ヤマハYE-01は、現時点で市販車ではなく、競技開発を目的としたRacing Conceptです。
価格・発売日・国内販売計画は公表されておらず、車重やバッテリー容量、最高出力の具体的な数値にも未発表の項目が残っています。
一方で、新設計フレームや専用電動パワーユニット、クラッチなど開発の方向性は明らかになっており、MXEP参戦を見据えた競技プロジェクトとして動いています。
2026年10月8日時点でMXoN 2026は閉幕しており、MXEPの開始時期も、YE-01の実走完了を明示したヤマハ公式の追加報告も確認できていません。
- YE-01は市販されるのか
- 公表済みスペックと未公表項目
- 電動車にクラッチを残した狙い
- MXEP参戦計画とMXoN 2026の現在地
ヤマハYE-01は市販される?現時点で発売予定は未発表
YE-01はヤマハが2026年9月28日に発表した電動モトクロスのRacing Conceptで、市販モデルとしては発表されていません。
ヤマハ発動機の公式発表でも、競技領域での開発車として紹介されています。
価格・発売日・国内販売は未発表
2026年10月8日時点で、YE-01の価格、発売日、日本での販売時期は公表されていません。
市販化を前提にした予約情報や価格予想も公式情報ではないため、記事では未発表のまま扱うのが正確です。
まずは競技開発用のRacing Concept
YE-01の現在の役割は、電動モトクロスを競技環境で開発し、将来のレース投入へつなげることです。
ヤマハはMXEPへの参戦を見据えた取り組みとしてYE-01を位置づけており、市販車の発売計画とは分けて考える必要があります。
YE-01のスペックはどこまで分かっている?
YE-01は主要技術の一部が公表されている一方、購入判断で気になる定量スペックの多くはまだ明らかになっていません。
| 区分 | 項目 | 2026年10月8日時点 |
|---|---|---|
| 公表済み | 車体 | YZ450Fで培ったシャシー技術をベースにした新設計フレーム |
| 公表済み | パワーユニット | ヤマハとElectric Motionが共同開発したYE-01専用電動ユニット |
| 公表済み | 操作系 | クラッチを搭載 |
| 公式言及あり | 技術 | 液冷、パワーモード、トラクションコントロールなど |
| 未公表 | 定量スペック | 最高出力の数値、車重、バッテリー容量、走行時間、充電時間など |
| 未公表 | 市販情報 | 価格、発売日、国内販売計画 |
新設計フレームと専用電動パワーユニット
日本の最新公式発表では、YZ450Fで培ったシャシー技術をベースにYE-01用の新設計フレームを開発したと説明されています。
そのため「YZ450Fの車体へ電動ユニットを載せ替えたモデル」と単純化するのは適切ではありません。
電動パワーユニットもYE-01専用で、ヤマハとElectric Motion SASが共同開発しています。
液冷・MXGP級出力・パワーモードも公式言及あり
ヤマハ欧州の2025年発表では、液冷電動パワートレインや油圧クラッチ、バッテリー配置による重心最適化について説明されています。
同発表ではMXGPレベルの出力を狙うことに加え、パワーモードやトラクションコントロールなどの電子制御にも言及しています。
ただし「MXGP級」という表現は目標とする性能水準を示すもので、具体的な最高出力の数値が公表されたという意味ではありません。
車重・バッテリー容量・最高出力の数値は未公表
最高出力の数値、車重、バッテリー容量、1回の充電で走れる時間や距離、充電時間は公式な定量値を確認できません。
Electric Motionの既存市販車に使われている数値をYE-01へ当てはめることもできないため、ここは今後の追加発表を待つ部分です。
電動YE-01にクラッチを残した理由
YE-01の特徴として目を引くのが、電動車でありながらクラッチを備えている点です。
ヤマハはクラッチ操作によってライダーが駆動力へ直接介入できることを重視しており、モトクロス特有のマシンを操る感覚を残す狙いを示しています。
内燃機関の変速操作をそのまま再現するためではなく、ジャンプやコーナー立ち上がりなど競技で必要な入力手段を残す考え方と捉えると分かりやすいです。
実際の操作感や効果については試乗情報ではないため、公式説明を超えて断定しません。
YZ450FとElectric Motionの技術を組み合わせた開発車
YE-01は、ヤマハがモトクロス競技で培ってきた車体技術と、Electric Motionが持つ電動オフロード技術を組み合わせた共同開発車です。
YZ450Fで培った車体技術をベースに専用フレームを開発
ベースになっているのはYZ450Fそのもののフレームではなく、YZ450Fで蓄積したシャシー技術です。
電動パワーユニットとバッテリーを前提にしたYE-01専用の新設計フレームとすることで、競技用電動モトクロスとしてのパッケージを作っています。
Electric Motionとの協業は2024年の出資から始まった
ヤマハは2024年にフランスのElectric Motion SASへ出資し、競技用電動二輪の技術開発で協業を模索すると発表しました。
出資時の公式発表からYE-01までを見ると、資本関係だけでなく専用パワーユニットの共同開発へ進んだことが分かります。
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MXEPは2026年参戦予定から「近い将来」へ
YE-01を理解するうえでは、電動モトクロスカテゴリーMXEPのスケジュールが当初の説明から変化している点が重要です。
| 時期 | 発表主体 | MXEP・YE-01の位置づけ |
|---|---|---|
| 2024年 | Infront Moto Racing | MXEPを2026年デビュー予定の電動カテゴリーとして発表 |
| 2025年 | ヤマハ | YE-01で2026年のMXEP参戦を目標 |
| 2026年9月 | ヤマハ | MXEPは近い将来開始予定、YE-01は参戦を見据えた取り組みと説明 |
MXEPは当初2026年デビュー予定だった
MXGP側の2024年発表では、MXEPは2026年にデビューする電動モトクロスカテゴリーとして案内されました。
この時点では「2026年開始」が計画として明確に示されていたことになります。
ヤマハも2025年は2026年参戦を目標にしていた
ヤマハも2025年のYE-01発表では、2026年のMXEP参戦を目指して開発を進める方針を示していました。
そのため過去記事やニュースに「2026年参戦予定」と書かれていても、当時の公式計画を反映した表現です。
最新発表では参戦時期を明示していない
2026年9月28日の最新発表では、MXEPは近い将来の開始予定とされ、YE-01も参戦を見据えた取り組みとして説明されています。
開始時期を2026年と改めて確定した表現ではないため、現時点で「YE-01が2026年にMXEPへ参戦する」と断定するのは避けるべきです。
MXoN 2026は閉幕|YE-01の実走情報はどこまで分かった?
ヤマハは2026年10月2〜4日にフランス・Ernéeで開催されたMXoN 2026で、YE-01を展示しエキシビション走行を行うと事前に発表していました。
MFJの大会案内にも日程が掲載され、MXoN 2026は10月4日に閉幕しました。
会場で予定されたデモ走行は、ショー会場での静止展示とは違い、電動モトクロス車の走りを観客に伝えることが狙いでした。
MXGP主催者の事前案内では、YE-01とホンダのCR ELECTRIC PROTOによるデモ走行が10月3日・4日の各12時45分に予定されていましたが、10月8日現在、YE-01の実走完了や追加スペックを明示したヤマハ公式の報告は確認できていません。
YE-01の次の焦点は実走結果とMXEP参戦の具体化
YE-01は市販車として発表されたモデルではなく、ヤマハが電動モトクロスを競技で育てるためのRacing Conceptです。
現段階では「買えるか」よりも、MXoNで予定された実走の公式報告、MXEPの具体的な開始時期、追加スペック、市販計画の有無が次の確認ポイントになります。
今後の公式発表でMXEPの具体的な日程や定量スペック、市販計画が示されたときが、YE-01のプロジェクトが次の段階へ進んだと判断しやすいタイミングです。




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