「ADV160は生産終了したの?」「2024年に注文できないと言われたのはなぜ?」と気になっている人も多いと思います。
結論から言えば、ADV160という車種は生産終了していません。
Honda公式では2026年5月21日発売の現行仕様が掲載されており、2026年9月12日時点でもADV160の商品ページを確認できます。
ただし、2024年夏に「生産終了」「受注ストップ」という情報が販売現場で実際に出ていたのも事実です。
この記事では、当時の情報を単なるデマで片付けず、2024年の受注停止とその後のモデル切り替えを時系列で整理し、「なぜ生産終了と言われたのか」まで踏み込みます。
- ADV160が2026年も現行モデルであること
- 2024年に「生産終了・受注停止」と言われた理由
- 2026年仕様の価格と追加された装備
- 在庫・納期と旧型リコールで確認すべきこと
ADV160は生産終了していない|2026年も現行モデル
まず現在の状況から確認すると、ADV160はHondaの現行ラインアップに残っています。
2024年に一度「生産終了」と言われたからといって、ADV160という車種そのものが終了したわけではありません。
2026年5月発売モデルは539,000円
Hondaは2026年4月17日にADV160の装備変更を発表し、5月21日に発売しています。
メーカー希望小売価格は539,000円で、156ccのeSP+エンジン、最高出力16PS、シート高780mm、車両重量137kgです。
2026年仕様ではHonda RoadSyncと5インチフルカラーTFTメーターを新たに採用し、フロントインナーボックスの電源もUSB Type-Cになりました。
発売日や価格、主要装備はHondaの2026年4月17日ニュースリリースで確認できます。
Honda公式の現行ラインアップにADV160が掲載されている
2026年9月12日時点でも、HondaのADV160公式商品ページには539,000円の現行車と3色のカラーバリエーションが掲載されています。
ここで大事なのは、「Hondaが現行モデルとして掲載していること」と「近所の販売店ですぐ注文・納車できること」は別だという点です。
店舗の在庫や入荷枠によっては欲しい色がない、納期が長い、いったん注文を受けられないということはあり得ます。
それだけを見て「また生産終了した」と判断しない方がよいでしょう。
ADV160が「生産終了」と言われた理由
では、なぜ2024年に生産終了という話が広まったのでしょうか。
ここは「噂が勝手に一人歩きした」だけでは説明できません。
販売店で本当に生産終了・受注停止と案内された時期があり、その数カ月後にHondaが次の仕様を発表しています。
2024年夏に販売店で生産終了・受注停止の案内が実際に出た
2024年夏には、販売店でADV160の生産終了・注文不可と案内された例がありました。
また、価格.comでも2024年7月8日に「もう生産終了?」というスレッドが立ち、販売店へ問い合わせたところ生産終了・注文不可と案内されたという投稿があります。
ネット上だけで突然作られた話ではなく、当時バイクを買おうとした人が「店で注文できない」と言われる状況があったわけです。
ハヤサカサイクル自身も2025年1月の記事で「昨年は生産終了の情報も出ましたが、人気を受け2025年モデルも引き続き発売」と振り返っています。
その後2024年11月にHondaがカラー変更モデルを発表した
ところがHondaは2024年11月7日、ADV160のカラーバリエーション変更を公式発表し、同年12月19日に発売しました。
価格は495,000円で、新色のミレニアムレッドとアステロイドブラックメタリック、継続色のパールスモーキーグレーという3色構成です。
つまり夏に「生産終了」と案内されたあとも、ADV160という車種は数カ月後に次の仕様へつながっています。
この時系列はHondaの2024年11月7日ニュースリリースでも確認できます。
旧仕様の終了がADV160そのものの終了と受け取られた可能性が高い
Hondaは2024年夏の生産終了・受注停止について、その理由まで公式に説明していません。
そのため「モデルチェンジのために止めた」とメーカーの確定情報のように書くことはできません。
ただ、夏に当時仕様の生産終了・受注停止案内が出て、11月に次のカラー変更仕様が発表された流れを見ると、私は旧仕様から次仕様への切り替えが「ADV160そのものの終了」と受け取られた可能性が高いと考えます。
言い換えると、「生産終了という情報が全部間違いだった」のではなく、「何が生産終了したのか」という主語が抜けたことで話が大きくなった、と見るのがしっくりきます。
バイク歴20年の自分でも、販売店で車名だけを挙げて「生産終了です」と言われれば、次の仕様を知らない段階では車種そのものが終わると受け取りかねません。
なお、半導体不足を2024年の原因と決めつける根拠もありません。
HondaはADV160発売前の2022年に製品・部品入荷や物流の遅延を案内していますが、それを2024年夏の生産終了理由へそのまま結びつけるのは無理があります。
2026年モデルで変わった価格と装備
ADV160が現在も続いていることは、2026年仕様の変更内容を見ても分かります。
一方で、価格表は「2024年モデル」「2025年モデル」のような曖昧な年式呼称より、Hondaが公式発表した発売時期で比べる方が混乱しません。
価格は539,000円、RoadSyncと5インチTFTを採用
2026年5月発売仕様のメーカー希望小売価格は539,000円です。
大きな変更は、Honda RoadSyncと5インチフルカラーTFTメーターの採用、USB Type-Cソケットへの変更、車体前部側面のカバー形状変更です。
エンジンは156ccで最高出力16PS、シート高は780mmと、基本的な数字は従来仕様と大きく変わっていません。
車両重量は2024年12月発売仕様の136kgから137kgになっています。
「値上げ分がそのまま装備代」という原価の内訳はHondaから公表されていないので、そこまで単純には言えません。
ただ、価格が上がった一方でスマホ連携やメーター、電源まわりなど使い勝手に関わる装備が増えた、という事実は購入時の比較材料になります。
発売時期ごとの価格は公式リリース基準で比較する
| 発売時期 | 価格(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 2023年1月 | 473,000円 | ADV160国内発売 |
| 2024年12月 | 495,000円 | カラー変更 |
| 2026年5月 | 539,000円 | RoadSync・5インチTFT等 |
初代ADV160の国内発売時価格は473,000円で、Hondaの2022年10月28日発表では2023年1月26日発売とされています。
そこから2024年12月発売仕様が495,000円、2026年5月発売仕様が539,000円となりました。
この並べ方なら、「2024年モデルは何円だった?」という年式の呼び方に引っ張られず、どの公式発表の車両を指しているか分かりやすくなります。
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ADV160の在庫・納期は「生産終了」と分けて考える
ADV160が現行車でも、販売店へ行けば必ずその場で注文できるとは限りません。
ここを分けて考えないと、2024年と同じように「買えない=車種終了」と誤解しやすくなります。
新車の注文可否と納期は販売店ごとに確認する
新車の在庫、次回入荷、予約枠、希望色の注文可否は販売店ごとに確認するのが確実です。
同じADV160でも、ある店舗には在庫があり、別の店舗では次回入荷待ちということは普通にあります。
Honda公式で現行掲載されているかは「車種が継続しているか」を見る材料で、納期は「その店でいつ買えるか」を見る材料です。
この2つは似ていますが、別の話です。
旧年式・旧カラーの「在庫限り」は車種終了とは限らない
カラー変更や装備変更の前後では、旧仕様が「在庫限り」になることがあります。
しかし、その表示だけでADV160という車名まで終了すると判断するのは早いです。
2024年はまさに、夏の終了・受注停止情報のあとに12月発売の次仕様が続きました。
今後も似た状況が出たら、「旧仕様の在庫が終わる話なのか」「メーカーが車種全体の終了を発表したのか」を分けて確認すると混乱しにくくなります。
足つきや取り回しなどADV160自体の後悔ポイントを知りたい場合は、ADV160で後悔する5つの理由で詳しく扱っています。
旧型ADV160を買うならリコール対応歴を確認する
中古車や旧仕様を探す場合は、生産終了の話とは別に2025年3月27日届出のリコールを確認しておきたいところです。
ここは安全に関わるため、噂ではなくHonda公式の内容で判断してください。
オイルポンプドリブンギヤのリコール対象と原因
対象は型式8BK-KF54の一部で、Hondaの届出では車台番号KF54-1000004〜1008064、製作期間2022年10月19日〜2024年2月9日の範囲に7,031台が含まれます。
ただしHondaは、この車台番号範囲の一部には改修対象ではない車両も含まれると注意書きしています。
原因は「部品供給不足でオイルが回らなかった」ことではありません。
Hondaによると、オイルポンプドリブンギヤの材料・成型が不適切なものや、ドライブギヤの歯面が粗いものがあり、ドリブンギヤが摩耗・破損すると油圧が低下し、最悪の場合は走行中にエンジンが停止して走行不能になるおそれがあります。
改善措置はオイルポンプドリブンギヤを対策品へ交換するもので、詳細はHondaのADV160リコール情報で確認できます。
車台番号で対象・改修状況を確認する
中古のADV160を検討するなら、保証書の有無だけで判断せず、まず車台番号を確認してください。
Hondaのリコールページには車台番号から対象車両を検索する導線があり、該当する場合は販売店で改修状況も確認できます。
「対象になりそうな年式だから避ける」ではなく、目の前の車両が対象か、対策済みかを確認する方が確実です。
Hondaは現在も部品準備に時間がかかっている旨を案内しているため、未改修車なら修理時期もあわせて販売店へ確認しておくと安心です。
ADV160は現行販売中。2024年の「生産終了」は旧仕様との切り分けが重要
ADV160は2026年9月時点でもHonda公式に掲載されている現行モデルで、2026年5月発売仕様の価格は539,000円です。
2024年の「生産終了」を全部デマ扱いするのも、逆に「ADV160はそこで終わった」と考えるのも、どちらも実際の流れとは合いません。
当時仕様の終了と、ADV160という車種の終了を分けて考える。
この切り分けができれば、なぜ生産終了と言われたのかも、今ADV160が普通にラインアップされている理由も、かなり分かりやすくなると思います。





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