「400Xって不人気らしいけど、実際どうなんだろう。」
そんな疑問を持ってこのページに来てくれたと思います。正直に話しますね。
400Xに対して「不人気」というレッテルが貼られているのは本当のことです。
でも、その理由はバイクの完成度が低いからではありません。
バイク歴20年の自分が見てきた限り、400Xを買って後悔した人と、「最高の一台だ」と言い続けている人の違いは、たった一つの判断基準で分かれています。
この記事では、そのポイントを包み隠さずお伝えします。
この記事を読むとわかること
- 400Xが不人気と言われる4つの構造的な理由
- オーナーが実際に後悔した欠点とデメリットの具体的な内容
- 「アドベンチャーなのにオフロードが無理だった」問題の真相
- 400Xに向いている人・向いていない人の判断基準
400Xが不人気なのはなぜ?理由を正直に話します
「不人気」という言葉の裏側には、バイク単体の問題ではなく、日本の免許制度や市場環境が複雑に絡み合っています。
4つの理由に分けて整理してみます。
「あと少し出せば大型が買える」価格帯の問題
結論から言うと、400Xが不人気とされる最大の理由はこれです。
2022年の最終型、新車価格は858,000円でした。
一方、ホンダの大型アドベンチャー「NC750X」は2024年以前のモデルで約924,000円、2025年現行モデルは997,700円です。
その差は最大で約14万円。
大型二輪免許を持っている人、あるいは「取れば済む話」と思っている人にとって、この価格差は購入前に頭をよぎる最大のブレーキになります。
「排気量が2倍近い大型バイクとほぼ同じ値段を出して、なぜ400ccを選ぶのか」という問いに答えられない限り、400Xは選ばれにくい。
これはバイクの性能の問題ではなく、「選ぶ理由を作りにくい価格設定」という構造的な問題です。
免許の関係で400ccしか選べない人にとっては当然関係ない話ですが、大型免許を持っているライダーにとっては、この価格帯は非常に判断を難しくさせます。
| 車種 | 排気量 | 新車価格(参考) |
|---|---|---|
| 400X(2022年最終型) | 400cc | 858,000円 |
| NC750X(2025年現行) | 750cc | 997,700円〜(2024年以前は約924,000円) |
デザインが「中途半端」と言われる理由
「アドベンチャーっぽいのに、なんか違う。」
この違和感の正体は、年式によってキャラクターが変わり続けたことにあります。
2013年の初期型はフロント17インチのロードスポーツ寄り。
2019年に19インチ化されてアドベンチャー感が増しましたが、それでも「本格的なオフローダーではない」という立ち位置は変わりませんでした。
バイクのデザインに求められるのは「第一印象の納得感」です。
オフロードを走れそうなルックスなのにオンロード寄りの設計、アドベンチャーを名乗りながら林道で限界が来る現実。
デザインと実力の間にある「期待値のズレ」が、ダサいという評価の本質だと思います。
ただし、2022年の最終型になると倒立フォーク・ダブルディスクブレーキと装備が充実し、見た目の完成度は大きく上がっています。
「ダサい」という評価は特に初期〜中期モデルへの声が中心です。
パワー不足と感じる人が多い理由
400ccクラスで46PS(34kW)は数字だけ見れば十分なスペックです。
ところが、オーナーレビューには「非力」「物足りない」という声が少なくありません。
理由は単純で、車体が重いからです。
最終型の車両重量は199kg。
このボディを46PSで動かすとなると、高速道路の合流や追い越し加速では、ギアを1〜2段落とさないといけない場面が出てきます。
「大型バイクと一緒に走ると、ペースを合わせるのがしんどい」というオーナーの声はここから来ています。
パワー不足というより、「パワーに対して車体が重い」と表現する方が正確です。
街乗りやのんびりツーリングでは全く問題ない一方、飛ばしたい場面では物足りなさを感じやすい、という特性のバイクです。
シート高800mmと足つきへの不安
2019年以降のモデルはシート高800mm。
数値だけ見ると「なんとかなりそう」と感じる方もいると思いますが、実際に跨ってみると数値以上に足つきが悪く感じます。
これはシートの幅が影響しています。シートが幅広な分、足を降ろしたときに股が開いた状態になり、地面までの体感距離が長くなるんです。
身長165cm前後のライダーから「片足しか届かない」「信号停車のたびに緊張する」という声が多いのはこのためです。
立ちゴケのリスクが高いバイクという印象が広まり、購入をためらう層が一定数いることが、不人気評価に拍車をかけている面もあります。
身長168cm以上であれば片足をしっかりつける人が多く、慣れれば問題ないというオーナーの声も多数あります。
400Xを買って後悔した人の声と欠点を整理します
不人気の理由が見えてきたところで、次は「実際に買って後悔した人が何に悩んでいるのか」を整理します。
購入前にここを知っておくかどうかで、満足度が大きく変わります。
「こんなはずじゃなかった」よく聞く後悔の声
オーナーの後悔談を分析すると、いくつかの共通パターンが浮かび上がります。
① 整備性の悪さにうんざり
DIYでメンテナンスをしたいライダーにとって、これが最大の誤算になりがちです。
スタイリッシュなカウルは複雑な爪とネジで組み合わされており、ちょっとした点検でも広範囲のカウルを外す必要があります。
ラジエーターキャップへのアクセスが特に大変で、冷却水の確認ひとつでも多くのパーツを取り外す作業が発生します。
出先でのトラブル対応は「プロに任せるしかない」という状況になりやすいのです。
② 長距離後の「お尻の痛み」問題
ツーリングバイクとして設計されていながら、10〜12時間を超えるロングツーリングではお尻の痛みを訴える声が多くあります。
直立に近いライディングポジションは楽に見えて、体重が座面一点に集中する構造でもあります。
ゲルザブや社外シートへの交換で解決したというオーナーも多く、最初から対策を取ることをおすすめします。
③ 「アドベンチャーなのにオフロードが無理だった」
19インチ化されたとはいえ、サスペンションのストローク量は本格オフローダーには遠く及びません。
フラットな砂利道なら走れますが、少し深い林道に持ち込むと車体の重さとサス不足が露呈します。
「アドベンチャー」という名前に期待しすぎると、ここでギャップを感じます。
| 後悔ポイント | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 整備性 | カウル脱着が複雑で手間がかかる | ショップ任せに割り切る |
| シートの痛み | 長距離でお尻が痛くなりやすい | ゲルザブ・社外シートで解消 |
| オフロード性能 | 林道の深いダートは苦手 | 舗装路・フラットダート限定で使う |
| 風圧・バフェッティング | 身長・ヘルメット形状によっては風切り音が出る | スクリーン交換で改善するケースが多い |
欠点はある。でも「致命的かどうか」は別の話
欠点をここまで並べると「じゃあ買わない方がいいのか?」と感じるかもしれません。
でも少し立ち止まって考えてほしいことがあります。
整備性の悪さは「DIYにこだわらなければ関係ない」話です。
シートの痛みは「社外品で解決できる」話です。
オフロード性能の限界は「最初からオンロード主体で使う人には関係ない」話です。
欠点は確かに存在しますが、それが自分の使い方に刺さる欠点かどうかを判断することが、後悔しない購入の第一歩です。
これはどのバイクも同じです。欠点がないバイクなんて存在しない。
重要なのは「その欠点が、自分の使い方においてどれだけ問題になるか」という視点です。
💡 維持費を抑えたいなら保険料の見直しも有効です
400ccクラスは車検があり、維持費が気になる方も多いはずです。
任意保険は会社によって年間1〜2万円変わることがあります。
更新前に一度比較してみると、思わぬコスト削減につながります。
💡 更新前に必ず確認を。保険料、比較で最大20,000円変わります
利用者1,100万人突破のインズウェブは、入力最短3分で複数社を一括比較できる無料サービスです。補償内容はそのままに、会社を変えるだけで保険料が大きく変わるケースは珍しくありません。
今すぐ無料で保険料を比較する →※見積もりを見るだけでOK。契約の義務はありません。
不人気でも400Xが「買って正解」と言える人の条件
欠点と後悔の話をしてきましたが、ここが本題です。
20年間バイクを見てきた経験から言うと、400Xは「正しい使い方を知っている人には最高のバイク」です。
ツーリングマシンとしての本当の実力
400Xが最も評価されているのは「旅の道具」としての完成度です。
数字で見ると、その理由がよく分かります。
タンク容量17L、実燃費は走行条件によって大きく変わります。
高速道路が混じるツーリングでは28〜29km/L前後、下道メインなら30〜35km/Lに達することもあります。
下道中心で計算した場合、一回の給油で500km前後の走行も可能です。
競合として挙げられるNC750Xは給油口がリアシート下にあるため、荷物を積んだまま給油するのが非常に不便。
その点、400Xは通常のタンク位置に給油口があるため、キャンプ道具を積んだままでもストレスなく給油できます。
2022年最終型の倒立フォーク・ダブルディスクブレーキ仕様になると、高速道路での直進安定性と乗り心地は大型バイクに引けを取りません。
「クラスを超えた快適さ」と表現するオーナーが多いのはこの年式です。
| 項目 | 400X(2022年) | コメント |
|---|---|---|
| タンク容量 | 17L | クラス最大級 |
| 実燃費(目安) | 28〜35km/L | 高速混在:28〜29 / 下道メイン:30〜35 |
| 航続距離(目安) | 約480〜590km | 走行条件によって変動 |
| 車両重量 | 199kg | 取り回しはやや重め |
| シート高 | 800mm | 165cm以上推奨 |
レギュラーガソリン仕様なのも地味に嬉しいポイントです。
ハイオク指定の大型バイクと比べると、燃料代のランニングコストに差が出ます。
向いている人・向いていない人の判断基準
ここを整理しておくと、購入判断がぐっとシンプルになります。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 「旅」を目的にバイクに乗る人 | 加速感・スポーツ走行を重視する人 |
| キャンプツーリング愛好家 | 本格的な林道・オフロードを走りたい人 |
| 大型バイクからダウンサイズを考えているベテラン | 周りの評価や「大型に乗れ」という声が気になる人 |
| 普通二輪免許でアドベンチャーを楽しみたい人 | 身長160cm以下で足つきに強い不安がある初心者 |
| 燃費・維持費のコスパを重視する人 | 自分でメンテナンスをしたいDIY派 |
「向いている人」の条件に2つ以上当てはまるなら、400Xは十分選択肢に入ります。
「向いていない人」の条件に当てはまるものが多いなら、他の選択肢を先に検討した方がいいかもしれません。
20年間バイクを見てきて感じるのは、400Xで後悔している人のほとんどが「バイクへの期待値がずれていた」だけだということです。
バイク自体の問題ではなく、「選んだ理由」が自分の使い方と合っていなかったケースがほとんどです。
なお、現在400Xは生産終了しており、購入するなら中古市場を探すことになります。
中古での選び方や年式ごとの違いについては、別記事でまとめています。
💡 ツーリングに出るなら盗難対策も忘れずに
400Xはツーリング先に停めることが多いバイクです。
長距離旅行中の盗難リスクは思っている以上に高い。
ロードサービス付きの盗難保険があると、万が一のときも安心して旅に集中できます。
🔐 盗まれたバイクの5台に4台は戻ってきません(検挙率約20%)
ZuttoRide Clubは4大メーカー公式パートナーの盗難保険。最大300万円まで補償され、年間4,400円から加入できます。ロックをいくら強化しても「盗まれた後」は保険しか守れません。
1分で保険料を確認する(無料) →※確認後すぐに加入しなくてもOKです。





コメント