡航だとエンジン回転数が5,500rpm程度まで上がり、振動が増えます。

80km/h巡航では6,500rpm以上となり、かなり唸っている状態になります。

ただし、街乗りメインなら3速で十分です。

むしろシンプルな構造は故障リスクを減らしてくれます。

また、前述の通り、武川製の4速ミッションキットを使えば、カスタムで4速化することも可能です。

4速モデルの存在について

スーパーカブ90には純正の4速モデルは存在しません。

ネット上で4速モデルがあるという情報を見かけることがありますが、これは誤解です。

スーパーカブ50(カスタムグレード)やリトルカブには純正4速モデルが存在するため、混同されやすいのです。

中古車市場に流通している4速のカブ90は、オーナーが社外パーツで換装したカスタム車両です。

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徹底比較!カブ50/90/110/125の違い

結局どれを選べばいいのかという疑問に答えます。

用途別のベストチョイスを整理しましょう。

スペック比較表

モデル排気量最高出力車両重量変速機実燃費最高速度規制高速道路
カブ5049cc3.7PS96kg4速65~80km/L約60km/h30km/h制限あり
カブ9085cc7.0PS86~88kg3速50~65km/L80~85km/h制限なし
カブ110109cc8.0PS101kg4速55~70km/L約90km/h制限なし
C125123cc9.8PS110kg4速50~65km/L約95km/h制限なし

この表を見ると、カブ90が軽量でありながら十分なパワーを持ち、燃費も優秀であることが分かります。

50ccより圧倒的に自由で、110ccより軽く、C125より経済的です。

用途別おすすめモデル

街乗り・通勤メイン → カブ90

燃費・軽さ・規制フリーの三拍子が揃っています。

コストパフォーマンスは最強です。

日常の買い物から通勤、近場のツーリングまで、幅広くカバーできます。

原付規制のストレスから解放されたい方には、これ以上の選択肢はありません。

峠・ツーリングも楽しみたい → カブ110またはC125

余裕のあるパワーと4速ギアが役立ちます。

特に、山岳路を頻繁に走る方や、60km/h以上での巡航が多い方は、110ccまたはC125の方が快適です。

また、C125はスマートキーや液晶メーター、キャストホイールなど、現代的な装備が充実しています。

とにかく維持費を抑えたい → カブ50

燃費は全モデル中最高の65~80km/Lです。

ただし原付規制のストレスは覚悟してください。

近所の買い物専用、走行距離が短い方には十分な選択肢です。

また、ファミリーバイク特約で任意保険に加入できるのも、50ccの大きなメリットです。

高速道路も使いたい → 250cc以上を検討

残念ながら、125cc以下のカブシリーズでは高速道路に乗れません。

長距離ツーリングで高速を使いたい場合は、CB250RやPCX160など、高速道路走行可能なモデルを選ぶ必要があります。

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カスタムで「自分だけの最強カブ」を作る

カスタムの楽しさも、カブ90の大きな魅力です。

初心者から上級者まで、幅広いカスタムに対応します。

初心者向けカスタム3選

①マフラー交換(音と見た目を変える)

社外マフラーに交換すると、排気音が変わり、所有欲が満たされます。

ヨシムラのサイクロンマフラーや武川のパワーサイレントマフラーが人気です。

純正マフラーは非常に静かですが、社外品に変えることで、軽快な排気音を楽しめます。

ただし、公道走行にはJMCA認定品の使用が推奨されます。

認定外のマフラーは車検非対応(125cc以下は車検不要ですが)であり、騒音規制に引っかかる可能性があります。

また、排気効率が変わるため、キャブレターのセッティング変更が必要になる場合もあります。

②ハンドル・グリップ交換(操作性UP)

セパレートハンドルに変えるとスポーティな印象になりますし、アップハンドルにするとゆったりとした姿勢で走れます。

グリップも純正のゴム製から、レザー調やゲル入りのものに変えると、握り心地が大きく変わります。

ハンドル交換は比較的簡単で、工具さえあれば自分でも作業可能です。

DIYカスタムの入門としても最適です。

③LEDヘッドライト化(視認性向上)

純正のハロゲンバルブをLEDバルブに交換すると、夜間走行の安全性が格段にアップします。

明るさが1.5倍以上になり、対向車からの視認性も向上します。

消費電力も少ないため、電装系への負担も軽減されます。

LEDバルブは2,000円~5,000円程度で購入でき、取り付けも簡単です。

ただし、配光が適切でない製品を選ぶと、対向車に眩しい思いをさせてしまうため、車検対応品(カブ90は車検不要ですが、基準を満たしている製品)を選ぶことをおすすめします。

上級者向けカスタム

ボアアップキット(パワーアップ)

85ccから97ccや105ccにボアアップすれば、全域でトルクがアップします。

武川の106ccボアアップキットが定番で、シリンダー、ピストン、ヘッドガスケットなどが一式セットになっています。

ただし、排気量が変更されると役所への変更届出が必須です。

90cc(原付二種乙)から110cc未満へのボアアップであれば、同じ原付二種乙区分のため、ナンバープレートの色は変わりませんが、届出は必要です。

125ccを超えると軽二輪扱いとなり、登録区分・保険・免許の要件が根本的に変わるため注意が必要です。

キャブレター調整・交換

燃調を最適化すれば、燃費と加速のバランスが向上します。

メインジェットやパイロットジェットのサイズを変更することで、マフラー交換やエアクリーナー交換に合わせたセッティングが可能です。

また、純正のPB型キャブレターから、ケーヒン製のPCやPEキャブレターに交換する上級カスタムもあります。

これにより、スロットルレスポンスが向上し、よりダイレクトな加速感を味わえます。

足回り強化

リアショックをYSS製や東京堂製のものに交換すると、突き上げ感が軽減され、コーナリングの安定性が劇的に向上します。

純正ショックは経年劣化でヘタリやすいため、交換することで新車時の乗り心地を取り戻せます。

費用対効果が非常に高いカスタムとして、多くのオーナーが実施しています。

価格は1本あたり5,000円~15,000円程度です。

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よくある質問(FAQ)

Q1:スーパーカブ90の最高速度は?

A:実測値で80~85km/hです。

追い風や下り坂なら90km/h近く出ることもあります。

ただし、3速ミッションのため60km/hを超えるとエンジン回転数が上昇し、振動が増えます。

長時間の高速巡航には向いていませんが、短距離であれば十分な性能です。

Q2:スーパーカブ90のデメリットは?

A:主なデメリットは以下の4つです。

  • 高速道路に乗れないこと
  • 坂道や二人乗り時にパワー不足を感じること
  • 新車が買えないこと(中古のみ)
  • 3速ミッションのため高速巡航で振動が多いこと

これらのデメリットを許容できるかどうかが、購入判断のポイントになります。

Q3:スーパーカブの最高傑作は?

A:人によって意見が分かれますが、実用性とバランスでカブ90(HA02型)を推す声が多いです。

理由は、国内生産・鉄製ボディ・キャブレター仕様という3要素が揃った最後の90ccカブだからです。

本田宗一郎が掲げた「人々の生活を豊かにする」という設計思想が、過度なコストダウンや電子制御なしに結実した最後のモデルとも言われています。

ただし、現行のC125も完成度が高く評価されています。

スマートキーやABS、液晶メーターなど現代的な装備が充実しており、新車で買えるメリットもあります。

Q4:カブ90は満タンで何キロ走る?

A:実燃費を平均50km/Lと仮定し、タンク容量4.0Lを掛けると計算上は200kmですが、実用上は160~180km走行した時点で給油タイミングとなります。

リザーブ(予備)タンク機能があるため、ガス欠の予兆(エンジンの息継ぎ)があってからコックを切り替えれば、さらに20~30km走行可能です。

ツーリング走行で燃費が良い場合は、220km近く走れることもあります。

Q5:50ccと90ccどっちを選ぶべき?

A:原付規制(30km/h制限・二段階右折)が許容できるなら50cc、ストレスフリーに乗りたいなら90ccです。

通勤で幹線道路を走る機会が多い方、長距離を走る方は、間違いなく90ccをおすすめします。

維持費の差はわずかで、任意保険もファミリーバイク特約を使えば50ccも90ccも同じ料金です。

自賠責保険は90ccの方が若干高いですが、年間数百円の差なので、利便性を考えれば90ccのメリットが圧倒的に大きいです。

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スーパーカブ90は「ちょうどいい最強」という結論

  • スーパーカブ90は85ccの排気量で小型二輪扱い、原付規制から完全に解放される
  • 実燃費50~65km/Lで満タン180~220km走行可能、経済性が圧倒的
  • 20万km走行も珍しくない耐久性、最低限の整備で10年20年使える
  • 車両重量86~88kgと現行モデルより15~20kg軽量で取り回しが楽
  • ボアアップやマフラー交換など、カスタムベースとしても優秀
  • 生産終了後も部品供給が豊富で、中古相場が安定している
  • 中古相場は25~35万円とプレミアム価格、資産価値が下がりにくい
  • 高速道路に乗れないのが最大のデメリット、用途を明確にして選ぶべき
  • 坂道や二人乗り時はパワー不足を感じるが、ゆっくり走れば問題なし
  • 新車購入不可のため、中古購入時は整備記録の有無を最重視する
  • 3速ミッションは街乗りに最適だが、高速巡航では振動が増える
  • 純正4速モデルは存在せず、4速化は社外キットでのカスタムが必要
  • 最終型HA02は国内生産・鉄ボディ・キャブ仕様の最後の90ccカブ
  • 丸目デラックスが最も人気で、カブらしいデザインが中古市場で高評価
  • 街乗り・通勤メインなら90が最強、峠やツーリング重視なら110を検討
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