CB650Rは、洗練されたネオスポーツカフェの美しいデザインと、気持ちよく回る直列4気筒エンジンで、街乗りからワインディングまで高い走行性能を誇ります。
中型バイクとしては扱いやすく、カスタムの幅も広いため、自分好みに仕上げられる魅力があります。
受注停止や製品の動向など気になる情報もありますが、その独特な魅力が現在も多くのライダーに支持されています。
この記事では、販売実績やユーザーの声、不人気と言われる理由から将来性まで、CB650Rの真実に迫りながら後悔しない選び方も解説します。
CB650Rは本当に売れてない?不人気と言われる噂の真相
CB650Rは本当に売れてないのでしょうか。
このバイクが不人気と噂される理由や立場を確認したい方が多いでしょう。
- 実際の販売台数から見るCB650Rの立ち位置
- なぜ「売れてない」というイメージが先行するのか
それぞれ解説していきます。
実際の販売台数から見るCB650Rの立ち位置
CB650Rは決して売れていないバイクではありません。
ホンダではCB650R/CBR650Rの合計で年間2,300台前後の販売計画があります。
販売ランキングでも毎年上位に入る実績があり、ランキングでは2019年が4位、2020年と2021年は3位、2023年でも5位という結果となっています。
このランキングでは、フレームやエンジンが同じ車種は合算されている場合があるので注意が必要です。
バイクの販売実績を重視する方には、実際の販売台数やランキングを参考にするのがおすすめです。
以上の通り、CB650Rは目に見える形で売れているバイクだと言えるでしょう。
ランキングのロジックや集計方法は公式も発表しているため、気になる方はそちらもチェックしてください。
データを見れば「売れてない」という印象はやや誤解かもしれません。
なぜ「売れてない」というイメージが先行するのか
市場で売れているCB650Rですが、「売れてない」と囁かれる背景があります。
理由の一つは同系のCBR650Rや他社フルカウル車の人気による比較です。
また、目立った売り切りキャンペーンや大きなSNS話題が少ないこともイメージの要因となります。
ネットの書き込みを見ていると、
- CBR650Rの方がよく見かける
- 派手なマイナーチェンジが少ない
- 販売台数自体の報道が目立たない
上記のような意見があります。
イメージだけでなく、情報の拡散や比較対象にも注目しておきましょう。
背景を知ったうえで、冷静に人気を判断することが大切です。
SNSや口コミの印象と実情にギャップがある場合も多いので、情報ソースはきちんと比較してみてください。
CB650Rが売れてない・不人気と言われる5つの理由
CB650Rが売れてない・不人気と言われる理由は複数あります。
どんな背景があるのか掘り下げておきましょう。
- フルカウルのCBR650Rに人気が集中しがち
- 「ちょうど良い」スペックが逆にパワー不足と感じさせる
- 独特のライディングポジションが乗りにくいとの声も
- 素直な乗り味で刺激が少なく飽きるという意見
- ロングツーリングでは人によって疲れを感じやすい
それぞれ解説していきます。
フルカウルのCBR650Rに人気が集中しがち
CBR650Rに人気が集まるため、CB650Rは影に隠れやすいです。
スポーティなフルカウルモデルが好まれる傾向があることで、ネイキッドモデルのCB650Rは販売面で割を食っています。
- 街中ではCBR650Rを多く見かける
- カウル好きな人がCB650Rを選ばない傾向
- 見比べて価格差を感じにくい
このような理由で、CBR650Rが「売れてない」と感じやすいです。
ランキングや台数で比較されやすい部分が特徴です。
スポーティなデザイン好きにはCBR650Rが人気といえますね。
「ちょうど良い」スペックが逆にパワー不足と感じさせる
CB650Rはスペック的に絶妙であるがゆえ、パワー不足と感じる声があります。
中型や250ccからのステップアップ組には十分なパワーですが、大型バイクを乗り継いできた人にはややパワー控えめに映ることがあります。
- 街乗りでは十分なパワー
- 高速での追い越しにやや物足りなさの声
- スペックを求める人には「中途半端」と映る
スペックのバランスを評価する声もあれば、刺激を求める人には物足りなく見えることもあるのです。
この絶妙さが、ポジティブにもネガティブにも評価されます。
チューニングやカスタムで個性を出す人も増えています。
独特のライディングポジションが乗りにくいとの声も
CB650R独自のライディングポジションが「乗りにくい」と感じられる場面があります。
特にセパレート寄りのバーハンドルが前傾姿勢を強調し、約206kgの車重やシート高810mmなどが要因とされています。
- 前傾姿勢で体が疲れやすい
- 取り回し時の重量感がある
- 足つきに不安を感じる人が多い
上級者以外や身長が低めの方からは「重たい」「ポジションが合わない」といった声があります。
ですがカスタムパーツでポジションを調整すれば、かなり乗りやすくなる例も多いです。
最初は戸惑いがちでも慣れると楽しめるというオーナーもいます。
素直な乗り味で刺激が少なく飽きるという意見
CB650Rは乗り味が非常に素直で扱いやすいため、刺激を求める方からは飽きるという意見も出ています。
万人受けしやすい設計ですが、逆に特徴の強いバイクが好みの方にはやや物足りなくなることも。
- クセがなく乗りやすい
- ロードスポーツらしい鋭さがやや薄い
- 長期間乗ると刺激不足と感じる
この特性ゆえ、安心感と乗りやすさを重視するユーザーには評価されています。
飽きがこない工夫やカスタムを取り入れるにも向いているといえるでしょう。
バイクに「刺激」を求めるか「安心感」か、好みで評価が分かれます。
ロングツーリングでは人によって疲れを感じやすい
長距離ツーリング派の中にはCB650Rが「疲れやすい」と感じる人がいます。
前傾気味のライポジや積載性の控えめさなどが要因になっています。
- 長時間走ると手首や腰への負担
- シートのクッション性不足を感じる場合も
- トランクスペースがほぼない
タンクバッグやシート交換など、カスタムで改善しているユーザーも多いです。
短時間利用や街乗りではまったく問題ないので、用途によって評価が違うと理解したいところです。
カスタム対応しやすいので、改善方法には色々と工夫が出来るモデルです。
それでもCB650Rはかっこいい!オーナーを魅了する本当の価値
CB650Rは多くのバイクファンからデザイン・中身ともに高く評価されています。
どの点がオーナーを惹き付けるのか見ていきましょう。
- 機能美を追求した唯一無二のネオスポーツカフェデザイン
- 滑らかに吹け上がる直列4気筒エンジンのフィーリングとサウンド
- 街乗りからワインディングまでこなす絶妙なバランス感覚
- 自分好みに染め上げるカスタムパーツの豊富さ
それぞれ解説していきます。
機能美を追求した唯一無二のネオスポーツカフェデザイン
CB650Rはネオスポーツカフェ系デザインを採用しており、街なかで映えるルックスです。
スチールフレームと丸目ヘッドライト、シンプルなタンク形状など、機能美が光ります。
- シンプルかつ力強いデザイン
- カフェ風のディテール
- どの方向から見ても絵になる
見た目を重視したい方は、満足度が非常に高いはずです。
自分だけの一台に仕上げたい人にはぴったりです。
滑らかに吹け上がる直列4気筒エンジンのフィーリングとサウンド
CB650Rならではの滑らかなエンジンフィールやサウンドは絶品です。
直列4気筒のスムーズな吹け上がりや独特なエキゾーストノートが所有感を高めます。
- 高音で伸びのある排気音
- トルク感とスムーズな加速
- 高回転まで爽快に吹け上がる
エンジン音を楽しむためにCB650Rを選ぶオーナーも多いです。
マフラー交換によるチューニングも人気があります。
街乗りからワインディングまでこなす絶妙なバランス感覚
乗りやすさとスポーティさがちょうど良いバランスです。
ハンドリングの軽快さ・安定感が両立されており、ワインディングでも街乗りでも十分に楽しめます。
- 低速域でも扱いやすい
- ワインディングでの安定感
- 扱いきれるパワー感
初心者からベテランまで幅広くおすすめできるバイクです。
通勤・通学から休日ツーリングまで用途を選びません。
自分好みに染め上げるカスタムパーツの豊富さ
CB650Rはカスタムの楽しさも一つの魅力です。
社外パーツや純正オプションが非常に充実しており、ハンドル・シート・マフラーなど幅広い選択肢があります。
- ハンドルやシートを気軽に変更できる
- 足回り強化パーツも多い
- マフラー交換でサウンドも劇的に
カスタム好きの方や個性を出したい方には特にうれしい要素です。
維持やカスタムについてSNSでもたくさんの実例が投稿されています。
購入後に後悔しないために知っておくべきこと
CB650Rを検討している方には、知っておくと役立つポイントがあります。
後悔しない選び方やポイントをご紹介します。
- CB1000RやCBR650Rとどっちを選ぶべきか比較する
- 中古車選びで失敗しないためのチェックポイント
- 足つきや実車の取り回しを試乗で確認する
それぞれ見ていきます。
CB1000RやCBR650Rとどっちを選ぶべきか比較する
CB1000RとCB650Rは用途や好みで選ぶべきです。
CB1000Rは140馬力超のパワー型で長距離や高速巡航向き、CB650Rは街乗り・取り回し重視のバイクです。
- 取り回しやすさ優先→CB650R
- パワーや高速重視→CB1000R
- フルカウルスポーツ好き→CBR650R
使い方や重視する項目で選ぶのがポイントです。
価格面や維持コストも見比べておくと良いでしょう。
中古車選びで失敗しないためのチェックポイント
CB650Rの中古市場は動きが活発です。
ポイントを押さえて選べば、良質な一台に出会えます。
- 走行距離と事故歴を必ず確認
- メンテ履歴や整備記録も重要
- カスタム歴はショップで要相談
価格の妥当性は業者のオークションデータや平均落札額を参考にしましょう。
カスタム車の場合、純正パーツの有無も確認してください。
足つきや実車の取り回しを試乗で確認する
実車にまたがって足つきや取り回しを確認してください。
CB650Rは810mmのシート高と約207kgの重量で、身長や体型で大きく印象が変わります。
- 取り回しに不安を感じる人がいる
- ローダウンなどカスタムで補える
- 一度は試乗して判断するのがおすすめ
実際の走行感や扱いやすさは試してみないと分かりません。
試乗できる機会があれば、ぜひ体験してみてください。
受注停止はチャンス?CB650Rの気になる将来性
CB650Rの受注状況や今後の展望について解説します。
半導体等の影響や最新モデルの動向もチェックしましょう。
- 受注停止の背景にある半導体不足と規制の影響
- 希少価値が高まりリセールバリューに影響する可能性
- 最新E-Clutch搭載モデルの登場と今後の展望
それぞれ解説していきます。
受注停止の背景にある半導体不足と規制の影響
CB650Rが一部で「受注停止」と言われる背景には、半導体不足や排ガス規制の影響があります。
- 新機構搭載や生産調整で納期遅れ
- 部品供給や認証関係の調整が生じやすい
- 公式発表でなく一部販売店の判断による停止も
最新情報をメーカーや正規販売店で確認しておくと安心です。
納車時期はタイミングによってずれが生じる場合があります。
希少価値が高まりリセールバリューに影響する可能性
生産遅延や受注停止情報で中古バイク市場に動きが出ることもあります。
需要と供給のバランスによって中古価格やリセールバリューが変動します。
- 限定色や希少スペックは値上がり傾向
- 新モデルが出ると旧モデル在庫処分で値下げも
- きちんとメンテされた低走行車は特に有利
相場のチェックや売却時期の見極めもポイントです。
いま乗っている方はリセールも気にしておきましょう。
最新E-Clutch搭載モデルの登場と今後の展望
最新モデルではE-Clutch(エレクトロニッククラッチ)の搭載が注目されています。
より快適に、そして初心者でも扱いやすい進化を遂げているのがポイントです。
- 電子クラッチでシフトチェンジが楽になる
- 次期モデルで装備充実が期待できる
- モデルチェンジ時期なども注視
これからCB650Rを狙うなら、新技術搭載モデルや中古の動向も要チェックです。
CB650Rに関するよくある質問
CB650Rの検討中によく出てくる質問に端的に答えます。
- 本当にパワー不足で遅いバイクなのですか?
- 生産終了したというのは本当ですか?
- 身長が低いと足つきは厳しいですか?
それぞれ答えます。
本当にパワー不足で遅いバイクなのですか?
CB650Rは一般的な利用ではパワー不足を感じにくいとされています。
最大出力77~95馬力で、街乗りやツーリングでも十分なパワー感があります。
ただし、1000ccクラスなどと比較すると物足りなく感じる人もいるでしょう。
日常使いから高速道路まで不足はありません。
生産終了したというのは本当ですか?
生産終了という公式アナウンスはありません。
ただし一部販売店で「受注停止」や納期遅延が発生した時期がありました。
今後も最新モデル発表や限定カラーの展開がありますので、入手時期は確認してください。
身長が低いと足つきは厳しいですか?
シート高810mmなので、身長165cm前後の方でもつま先着きになるケースが多いです。
ローダウンシートやサスペンション調整などで対策できます。
心配な方は必ず試乗し、足つき感を実車で確認するのがおすすめです。
まとめ
CB650Rは決して「売れてない」わけではなく、街乗りからツーリングまで幅広く楽しめるバイクです。
フルカウルのCBR650Rに比べると目立ちにくいものの、独特のネオスポーツカフェデザインや滑らかな4気筒エンジンは多くのライダーを惹きつけています。
パワーや乗り味への賛否はありますが、カスタムの自由度が高く、用途や好みに合わせた楽しみ方が可能です。
中古市場や受注停止の動向も注目される中、試乗や比較検討を通じて自身に合う一台を見つけることが大切です。
CB650Rの魅力や注意点を理解した上で、納得のいく選択をしてください。
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