Hondaが中国で「CB250SS CONCEPT」を世界初公開し、「日本でも発売されるのか」「2027年春に買えるのか」と気になっている人も多いと思います。
先に結論を言うと、CB250SSの日本発売はまだ正式発表されていません。
ただし、中国専売ではなく海外市場への展開方針が示されているため、私は日本へ導入される可能性は十分あると見ています。
日本に入るなら価格は60万円台後半〜70万円台前半を中心に予想しますが、2027年春という情報は中国側の量産版発売予定であり、日本発売日ではありません。
- CB250SS CONCEPTの日本発売が決まっているのか
- 2027年春という発売予定の意味
- 249cc単気筒・TFT・RoadSyncなど新型の特徴
- CL250・GB350との違いと日本価格の予想
CB250SS CONCEPTは中国で世界初公開|量産版は2027年春予定
CB250SS CONCEPTは、2026年9月に開催された中国国際摩托車博覧会(中国摩博会)で世界初公開された250ccクラスのコンセプトモデルです。
中国摩博会を報じた京報網の記事では、中国のZ世代を意識したレトロスタイルの入門モデルとして紹介されています。
発表内容を見る限り、単なるショーモデルで終わる扱いではなく、量産版を2027年春に発売する予定まで示されているのが大きなポイントです。
日本発売は未発表だが、Hondaは海外展開を予定している
2026年9月21日時点で、Honda Japanの二輪車ラインアップにCB250SSは掲載されておらず、日本向けの発売日や価格も発表されていません。
一方、中国側ではCB250SSを中国市場だけに閉じたモデルではなく、中国を中心に今後海外市場へ展開する方針が示されています。
日本が展開先に明記されたわけではありませんが、「中国専売だから日本には来ない」と決めつける状況でもありません。
249ccの軽二輪クラスは日本でも扱いやすく、HondaにはCL250という同排気量の現行車もあるため、国内導入を考えられる土台はあります。
ただしCL250と商品が重なる部分も大きいため、日本でどの位置づけを与えるのかはHondaの販売戦略次第でしょう。
2027年春は中国側の量産予定で、日本発売日ではない
「量産版は2027年春予定」という情報を見ると、日本でも同じ時期に発売されるように感じますが、その2027年春は中国側の予定です。
発表されているのは中国側の量産版発売予定で、日本向けモデルの型式、認証、価格、販売店への案内はまだ出ていません。
そのため、日本発売があるとしても中国と同時期とは限らず、少し遅れて導入される可能性も、国内投入自体が見送られる可能性も残っています。
日本については、Honda Japanから正式発表が出るまでは発売時期を決め打ちしない方がよいでしょう。
CB250SSは249cc水冷単気筒のレトロスクランブラー
CB250SSは、昔ながらの丸みを帯びたシルエットに現代的な足まわりと電子装備を組み合わせた、レトロスクランブラー系の250ccモデルです。
展示車は白と赤を基調とし、X字型のヘッドライトガードやフラットに近いシートなどで「SCRAMBLER Spirit」を表現しています。
見た目はクラシック寄りですが、中身まで昔風に簡素化したバイクではありません。
軽量フレーム・倒立フォーク・Pro-Linkを採用
エンジンは249ccの水冷単気筒で、新設計の軽量フレームを組み合わせると発表されています。
フロントには倒立フォーク、リアにはPro-Link式サスペンションを採用しており、価格を抑えた入門車だから足まわりも最低限という構成ではありません。
Hondaは扱いやすさを重視したモデルとして紹介しているため、性格としては最高速や絶対的なパワーを競うスポーツ車より、街乗りやツーリングで気軽に楽しむ方向だと考えられます。
なお、最高出力、車両重量、シート高、燃料タンク容量、ホイールサイズなどはまだ正式値が示されていないため、展示車の見た目から数字を推測するのは避けます。
円形TFT・Honda RoadSync・ABSも装備
メーターはレトロな外観に合わせた円形ですが、中身はTFTディスプレイです。
第二世代Honda RoadSyncにも対応し、スマートフォン連携を含む現代的な使い勝手を持たせています。
ABSも装備されるため、CB250SSは「旧車風の見た目を楽しみながら、装備は新しい」という性格がはっきりしています。
日本へ導入されるなら、このレトロな外観とTFT・RoadSyncの組み合わせはCL250やGB350との差別化ポイントになりそうです。
「SS」はStylingやStoryなど新しい意味を持たせている
車名の「SS」を見て、Super Sportの略だと考える人もいるかもしれません。
しかし今回Honda側は、SSにStyling(スタイル)やStory(ストーリー)など複数の意味を持たせ、唯一の答えを決めないという説明をしています。
つまりCB250SSは、速さを前面に出したスーパースポーツではなく、自分らしいスタイルや遊び方を楽しむモデルとしてSSという名前を使っているわけです。
CB250SSは昔のCB250SSの復活なのか?
「CB250SS」という名前は完全な新造語ではなく、海外の旧車資料には1960年代末ごろのHonda車をCB250SSと呼んでいる例があります。
ただし、今回の新型はその旧CB250SSを現代に復刻したモデルとして発表されたわけではありません。
1968〜69年ごろの海外にはCB250SSと呼ばれた車両がある
英国のHonda SOHC系オーナーコミュニティには、1968〜69年ごろのCB250SS(K0)に言及する記録が複数残っています。
たとえばSOHCクラブの投稿では、英国仕様の1969年CB250SS(K0)について具体的に触れられています。
一方、日本で「CB250SS」が広く使われた正式販売名だったとまでは言い切れないため、ここでは海外で同名が使われた記録があることまでに留めます。
新型は旧車の復刻ではなく、新しい250ccモデルとして見るのが自然
今回Hondaが説明しているのは、中国の若いユーザーを意識した新しい入門レトロモデルという位置づけです。
しかも249cc水冷単気筒、倒立フォーク、TFT、RoadSyncという構成は、1960年代の旧車を機械的に再現する方向とは大きく異なります。
同じ「CB250SS」という呼び名が過去にあったことと、新型が旧車の直系後継であることは別の話です。
CB400SSやCB223Sを思わせる雰囲気もありますが、現段階では「昔のSSが復活した」というより、新しい250ccレトロモデルにCB250SSという名前を与えたと見る方が自然です。
CB250SSが日本発売されたらCL250・GB350と何が違う?
日本導入を考えるうえで気になるのは、すでにHondaにCL250とGB350があることです。
3車ともクラシックやスクランブラー系の雰囲気を持ちますが、狙っている立ち位置は少しずつ違います。
| 車種 | 主な特徴 | 価格・国内状況 |
|---|---|---|
| CB250SS | 249cc水冷単気筒/倒立フォーク/円形TFT/RoadSync | 日本未発表 |
| CL250 | 249cc水冷単気筒/スクランブラー/19インチ前輪 | 649,000円〜 |
| GB350 | 348cc空冷単気筒/クラシックなロードスター | 649,000円〜 |
CL250とは249cc水冷単気筒が共通するが、CB250SSはよりレトロな外観
現行CL250はCB250SSと同じ249cc水冷単気筒で、価格は649,000円、E-Clutch仕様は704,000円です。
CL250はフロント19インチのセミブロックタイヤや正立フォークを採用し、舗装路からフラットダートまで楽しめるスクランブラー色が強いモデルです。
対してCB250SSは、丸形の意匠や低く水平に見えるシルエットなど、よりレトロな見た目を強く押し出しています。
倒立フォークや円形TFT、RoadSyncも含めると、「中身は現代的だが見た目はクラシック」という方向でCL250との差を作るのではないかと思います。
CL250自体の購入判断や弱点については、CL250が売れてないと言われる理由の記事で詳しくまとめています。
GB350より排気量が小さく、現代装備を前面に出した軽二輪になる
GB350は348cc空冷単気筒で、価格は649,000円からです。
空冷エンジンそのものの造形や鼓動感を楽しむクラシックロードスターで、CB250SSより排気量も大きく、車検が必要な251cc以上の区分に入ります。
CB250SSは249ccなので、日本仕様も同排気量で導入されれば軽二輪となり、定期車検の対象外です。
見た目のクラシック感だけで選ぶならGB350も強力ですが、「250ccの軽さ・維持の手軽さ」とTFTやスマホ連携を両立したい人にはCB250SSが独自の選択肢になる可能性があります。
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CB250SSの日本価格は60万円台後半〜70万円台前半と予想
日本価格はまだ発表されていませんが、私は60万円台後半〜70万円台前半が中心になると予想します。
根拠は、Honda国内の近い車種がすでに60万円台後半〜70万円台前半に集まっていることと、CB250SSの装備が「とにかく安い250cc」に見えないことです。
CL250は64万9,000円、GB350も64万9,000円から
現在のCL250は649,000円、CL250 E-Clutchは704,000円です。
GB350もカラーによって649,000円または671,000円で、GB350 Sは693,000〜715,000円、GB350 Cは715,000円となっています。
この価格帯へCB250SSを置くなら、60万円台後半〜70万円台前半はHondaの国内ラインアップから見ても不自然ではありません。
逆に70万円台後半以上になると、CL250 E-ClutchやGB350系に対して価格面でかなり近くなり、入門モデルとしての分かりやすさが薄れます。
倒立フォークやTFT装備を考えると大幅な廉価車にはなりにくい
中国側はCB250SSを高コストパフォーマンスのモデルとして打ち出しています。
ただし、倒立フォーク、円形TFT、第二世代Honda RoadSync、ABSなどを標準装備するため、日本でCL250より大幅に安い価格を前提にするのも早いと思います。
日本仕様では装備や販売条件も変わり得るため、中国での価格が発表されたとしても単純な円換算では決まりません。
60万円台後半〜70万円台前半はあくまで現行Honda車との位置関係から見た筆者予想で、正式価格ではありません。
CB250SSを待つべき?CL250を今買うべき?
CB250SSが気になっていても、日本発売時期が決まっていない以上、誰にでも「待つべき」とは言えません。
判断しやすいのは、CB250SSでなければ満たせない条件があるかどうかです。
レトロな見た目と250ccの軽さを両立したいなら続報を待つ価値がある
丸形TFTやクラシックな外観に惹かれ、しかも249ccの軽二輪クラスにこだわるなら、CB250SSの国内情報を待つ価値があります。
GB350では排気量と車検区分が変わり、CL250では外観がより現代的なスクランブラー寄りなので、CB250SSはその間を埋める存在になり得ます。
「250ccで、見た目はもっとクラシック、装備は新しい」という条件が一番大事なら、国内導入の可否が見えるまで様子を見るのは合理的です。
発売時期が決まっていない車を待てないならCL250が現実的
すぐに250ccクラスのスクランブラーが欲しいなら、現在販売されているCL250の方が現実的です。
価格、重量、シート高、販売店、純正アクセサリーなど購入に必要な情報がすべて揃っており、納期も販売店へ具体的に確認できます。
CB250SSは国内発売そのものが未確定なので、半年後や1年後に必ず買えるという前提では予定を立てられません。
レトロ感への強いこだわりがなければ、すでに買えるCL250を選び、乗りたい時期を逃さない考え方も十分ありです。
CB250SSは日本導入の可能性あり|ただし2027年春発売とは考えない
海外展開方針と249ccという排気量を考えると、CB250SSは日本に来ても不思議ではないモデルだと思います。
一方で、2027年春という中国側の予定を日本発売日へ置き換える根拠はないため、国内発表が出るまでは「日本導入の可能性がある新型」として追うのがちょうどよいでしょう。




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